- Amazon.co.jp ・本 (573ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101156453
感想・レビュー・書評
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処分
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事後処理・その後・ミニエピソード。
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長編小説堂々の完結。
真田丸が放映中の頃から読み始め、
五年もかけてようやく読み終わった。
表の主人公幸村も影の主人公佐平治も既に亡く、
一巻まるまるエピローグである。
巻末に載っていたあらすじを読んで
源次郎への義理だけでお江が一人で
守る価値も無い真田家を守る話かと思えば、
ここに来て何を考えているのか分からなかった
兄信之の器の大きさがこれでもかと描かれる。
父のような策略を使わず弟のように戦上手でもないが、
裏表無く誠実かつ寛大に人に接する信之。
この小説は史実を元に描かれたフィクションだが、
最後に勝つのはこういう人なのかも知れない。 -
長い物語であったが、不思議と飽きずに最終巻まで読み終えることができた。いつか、上田城を訪れたいと思う。
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今年の1月から読み始め、6ヵ月半かけて全12巻読了。最後まで生き延びた伊豆守信之が、将軍秀忠からの国替え申し渡しにより,上田城を追い出される。何ともやるせないラスト。
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全ては、この十二巻の為に描かれてきた物語。
信之は、父や弟、妻などに次々と先立たれ孤独になっていってしまう。
真田家のため、天下泰平のために生きた信之。
本当にこれで良かったのか。
『おもしろいほどに、人の一生は呆気ないものじゃ』
これこそが、本当の信之の本心であっただろう。 -
大坂夏の陣の後の話であり、真田昌幸も幸村も既に世を去っているため、読む前はエピローグ的な内容になっているのかと思った。
確かにそういう側面もあるが、しかし物語はまだ続いていた。つまり真田vs徳川の闘いは終わっていなかったということである。
前巻までは真田昌幸・幸村vs徳川家康だったのが、この最終巻では真田信之vs徳川秀忠になっている。もちろん、互いに武器をとってのドンパチというわけではないが。
信之が松代に移るところで話が終わっているため、信之と秀忠のどちらが勝ったのかは定かではないが、松代藩は明治維新まで生き残ったわけだから、その意味では信之の勝ちではないかと思う。 -
2017.5.25
いい小説。忍者が小説に入り込むことで、敵味方を俯瞰できたきがする。