闇は知っている (新潮文庫)

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著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (1982年1月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156118

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闇は知っている (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 20150720読了
    池波正太郎、やっぱりちょっと苦手でした

  • 殺し屋のお話。このような作品を経て梅安が誕生したのか。

    もっと深い心理描写があるかと思っていたが、そこまでではなかった。池波先生も成長過程だったのかしら。

  • 寺に 捨て子が。
    小五郎 と言う名前があった。

    和尚は 丁寧に育ててくれたが 
    小五郎は親の愛を知らない。

    ある時 寺に来た女が 蛇に噛まれて
    それを処理することで 深い付き合いに。
    純真さと 女体を知らないことで、
    溺れていく。結果として 寺を出奔。

    放浪の中で 知り合った浪人は
    裏の家業を持っていた。
    池波正太郎の お得い芸で 山崎小五郎が
    請負の仕事を し始めるのである。

    浪人を 父親のように慕う。
    そして 『うまくいかないときは にげろ』という
    遺書のようなものが託されて。

    山崎小五郎の 出生の秘密。
    父親のように思う 和尚との出会いと 
    老剣士の仇を討とうと思うが。

    裏家業の元締めと跡目相続。
    ふーむ。
    山崎小五郎 無念と思って死ぬのだろうか。

  • 数奇な運命に惑わされ、アウトローな日々生き抜く男。闇の世界を知ってしまった以上、道は一つしかない。

  • 女は知らず知らずの内に純情な男を傷付けて悪の道に堕としているのか知れないし、反対に男は女を恨むことで生きていくのかも知れないという事が恐ろしい、身に迫る小説です。

  • ちょっとテレビをつけたら、時代劇やっていた、チャンネルかえるタイミングを失って最後まで見てしまった、そんな展開の早い作品。小さいながらも人生の縮図が見えて、とても読みやすかった。

  • 実は小説では初・池波さんでしたが、文中に「…」多用しすぎじゃね?と思ったのよ。

  • 寺の僧から殺し屋になった主人公。

  • 17歳の僧が、女に裏切られ寺を出奔する。
    その後、金で殺しを請け負う暗殺者となり、
    江戸の世界を暗躍する。

    ただあらすじのみ読むと、とんでもない小説に思えるが、
    池波正太郎は、主人公の殺し屋山崎小五郎の複雑な人間性を
    そこに描き込んだ。

    平気で残酷な所業をしてのける一方、
    自分を親身になって世話をしてくれた故郷の寺の和尚と、
    刀の使い方を教えてくれた浪人に対しては、
    実の父親に対するような思いを持っている。

    一見冷酷な殺人マシンのような小五郎が、
    偶然再会した和尚の前で任務を全うできず、
    浪人との別れの場面では、仕事に行く父親を見送る
    実の子供のような気持ちで浪人を見つめている。

    人は誰しも弱さを持っている。
    小五郎だけでなく、彼が道を踏み外すきっかけとなった
    後家のお吉にも、彼を雇う立場である香具師達や
    和尚とつながりのある大名家の人間達も。

    皆、ちょっとした心の揺らぎで、
    犯罪の世界へ堕ちたり、
    自分の命を失うような大失敗をやらかす。
    闇の世界に入るきっかけなど、そういつも
    世間を騒がせるような大事件や悲劇ばかりではない、
    取るに足りないこと、
    それは心の「小さなもやもや」だったり、
    他人から観たら「どうでもいいようなこと」であったりもする。

    複雑な人間関係の中で育まれ、
    短い生を駆け抜けた暗殺者の数奇な人生。
    ラストも「こんなものだろうな。」と思いながらも
    複雑な気持ちになる。

  • この「暗さ」が池波小説の凄味ではないだろうか。なるほど題名は「闇は知っている」だ。

  • 池正の仕掛人は定番。
    冷たい闇の世界と、人情味がからんでいることも定番だが、つい引きつけられて読んでしまうのが池正です。
    自分を育ててくれた老尚と父親的な仕掛人。彼らのお陰で、仕掛人でありながら人情を絡める人生を送る。
    好きな場面は、老尚との再会場面です。

  • くま様んちにお引越し。

  • 仕掛人のさきがけ的な作品かも。

  • 女で生きる道を誤った僧が金で殺しを請け負う暗殺者になり、死ぬまでの物語。人生なんて、食って、寝て、女を抱くだけだ、なんていう考えを持っていて、冷徹なのかと思えば、寺から出奔した後、面倒を見てもらった師匠を実の父親のように慕っているところは、まだまだ人間らしいし、そのような人間の2面性を池波正太郎は上手く描いていると思う。しかし、青年僧の人生を誤らせた女性は全くそのことに気が付いていない、というのも凄い。【2006年10月5日読了】

  • 不倫の末お寺を飛び出した若い坊主。生きる為暗殺者としての人生を選ぶ。

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