剣客商売 浮沈 (新潮文庫)

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著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (1998年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156767

剣客商売 浮沈 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 剣客商売最終巻。。。読み終わってしまった。。。
    このシリーズ、最初の方は明るいんだが、後半になるに従い少し霧が立ちこめる感じがした。ずっと同じ、ずっと続くなんてこたそうそうない。みんな死ぬし、みんな変わる。
    途中で大次郎が主人公になってくるのか?と思ったけど、最後まで小兵衛。ドラゴンボールみたいだなって思った。あと、大活躍の秋山小兵衛(67)なんだが、こんなかっこいい爺さんを知ったら、俺も!って気持ちになってしまうよ、きっと。凡人がこれを目指すとただの出しゃばり、老害になってしまいそうなので気をつけたい。

    とにかく読んで良かったと思えるのが本作品でございます。

  • 最終巻か・・・。もっと読みたい。
    もうちっと大治郎が活躍してもよかったかなー。
    仇討ち、確かに言う通り、討つ方も討たれる方も、どっちも幸せにならないなー。

  • ついに最終巻を迎えてしまった『剣客商売』。常盤新平さんの解説にもどことなく寂寥感が漂う・・・

    **
     『浮沈』が巻末を迎えたとき、小兵衛は七十五歳になっている。 〈もう、以前のように、しゃべることも少なくなり、おはるを相手に、いつも黙然として日を送っている。躰も一まわり、小さくなっていた〉
     昭和四十七年から十八年にわたって書きつづけられた『剣客商売』はこうして終わりを迎えた。『剣客商売』の第一話「女武芸者」が書かれたとき、作者にとって死は遠いかなたにあった。
     秋山小兵衛が五十九歳で、のちに息子・大治郎の妻となる佐々木三冬に会ったとき、作者はまだ四十九歳だった。だが、一冊書くたびに作者は小兵衛の年齢に近づいてゆく。そして、小兵衛が本書で無外流霞の一手で伊丹又十郎を成敗したのが、六十七歳。単行本『浮沈』刊行の翌年、池波先生は同じ六十七歳で亡くなられた。不可思議なこの一致に、私は先生が死を予感していたように思われてならない。

  • 池波氏の死去によってこの剣客シリーズは、この巻で終わりとなったそうだが、解説の常盤新平氏が「『浮沈』は再読して、『剣客商売』の最後にふさわしい小説に思われた」と仰っているように、著者の死によってシリーズの幕を強制的に降ろさざるをえなかったにせよ、このお話は終わりになんとなくふさわしい気がする。鬼平シリーズの終わりがお話の執筆途中での幕引きだったことを考えると、剣客シリーズはきれいに終えられたのではないのかと。十年後くらいにまたシリーズを全て再読したいと思う。そういう時がくるといいな。

  • ・7/8 剣客シリーズで2冊目、シリーズ最終本である.今回は登場人物も心得ているから、すらすら読める.なんかあっという間に終わってしまう予感がする.基本的にこのシリーズはミステリーだよな.最後に謎が一気に解決するって感じだ.
    ・7/9 読了.さすがに昨日1日では読みきれずに寝てしまったが、あっという間だった.シリーズ最後にしてはなんだかいまいち盛り上がりには欠けていた.でもまぁ面白かったな.さすが娯楽小説って感じだ.

  • ひたすら面白い

  • 剣客商売最終巻―。
    作者自身がそれを予期していたかのように、端々で現れるそれぞれの死期。
    江戸時代とは思えない破格の長寿に、小兵衛老人は本当に天狗だったんじゃないだろうか、と思われる。
    そして新たな夫婦ができたり、相変わらず事件が起きたり。
    最後まで楽しませてくれる作品でした!!
    これから番外編読んで今度は鬼平シリーズにチャレンジです。

  • 二十六年前、自身の門弟の敵討ちに立ち会った際に
    闘った相手の助太刀の強敵。
    辛くも倒したものの、小兵衛にとって、
    その相手の強さは今でも忘れ難いものであった。

    時は流れ、老境にさしかかった小兵衛は、
    ある日、自分の助太刀によって首尾良く
    敵を討ち取った門弟を見かける。そしてその直後、
    自分が倒した強敵の遺児にも出遭い、
    敵討ちによって大きく運命が変わり、
    対照的な生き方をしてきた二人の姿に色々と思いを馳せる、
    シリーズラストとなる第十六作目。

    作者はまるで、この作品でシリーズは
    終わりを迎えることを暗示するかのように、
    登場人物たちの最後についても語っている。
    それがファンとしては、なんとも寂しい気持ちにさせられる。

  • 小兵衛は今も時折、二十六年前、門弟滝の仇討ちに立会った際の、相手方の助太刀山崎との死闘を思い出す。「生きていれば名ある剣客になっていたろうに」。そんなある日、蕎麦屋で見かけた崩れた風体の浪人は、敵討ちを成就し名をあげたはずの滝だった。そしてその直後、奇しくも小兵衛は、清廉に生きる山崎の遺児に出遇う。老境の小兵衛が人生の浮沈に深く思いを馳せる、シリーズ最終巻。
    【感想】
    http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50649046.html

  • シリーズ最終巻。なんともいい難い暗さをかもし出しつつもラストまでグイグイ読ませるのはさすが。十八年間もこの作品を執筆された、世に送り出してくださった池波先生に感謝。
    読了06.02.05

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