武士(おとこ)の紋章 (新潮文庫)

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著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (1994年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156712

武士(おとこ)の紋章 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 黒田如水、滝川三九郎、真田信之、永倉新八他の短編集

  • 2016/09/02完讀

    沒想到淳久已經徹底撤離台灣,紀伊國屋的日文書區也變好小....。這本書裡最後一篇是關於植物学者牧野富太郎的內容,夫妻之間的情感實在相當令人感動,是篇相當不錯的短篇小說。

  • 男とはこうあるものぞと言われてるような
    言われてないような
    そんな短編集モリモリな池波正太郎の武士の紋章。
    戦国時代の武将たちはもろんのこと
    現代小説の内容もチラホラ。
    真田太平記を読んだ方はよくご存知だと思うけど
    滝川三九郎、真田幸村、真田信之とまぁ一気にあるものだから
    嬉しいかぎりで。
    あとは忠臣蔵でお馴染みの
    堀部安兵衛が堀部になる前の話とか
    新撰組の生き残りのイケイケな永倉新八
    頭キレッキレな黒田如水
    体が悲鳴をあげていても、それでもなお戦い続ける
    お相撲さんの三根山
    日本の植物の大半はこの人が名付け親、牧野富太郎
    とまぁ、すごいいろんなラインナップで
    ついついじっくり読んでしまった。
    深いです。

  • 最近観た「シャツの店」というドラマがあって。
    1986年のNHK放送。連続5回。山田太一さん脚本。
    鶴田浩二さんが頑固旧弊なシャツ職人で、妻の八千草薫さんがたまりかねて家出します。若い息子の佐藤浩市さんも親父を批判。
    そして、八千草薫さんには近所の冴えない妻子持ちサラリーマンの井川比佐志さんが、一目ぼれ。
    そんな熟年夫婦の別居のゴタゴタに絡むのが、美保純さん、杉浦直樹さん、平田満さん…という、何とも豪華で内容もどっしり。
    戦前風家長文化と80年代的個人至上主義?がぶつかり合う、ちょっとコミカルな大人の物語。

    で、鶴田浩二さんが、ぼやくのが。

    「男は仕事を頑張る。女は家でそれを支える。そういうの、古いのかねえ…。そういうの、好きなんだけどなあ」

    そんなぼやきを思い出した一冊でした。

    ####

    いわゆる伝記。偉人伝というか。
    そう考えると、なんて読み易くて素敵な伝記、偉人伝なんだろう、と思えます。
    どういう連載を集めた単行本だったのか、ちょっと判らないですが、短編評伝集、という感じです。

    ・黒田如水
    ・滝川三九郎
    ・真田信之
    ・真田幸村
    ・決闘高田の馬場(堀部安兵衛)
    ・永倉新八
    ・三根山
    ・牧野富太郎

    の、8人、8篇。

    滝川三九郎というのは、真田信之、幸村の兄弟の妹と結婚した武士。
    この人がいちばんまあ、偉業を成した人ではないんですけど。
    飄々と戦国末期を生き延びたその生き様が、池波さんは相当好きみたいですね。
    信之、幸村と合わせて、この三人は「真田太平記」ほかでもたびたび池波さん、書かれています。

    どの短編も、上手く面白く書けてるなあ、と。
    その人物の事を良く知らなくても、つまりどういう人だったのか、というのが平易に判ります。
    入門的に読み易いのではないかなあ、と思ったり。

    それから、「三根山」さんは、昭和前半の相撲取りさんなんですね。1922年生まれ。
    で、この短編はなんとなく同時代的に書かれていますから、恐らく1950年代。
    つまり、2015年現在から振り返って位置づけると、戦前生まれのお相撲さんの半生と、ベテラン力士としての奮闘のドラマ。

    そして、「牧野富太郎」さんは、幕末に生まれて、戦後まで生きた長寿の直物学者さん。
    何の学歴もなく、ただ単に植物が好きなだけで、ほぼ独学我流で植物の分類やら研究で世界的な成果を残した、という人物です。

    この昭和のおふたりは、正直、僕は不勉強でまったく存じ上げなかったので、いちばん「へー」と思ったし、面白かったです。

    単行本のタイトルが「武士の紋章」なんですけど、この表記で「武士(おとこ)の紋章」と強引に読ませてるんですね。
    全員が武士というか"おとこ"である、という共通項がある、という意味なんでしょうけど。
    まあ確かに、三根山さんにせよ、牧野富太郎さんにせよ、カワイイところもあるけれど、まあとっても昭和の男っぽいんですね。

    うーん
    むつかしいですが、男尊女卑気味っていうか…
    男は仕事、そして大きな達成。女は黙って支える。家事は育児は当然、女性。今と違って家から出れない。男は外に、夢中で仕事。でも最後の最後に女に愛を…みたいな。
    まあ要するに、仕事を愉しんだり夢中になれたりする男性にとっては、実に都合の良い世界観といいますか(笑)。
    ただ、それを2015年の男女同権機会均等的な考え方で批判するのは、懐の狭い話ですよね。
    だって、1950年代の日本な訳だから。というか、その時代だったらアメリカでも欧州でもどこでもまだまだ、ですよね。

    それはそれで、実にこう、錆びついてしまった、一部の人からしたら美しい世界観の遺跡を見る気分。でした。

  • 8編の短篇集。

    表題作、「武士の紋章」:滝川三九郎の、“川に水の流れるがごとく、環境にさからわず”それでいて自己を捨てない生き様に憧れます。

  • 真田家関連の江戸もの短編を中心に、相撲取り三根山、植物学者牧野富太郎など。
    どれもこれも滋養に溢るる筆致と視点で染みます。贔屓の題材を取り上げると、深みが増しますな。

  • 武士(おとこ)たちの生きざまをみごとに描いた8編の物語。黒田如水、滝川三九郎、真田信之、真田幸村、堀部安兵衛、永倉新八たちの運命。さらに、現代の人物をあつかった三根山と牧野富太郎は池波さんらしく戯曲的でもあり興味深い。

  • 半分は戦国、そして幕末、近代の人物を描く。
    武士と書いて「おとこ」と読ませる様に、階級・職の武士だけでなく、それぞれの「男」としてのの生きざまが描かれている。
    戦国は4人のうち3人が池波氏のおなじみ、滝川三九郎・真田信之・真田幸村。
    三根山だけまだ読み途中。

  • 黒田如水~牧野富太郎まで幅広い時代の武士の短編集。因みに2人は近代・現代の人で力士と植物学者です。 真田太平記を既読なので、真田関係の話の微妙な違いに少々戸惑った。 恥ずかしながら赤穂浪士は粗筋しか知らないので『決闘高田の馬場』は読めて良かった。 『牧野富太郎』は映画かスペシャルドラマになりそうな人でした。今なら『ゲゲゲの女房』とか『まぼろしの邪馬台国』みたいに奥さんが主人公でしょうね。

  • どの作品を読んでも生き様の凄さ、純粋さ、深さを感じられる。戦国の黒田如水、真田親子、滝川三九郎などは生きた世の中が今とは違うとも言えなくない。が、三根山や牧野富太郎を読むとその辺の言い訳が出来ない気がして来る。元気になれる本です。

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