剣の天地 (新潮文庫 い 16-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (617ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156057

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  • 今の剣道の始祖とも言われる上泉伊勢盛がわ上杉謙信と武田信玄の争いに巻き込まれていく。
    織田信長も最後にちょろっと出てくる。
    後世に剣聖と呼ばれ、竹刀を考え考え出した人。
    上泉伊勢盛だけではなく、周りの武将や情勢も詳しく出てくるので読みやすい。

  • 室町時代から戦国時代を生き
    剣聖と呼ばれた上泉伊勢守の物語

    柳生とか宝蔵院とか活人剣とか・・・
    時代ものの漫画で度々目にしていたものが今ひとつに繋がった。この本が出典だったのか。

    織田信長との対比が面白かった。
    伊勢守は城を息子に譲り、自分は隠居し剣の道に生きた。一方の織田信長は伊勢守と大差無い地方の豪族の城から天下統一を目指した。

  • 戦国の剣聖・上泉伊勢守の生涯を描いた傑作。

  • 伊勢守もすごかったけど
    謙信異常すぎる

  • 我讀的第一本池波。
    主角乃劍聖上泉信綱。

  • 竹刀は上泉信綱が発案したとする記述がある。

  • 上泉伊勢守を主人公にした歴史小説。個人的に星をこの倍付けたいところ。
    中盤までは、関東の戦乱の中、長野業正と共に戦う姿が中心です。
    関東の情勢と勢力同士の駆け引きが中心なので、剣豪小説だと思って読むと肩透かしを食らうかもしれません。
    剣豪小説としては、後半からです。剣聖の強さを堪能してください。

  • 新陰流を創始した、上泉伊勢守の生涯を描いた時代小説。

  • 剣の宗祖、上泉伊勢守。今でも茨城県の鹿島神宮に祭られている。柳生の源流でもある。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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