剣客商売十番斬り (新潮文庫)

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著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (1994年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156705

剣客商売十番斬り (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「罪ほろぼし」が好き。以前の短編で起きた事件の後日談なんだけど、ひどい親父の良い息子が幸せになっていてよかった。ラストシーンにほっこりした。

  • 池波氏曰く「ぼくは食べることと特別に書いているわけじゃなくて、季節感を出すために書くんです。それを感じてくれなきゃどうしようもない。いまは冬でも胡瓜や茄子があったりして、食べ物の季節感がなくなっちゃいましたけどね」とのこと。
    当たり前のことだが、映像と違い、小説では全てのことを文字で表現しなくてはならない。(逆に、映画などで食べ物を使って“季節感”を表すことがあるのかどうか気になったりもするが・・・)
    これは“場面設定”でも同様なのだろう。こういう部分を楽しむのも読書の偉大な楽しみのひとつなのだと私は思う。
    **
    約半刻後に、件の女は渋谷川に架けられた橋を西へわたり、道玄坂をあがって行く。
    ビルディングや商舗がびっしりと立ちならぶ現代の渋谷・道玄坂ではない。藁屋根の人家が、わずかに点在しているのみであったが、世田ケ谷から多摩川へ通じる道筋だけに、茶店が二つほどある。

  • 今回は小兵衛メインの話がやたらと多かったなーという印象。三冬の活躍シーンもやはり目を奪われます。いくら結構経ったからって、幼児のいる母の動きとは思えない!さすが武人の達人!!
    淡々と描かれる肉体の動きや刃のきらめき、あるいは湯気が見えるような食事の風景に小説ではなく頭の中でドラマを見ている気分。

  • シリーズ第十二作目となるこちらの作品も前作同様、
    比較的こじんまりと落ち着いた感じで、
    さらさらと読める作品が多い。

    しかし表題作の「十番斬り」は面白い。
    小兵衛が親交ある医者の小川宗哲先生の下で
    知り合った死病に冒された剣士。
    その剣士が最後の仕事に選んだのが、
    村に居ついた無頼浪人の一掃。

    その助太刀で小兵衛が「十番斬り」する訳だが、
    小兵衛の鮮やかな剣さばきを、見事な筆さばきで
    描く作者はさすがである。

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