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みんなの感想・レビュー・書評
これはいい! 堀部の前半生ってこんなに面白かったのか! 高田馬場の決闘に吉良邸討ち入り。こんな見せ場に恵まれた男がいるだろうか。大河ドラマでやったら面白いのではないか、堀部安兵衛。
正月は池波さんとこのところ決めている。忠臣蔵ではなく、そこに至るまでの堀部安兵衛という人物を画いている。忠臣蔵を期待すると期待はずれになるかもしれないが、そんなことは気にならないくらい人物が深く描かれている。周囲の人物もしっかりと描かれていて、しかも極悪人すら憎めない。ただ一人吉良上野介だけが終始嫌なヤツだが、これはほとんど登場しないのも、憎めない人物ばかりを登場させたかったからだろう。堀部安兵衛、なかなかこんな男はいない。
池波の文章は淡々としているのに格好いいのは何故だろう。安兵衛がいろんな人々と出会っていく中でどんどん成長していくのが気持ちいい。高田馬場での決闘は凄まじかった…手に汗握った。そしてこの話の最期では武士の生き様っていうものを見せつけられたような思いがした。大石主税と安兵衛のやりとりには泣きそうになった。主税はまだ16になったばかりだったのに、この潔さが武士なのだと。
下巻
主従の最期に交わす会話が、これから死ぬ時にそれを聞くのか!と
最期だからこその会話は、格好良いの一言に尽きる
悲壮な話だけど、最後は妙に晴れた気持ちになった
・最後はかなり泣きました
悲しい終わりではないんだけれども
・池波の美学が鬼平より剣客商売よりはっきりでている
のはやはりシリーズ物ではないからでしょうかね
・つまり、常に明日死ぬかもしれないという心持で生きるということ






