真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)

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著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (1987年9月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156347

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真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 全12冊もらいもの。
    12冊集中して読めるかなー、途中で他の本読みながらになるかなーと思いながらも読み進んでる。
    歴史小説では作者の取材や資料による作者の考察が出ているのが興味深いですね。「〇〇城の跡地は今はこうなっていて…」「この人物はこういう人だったのだろう」などなど。

    物語は、武田勝頼自刃により武田家は滅亡し、武田家に仕えていた真田家は一族の存続のため新たな道を探る…というところから始まります。

    真田家当主昌幸は36歳。知略を尽くして真田家存続を図ります。女性付き合いもなかなか派手で、公家から妻となった正室山手殿とは揉めています。
    長男源三郎信幸17歳、年の割には老成して冷静かつ観察力もあり、武略にも優れ…と理想的な嫡男なんだが、お堅いのが苦手な昌幸とはちょっと距離がある。
    次男源二郎信繁は16歳。自由奔放天衣無縫。昌幸からは溺愛されています。信繁も父と兄を尊敬し、性格も外見も似ない兄とは言葉を交わさなくても分かり合う信頼関係。

    真田家は草の者(真田家における忍者の呼び方)を操り、情報収集や戦の帆さに役立てています。戦とは始まる前にもう決まっている、だから優秀な草の者が必要です。
    「真田太平記」では武将たちの活躍とは別に忍者たちの活躍にもかなりページを割いています。そして草の者たちにとっては、自分たちを同等の人間として扱ってくれ、評価してくれる真田家は非常に暖かく、命を賭けるに値する主君としています。
    主な草の者は、統領の壺谷又五郎、女忍びのお江(こう)。彼らは戦忍びとして他の藩に潜入したり、戦場で情報収集をしたり、戦を裏から支えます。

    草の者ではないけれど近い位置にいるのは源二郎信繁の側仕えの向井佐平次。源二郎信繁に気に入られたり、壺谷又五郎からも目をかけられ、まあ読者に近い目線で真田家を見る役割というところ。


    NHKでのドラマは観たことがあります。
    原作では「小柄」な真田家当主真田昌幸が堂々たる丹波哲郎さん、
    父とよく似た「小柄」な次男源次郎信繁は見目麗しき草刈正雄さん、とは思い切ったキャスティング(笑)。渡瀬恒彦さんが真田信幸というのは、年齢上に堂々とみえ思慮深くあまり感情を出さないという方向性はあっていますね。
    壺谷又五郎は夏八木勲さん、お江は遥くららさん。

    第一巻の終わりは本能寺の変。副題の「天魔の夏」は、明智光秀が本能寺に主君の織田信長を討ち取ったことを「天魔に魅入られたとしか思えぬ」と記載しています。
    天下は誰の物に…真田家の行く末は…

  • 以前に単行本で読んだ作品だが、初めて読むように新鮮で、ストーリー展開が面白い。

  • これも長く積んでた。もう読まないから古本屋に売ろうとしたら、古本屋のおじさんに「面白いから読みなさい」って言われてひっこめた。でもそれでもほっといて、ようやく。大河も始まるし、大長編だけれども読もう。面白いです、たしかに。

  • 久しぶりに読むボリュームある歴史物。
    人物紹介巻、まだ特に気になるキャラは見つかっていない。
    これからどんな凄い物語を読ませてくれるのかと期待。

    が、解説にあるキャラクターに関して(虚構パートにおいて)少々のネタバレあり。
    文庫版北方謙三「水滸伝」でもあったがシリーズ物の1巻でそうゆうのは本当に勘弁してもらいたい。
    文庫版北方「水滸伝」の1巻の解説は酷過ぎた。

  • 読みやすーい。
    幸村が主人公かと思い手に取ったけど、違ったようで・・・^^;
    この方の著書は初めて読んだけど、とても読みやすいまろやかな文体で良かったです。
    最終巻まで読了できそう。

  • むっちゃ好きな一冊です。日本人はやっぱり判官贔屓だよね。ただ昌幸が真田家を残すためにあらゆる手段を講じるところ、凄みを感じます。上田合戦しびれる!

  • 時は武田家衰退期
    そして、真田昌幸の世代である

    '真田太平記'なので、その前の世代から始まると思ったんだが、違ってがっかりしつつも、武田家の栄枯盛衰に触れながらの出だしにのめり込んでいった

    第一巻は本能寺の変の発生まで。
    真田家に深く関わって行くもの達が集まりつつある様子が描かれている

    さて、遂に手を出してしまったこのシリーズ(^^;)
    一気に読むんだろうな
    そのための連休でもないんだが

  • 信之(信幸)が! 
    大人で不憫で仕事ができて、ついでにイケメンなお兄ちゃんが! 
    大好きだ!

    高校時代、隣の席の子が面白そうに読んでいて、貸してもらいました。全12巻。
    「草」って言葉はこれで覚えた。
    池波先生ご存命のうちに、お江のスピンオフが読みたかったよね。

  • 2017.1.16
    アメリカ出張の飛行機で。
    リズムある文章。戦国時代をどう生き抜くか?


    2016.6.2
    武田氏の滅亡。これは同族経営の後継問題と同じ。あとは家康の恭順ぶりがいいね。

  • 大河ドラマ「真田丸」が終わったら読もうと思っていたので、読み始めた。

    全12巻(原稿用紙9000枚にわたる大長編!)の1巻目。武田滅亡から本能寺の変まで。
    張られた伏線は伏線のまま次巻へ。早く次巻を読みたい。

  •  この手の戦国時代、歴史大河長編小説の中では一番好きな作品である。
     理由はいくつかあるが、①弱小勢力の生き残りという葛藤、父子間・兄弟間の葛藤に満ちていること、②忍びのいくさが描かれフィクションとしてのアクション的な爽快さがあること、③真田対徳川という、判官びいきに相応しい対立構図なこと、④大坂の陣まで主要キャラクターが登場し続け、戦国の終焉を描きうることなどだろうか。

     全体としては武田家滅亡~大阪の陣から、真田家松代転封までが12巻で描かれる。
     本巻は、武田家滅亡の序曲、高遠城落城と向井佐平次の退出から、お江が目撃する本能寺の変まで。

  • 真田ものの原点といえる本書にとりかかる。
    へえーっ、こういう構成というか語り口なのかとちょっと驚く。真田家を草の人間の活躍を通して描くんだね。
    (1)は本能寺の変までで、天正壬午の乱の幕あけだ。

  • 再読。やはり真田の話はコレが一番面白い。武田が滅びて本能寺の変勃発まで。お江に会ってみたいねぇぇ。

  • ご存知真田ものの定番である。

    真田丸に合わせて読み始めて、
    池波先生の作品は初めて読むけど、
    人物描写が鮮やかで魅了された。

    主人公の真田幸村がなかなか出てこないが、
    向井佐平次という若者と共に主家の武田家が滅亡し、
    岩櫃城へ落ち伸びる苦難の道のりを歩むうちに、
    ヒロインの女忍者お江の色香と強さの虜になり、
    ついに登場した真田幸村の器の大きさに惚れる。

    今後様々な人物が登場するのだろうけど、
    どんな描き方をされているのか楽しみ。

  • 序章。時代小説はとにかく難しいイメージがあったけど、面白い。
    大河ドラマと違うところもあるし、昌幸像も見方が変わった。またまだ物語が始まったばかり。源三郎と源二郎の書かれ方もきになる

  • NHKの大河ドラマが面白くて、本も買ってみた。池波先生の作品結構好きなので。

    1巻なので(全12巻ある)盛り上がりに欠ける。星3つ評価。

    この巻は武田が滅び、織田信長が天下統一を目指す時代のお話。真田と忍び(間諜)の話がメイン。時代が急速に変化する中、真田がどう戦っていくのか。今後に期待。

  • 真田丸の原作・・・
    ではないけども、真田モノの定番・・・
    真田モノと言えば池波正太郎、っちゅーくらいメジャーな作品ですね・・・
    ついに読み終えました・・・
    長い長ーい物語・・・
    ええ・・・
    何せ1冊約500ページで全12巻・・・
    長いです・・・
    まぁでも、会話が多いので、スラスラ行けちゃいますけども・・・

    名門武田氏の滅亡・・・
    その武田を滅ぼし、天下獲りに王手をかけていた織田信長が横死した戦国最大の事件、本能寺の変・・・
    その大混乱を収拾し、一気に天下人へと登り詰めた豊臣秀吉の暴走と迷走、そして磐石とは言えない豊臣政権と幼い息子を遺しての死・・・
    天下と、それぞれの運命を分けた関ヶ原の戦い・・・
    徳川幕府の誕生と豊臣家との対立・・・
    戦国ラストの大坂の陣、と・・・
    長く続いた戦乱の世のクライマックスの、一つでも選択を誤れば溺れ死んじゃう様な荒れ狂う波濤の中で・・・
    一族郎党の繁栄と命運と・・・
    武士(オトコ)としての野望と意地をかけて・・・
    己に備わった知力と胆力と武力を振り絞って・・・
    戦い抜いてきた・・・
    表裏比興の者(秀吉による褒め言葉)真田昌幸と、その息子の信之&幸村(信繁)兄弟たちと・・・
    彼らを裏から支えた草の者(忍者)たちを中心とした大河小説・・・

    ベースとしての史実とフィクションが織り成す上質なエンターテインメントで、これヤバイ・・・
    草の者をはじめとして忍者たち凄すぎ・・・
    超人過ぎる・・・
    走るの速すぎだし、武術強すぎだし、アタマ切れすぎだし、スーッと消えたりするし、変装お手の物すぎだし、老けないし、寿命長いし・・・
    どうなってんの?ホントにこんなに超人的体力や技能を持っていたの?というのは置いておいて・・・
    彼らが骨太な歴史物語のテンションを余計にアゲてくれるわけです・・・
    もちろん、歴史上の人物たちの活劇もイカしていて・・・
    真田昌幸の軍略の鮮やかさや徳川家康の老獪さに唸り・・・
    真田信之の誰もが認める実直さと器の大きさに、こういう男が信頼を集めるのだなと感心し・・・
    真田幸村の生涯に渡る快男児っぷりと大坂の陣で魅せた武略に心が燃え・・・
    向井佐平次(あ、実在しないや)と幸村の絆や佐平次家族のなんとも言えぬやり取りに涙し・・・
    石田三成の軍才の不足を惜しみ・・・
    加藤清正の人物に惚れ惚れし・・・
    清正や浅野幸長など豊臣恩顧の武将らと一緒になって豊臣家の行く末を案じたり・・・
    淀殿や大野治長ら豊臣家の面々のダメっぷりに、そりゃダメだと暗くなったり・・・
    などなど、と・・・
    本を開いている間は、なんだか天正から文禄・慶長の時代に入り込んで、登場人物の皆様のスグ側まで観に行っている感じになる・・・
    会話が多いのがそうさせているんでしょうか?
    池波正太郎の筆の技でしょうか?
    筆が走るとはこういうことでしょうか?
    古くさい世界ではありましたが、とても入り込みやすかった・・・

    あと蛇足で忍者(スパイ)に関して・・・
    本作で武田信玄、豊臣秀吉、徳川家康、そして真田昌幸とアタマ3つくらい抜けた存在として描かれた武将が、
    忍者を組織立てて重宝したと物語られておりますが・・・
    忍者たちの超人っぷりは抜きにしても、やっぱり存亡をかけて、という世界においては諜報活動と情勢&情報分析こそが何よりも大事だよね・・・
    というのが、読んでてズーっと感じられた点ですね・・・
    ライトな軍事的なことも面白おかしく学べますわね・・・

    やー、長かったけど良い読書体験でした・・・
    オススメで御座候!

  • ドラマ『真田丸』を観て、こちらも読んでおきたいと思った。
    忍者ともちがう諜報部「草の者」が、命をかけて走り回って真田昌幸にいち早く情報を伝える。
    この者たちが主役でもあるようだ。

  • 2006.4.18〜 8.4 読了

  • 長ぁ~い話の始まり。2,3,4巻が目下手元に無い。大河ドラマ「真田丸」の進展に合わせて、その内5巻から読み続けます。

  • 武田家滅亡。本能寺の変まで。

  • 12巻もの長編を果たして読み続けられるのか…こんな長編を書き続けた池波正太郎さんに敬意を表して読破したいと思います。

    登場人物は脳内では、今の真田丸の役者たちが動いているのだけれど、忍び目線で話が進んでいるように思うので、大河とはまた違う視線で真田家の動きが楽しめております。

    1巻目で本能寺の変まで、時代は進んでおります。

  • 陥落した高遠城から“忍びお江”に救われた向井佐平次、真田源二郎との出会い、武田軍滅亡、真田家孤立、織田信長に臣従、本能寺の変…全12巻の1。真田家の忍び「草の者」と息子源三郎と源二郎。

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