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- Amazon.co.jp ・本 (595ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101156378
感想・レビュー・書評
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20150430読了。
急に忍者物になった印象。
ドキドキワクワクという面では面白くどんどん読み進められるが、これは賛否両論だろな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天下を統一した秀吉だったが、跡継ぎもなく、朝鮮出兵という暴挙に出る姿にかつての精彩さはない。
徳川に味方する甲賀忍者が、豊臣の天下は短いと見越して動き出すと、真田に仕える女忍者お江は甲賀の郷へと忍び込むのだった。
こんなに忍者の話やらなくてもいいかな。
忍者はこんなこともできる。都合良く現れて、忍者の感はすごいのだとかいわれても白ける。
魔法使いが何でも解決しちゃうみたいな。
本巻の主役ともいえる女忍者お江(30代半ば、独身)。血まみれに傷つき、息も絶え絶えな様子はある意味エロチック。本巻では60過ぎの爺さまと情を重ねるお色気シーン付き。気づけば主要な人物たちと肉体関係を持っているわけで、男キャラはどいつもこいつもお江が心配。
甲賀忍者猫田与助がお江を執拗に付け狙う理由は、親の仇だからという理由だけではないらしい。痴情のもつれとかだったりして。なんだかなあ。
かつての江戸は、「(江戸)城の正面の土塁の、すぐ下は、日比谷の入り海で、都鳥が群れ飛んでおり、現在の皇居前の入り江に沿って、祝田や千代田などの漁村が散在しているのみ」だったらしい。見てみたいな。