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- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101156279
感想・レビュー・書評
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まるで目の前に池波正太郎が生きたままで
尚且つ講演会とか対談してるというような
なんかまた違った池波正太郎像が見えたような
そんな本。
あーこの人はこうゆー風な考えてたんだな、とか
やっぱりそうだったんだなーとか
歴史小説とは違い、解説しつつ
自分の意見も述べつつで
なんだか、親近感がものすごく湧いた。
日本史苦手な人とかは、こーゆーのから入ってもいいかもしれない。
わかりやすい!の一言に尽きる。
あとこれ昭和の終わりの方に出版されたほんだけど
現代と重なる部分が沢山あって。
そこでも考えさせられるというか
温故知新できてなくて、どちらかというと
古い物を壊しすぎて新しくものばかりというか
目先のことばかりにとらわれてて。
それでいいのかな?とか
日本という国全体と、今現代の生きてる人や政治は
だんだん変な方向に向いてるなとか。
池波正太郎はそこも見越してる。
さすがですとしか言いようがない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
池波さんの描き下ろしのこの作品は時代時代の男をとおして池波理論を語る。
戦国、江戸、幕末の男を語る池波さんは、自分の思いをこの作品でぶちまけているのかも。
「人間は、生まれてから死ぬところに向かって進んでいる。それしか分かっていない。後のことはわかっていない。人間は生まれて来て毎日死に向かって歩み続けているのだ。」