新・平家物語(二十) (新潮文庫 よ 3-39)

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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101154893

作品紹介・あらすじ

短くはあれ、義経は、思うざまに生きたぞ。頼朝の追捕の手を逃れ、姿を隠していた義経だったが、若き頃、その身を托していた奥州の藤原秀衡を頼り、平泉に向かうことを決意する。大仏殿勧進のための山伏姿に身をやつした主従は、安宅の関を弁慶の雄弁と機智で通過し、無事平泉にたどり着く。衣川に館を構え、つつましい生活をおくる義経だったが……。義経の逃避行とその最期を描く二十巻。大河歴史小説完結。

感想・レビュー・書評

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  • ラストシーンは普遍的なものだと思う。

    それは源平合戦であれ、戦後日本であれ、変わらない。

  • 戦後復興期に7年続いた週刊誌連載小説の完結編。義経の最期とその後の世情が情感たっぷり描かれる。ラスト、ささやかな「幸せ」を噛み締める麻鳥の言葉がジーンとくる。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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