真田太平記(五)秀頼誕生 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156385

感想・レビュー・書評

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  • 20150507読了。
    政治家として、建築家として素晴らしい才能を持っていた秀吉だったが、やはり人。自分の世継ぎ、我が子可愛さに、それまでの評判がガタ落ち。

  • ようやく、はらはら。

  • 何の利益も生み出さなかった朝鮮出兵と秀吉の死まで。
    やっと国内の戦乱が終わったところなのに、朝鮮に出兵して明まで征服しようとは、完全に気がふれたとしか思えない。
    それも7年もそんなことをやっていて、結局は秀吉さんの死で終焉したなんてねぇ…。
    あれだけ女狂いでたくさんの女性を手にしていた秀吉さんが60歳近くなってから連続して同じ女性からだけ子どもが生まれるだなんておかしいし、いろんな意味で秀吉さんの晩年は狂っていたんだと思いました。
    日本のトップなんて、ずっとこんなもんなのかな~。

  • 秀吉が亡くなり、周りが揉めだして後半は真田家はあまり出てこず、三成や家康の出番が多かったように思います。
    個人的には佐助のこれからが楽しみ。

  • 朝鮮出兵が失敗に終わる中,老いさらばえていく秀吉.幼子秀頼の運命は前田利家に託すのだが,秀吉を追うように利家も没する.替わって蛇のように勢力を伸ばして行く家康.一方,真田一族も長老頼綱がなくなり,父と息子二人も微妙に見据えているものが違っていくように思える5巻.

  • 5/1

  • 真田5巻目

  • 豊臣秀吉が亡くなる巻。

    考えてみれば、織田、豊臣、徳川と権力が推移していくのは20年に満たない期間に起こったこと。

    たくさんの人が、大きな流れに翻弄される姿が印象的。

  • 1~5巻まで読みました。長い!!まだまだつづく・・・。
    全部読みたいのですが、いったんここで休憩とします。
    時代は、戦国、今一番興味があるところなので、とてもおもしろいです。でも今まで歴史小説は、ほぼ司馬遼太郎を読んできていたから、池波正太郎に慣れるのに時間がかかったかな。細かいし、詳しいし、長い気がして・・・司馬遼太郎のほうが勢いよく読めます。
    でも、真田一家のいろいろもおもいろいし、今後どうなっていくのかも気になるので、またしばらくしたら再開しようと思います。

  • 朝鮮出兵の禍根を残し秀吉が衰え死んでいく。嫡男を後に重々任せてたものの徳川の野望が動き出す。この巻では真田家の事はあまり目立たず、豊臣の衰退から徳川の盛り返しがメインに成っていく。朝鮮出兵の無謀さとその後は愚かしいまでだが、これに振り回されながらも秀吉亡き後を見据える徳川をはじめとした大名たちの行動が読みどころ。様々な縁故や恩義、思惑が入り交じりながらもどちらかを選択しなければならない苦悩も強かさも面白い。真田家では右近が颯爽と復活し、佐助も衝撃的なデビューを果たしたのに角兵衛の行動が謎すぎる。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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