剣客商売 待ち伏せ (新潮文庫)

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著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (1993年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156668

剣客商売 待ち伏せ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 今回もまた読みごたえ十分、しかし悲しい男の人たちが多く出てきました。
    侍の世界とはこういうものかとも思いつつ、、
    そういえば、最初の「待ち伏せ」では、小兵衛さんにしても悪人?の隠れた顔に気づかないこともあるのかと思いましたが、そのほうが人間らしくもあるかなと思ってみたり。
    とにかくこのシリーズは楽しませてくれます。

  • 例によって面白い。

  • 剣客商売を読むと、いつもおなかが空く・・・

    **
    「いまが旬の浅蜊の剥身と葱の五分切を、薄味の出汁もたっぷりと煮て、これを土鍋ごと持ち出して来たおみねは、汁もろともに炊きたての飯へかけて、大治郎へ出した」
    深川の人はこれを「ぶっかけ」と呼んでいる。それに大根の浅漬のみの夕餉であったが、大治郎は四杯も食べてしまう。

  • シリーズ第九作目にもなると、正直、
    似たようなお話が多い。

    秋山父子が敵持ちの人間と交流する話や、
    主人公小兵衛と昔、親交や交流のあった者達が、
    長い年月を得て、数奇な運命を辿り、
    再び主人公と巡り会った時、その身の上や心の様は
    大きく変わっていた、といった話とか。

    しかし、それでも面白く読めてしまうのは、
    作者の優れた筆の力によることはもちろん、
    主人公の父子がどんな切ない、哀しい場面に出会っても、
    窮屈な武家社会の矛盾が存在し、江戸の一庶民である
    彼らが怒りを感じていても、そんな彼らには、
    お互いを温かく思い合う、家族や仲間達が周囲にいて、
    そんな彼らの姿が生き生きと描かれているからだろう。

    私達「剣客ファン」は、主人公やその周りの人間達に
    会いたい故に、何冊も続く決して
    短いとは言えないこのシリーズを最後まで読み通し、
    その後も、何度も何度も繰り返し読み続けて、
    気がつけば著者の忠実な読者となっており、
    この作品を何度も繰り返し愛読してしまうのである。

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剣客商売 待ち伏せ (新潮文庫)の作品紹介

「親の敵…」夜の闇につつまれた猿子橋のたもとで、秋山大治郎は凄まじい一刀をあびせられた。曲者はすぐに逃げ去り、人違いだったことがわかるが、後日、当の人物を突き止めたところ、秋山父子と因縁浅からぬ男の醜い過去が浮かび上がってくる「待ち伏せ」。小兵衛が初めて女の肌身を抱いた、その相手との四十年後の奇妙な機縁を物語る「或る日の小兵衛」など、シリーズ第9弾。

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