庖丁ごよみ: 剣客商売 (新潮文庫 い 16-77)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156774

感想・レビュー・書評

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  •  2015-10-04

  • 美味い和食が多く載っている
    美味い・簡単・材料が身近
    何より酒のあてによい

  • 剣客商売を中心に、池波作品に登場する料理のレシピと写真、調理した人のコメント等をまとめた本。
    やっぱり美味しそう。

  • い-16-77

  •  剣客商売読んでると、出てくる食い物が美味そうで、ついヴィジュアル化したものを観てみたくなりました。機会があれば作ってみるのも。。。

  • 食事物の解説本

  • 池波正太郎先生『剣客商売』に出てくる料理を「天ぷら近藤」の近藤文夫氏が再現,作り方を写真で丁寧に紹介。浅蜊のぶっかけ,根深汁,おかか雑炊なんてのは家でもできちゃいそうなんだが,スッポン鍋やウナギの蒲焼きは,スッポンとウナギをさばくところから始まっていて,その生真面目さが面白い。これ参考にしてスッポンばらす人,いないでしょ?首の付け根を切り血を良く出す,とか書いてあるしね!

  • 著者自身の企画になる最後の本―作家が毎月楽しんで食材を選び、その食材に熟達のペンと絵筆をふるう。それを受けたお気に入りの料理人が、旬の献立をたて、作家の前に並べてみせたのは、「剣客商売」シリーズで老剣客・小兵衛が舌鼓を打っていた、四季折々の江戸の味の数々。根深汁、柚子切り蕎麦、軍鶏鍋…見て読んで、実際に作っても楽しめる、池波正太郎・食の世界を味わいつくす一冊。
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    【感想】
    http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50614371.html

  • これは池波先生のお作から食べ物の描写を取りだしてまとめただけの味本(なんてジャンルがあるのか?)ではなくて、池波先生ご自身で企画され、贔屓の料理人が腕を振るった小説新潮のカラーページの文庫化です。ああおいしそう。作っても楽しい。といってもあなた、とれたての鯰持ってこれますか?持ってきたらさばいてやらんでもないぞ。でもお茄子の丸煮のコツはすぐ実践しました。プロの技というのはえらいもんですね。料理人の近藤さんの後書きで、不覚にも涙が出そうになった。病院にあれこれ好物をお届けし、最後に召し上がって頂いたのが海老と空豆の天丼、豆腐の赤だしと蕪のお新香だったそう。残さず食べられたそうです。それだけのことで、何で泣けるんだろう。

  • 「剣客商売」という小説に出てくる料理について紹介されたもの。
    池波氏の小説の面白みはもちろんキャラクターの粋さであるが、他にもそこはかとなく漂う食の風情と鼻腔をくすぐらんばかりの表現の上手さが際立つ料理描写であろう。冷汁のかかった麦飯一つで涎が出たのは、ハイジにおけるチーズを見て以来である。本書はそのすばらしい料理の数々を実際に再現してみようというもの。普通の料理本のように、写真で手順を解説してあります。おおむね小兵老は旬のものをお好みになるようですが、中には材料費が結構馬鹿にならないものがあったりします。でもおおむね庶民的で懐かしい味のお袋の味の料理本というところでしょうか。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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