黒白 上巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-17)

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著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (2003年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101157474

黒白 上巻―剣客商売 番外編 新装版 (新潮文庫 い 17-17)の感想・レビュー・書評

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  • 波切八郎を中心に、謎めいた人物が多く登場する物語だった。小兵衛と妻・お貞の夫婦になるまでと、夫婦になって後の息の合った姿が読者には嬉しい。八郎に関わる人物として、橘屋忠兵衛、お信、岡本弥助などは、八郎にしてみればまさに得体の知れない者たちだ。それぞれが自身の真の姿を隠し、表面だけで繋がっている。読者には、場面転換をし、時間軸を遡りしながら少しずつ彼らの正体を教えてくれる、そんな楽しみのある時代小説である。

  • 本編からはだいぶ前の設定。小兵衛がお貞と一緒になった時あたりの話、御前試合で小兵衛に敗れた波切八郎が自分の門弟を切ったところから始まる。
    小兵衛が出てくるのは合間合間ですが、波切のディティールがしっかり書き込まれており、小兵衛とのつながりや世界観がしっくりときます。それでいて、小兵衛ではない人がどのように動いていくのかとても気になる。。。
    厚い本ですが、あっという間に読み終わりました。下巻が楽しみ。

  • ちょっとしたズレから転落していく主人公。でも性根は正しいので、いつか修正したいともがく中で、人情味あふれる人間関係が出来上がっていく過程がまた良い。秋山小兵衛ほど完璧ではないからこそ、共感できるこの人生がまた良い。

  • この「黒白」は剣客商売の秋山小兵衛の若いころを描いていて、作者の池波さんは「剣客商売」が始まってから10年後にこの長編を書いたそうです。
    小兵衛の若い姿をも読者に紹介したくなったのでしょうね。
    この作品を読み終えたら蕎麦を食べたくなったので、その名も「小兵衛」というお店に行ってきました。

  • 若き日の秋山小兵衛を描く長編。しかしこの物語の本当の主人公は、小兵衛に真剣勝負を申し込んだ剣客、波切八郎と言える。転変してゆく運命の中で、人には変わってゆく部分と変わらない部分がある。他にも魅力的な登場人物が多い。

  • クソ面白い。本編を全部読んでいたというのもあるが、とにかく面白い。一寸先は闇ってやつか。

  • 時代小説。「剣客商売」シリーズ番外編。上下2巻。

    小兵衛の若かりし頃(32歳~)、剣客・波切八郎との出会いとそれぞれの過ごした日々が描かれている。

    波切八郎と真剣の勝負を約束した小兵衛は、勝負に勝った暁には、師の道場の後をつかず自らの器にあった道場を開き、お貞と夫婦になろうと思い、精進している。
    しかし波切八郎の方は、ふとしたことから剣の道を踏み外して黒幕からの刺客として動くことになる。そのため小兵衛との約束も果たせなくなり・・。

    冒頭から小兵衛ではなく、波切八郎のことがたくさん書かれており、その合間に小兵衛の今は?というような書き方になっているので初読の折は少し読みづらかった。

    もう上下巻読み終わり、全体としては非常に読み応えのあるものだった。

  • はじめて 池波正太郎の本を読む。

    次々に いろんな人が出てくるので・・・
    読みにくいなぁ。
    波切八郎 という 無垢な剣客が・・・・
    純粋培養されすぎた 剣客 ということだろう。

    物語のテンポがよく読みやすい小説だ。
    それが 何よりも楽しい。
    時代小説も 結構いけるね。
    時代劇の独特の表現が オツ である。

    これで だいぶ 読むことができる本が うまれた。

  • 913.6 イ (1) 登録番号8931

  • 秋山小兵衛というよりは、波切八郎の話。秋山小兵衛が際立っていました。
    最後のエピソードもほんわかと、人は色々な所で繋がっているとしみじみ。

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