剣客商売庖丁ごよみ (新潮文庫 い 17-20)

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著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (2003年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101157504

剣客商売庖丁ごよみ (新潮文庫 い 17-20)の感想・レビュー・書評

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  • 著者の愛した山の上ホテルの料理人が再現する料理の数々。書名のとおり剣客商売に出てくる料理の数々は、巻末の料理帖を見ると改めて驚かされる。手間を惜しまず、食材も小説に忠実に作られた料理は、なかなかに真似のできるものではないと感じた。『みをつくし献立帖』以上にハードルが高い。2013年に山の上ホテルの火災の報を聞いた時にはびっくりしたが、現在でも本館で営業しており安心した。

  • 炒り卵と鴨御飯がお気に入り!

  • 池波の考察する江戸町民の食卓風景など。流石に当時の町民がここまで手間をかけた料理は出来なかったであろうが季節の食材を上手く使う知恵は真似したいところ。

  • 子どもの頃から食べることが好きで、幼少の頃は「ぐりとぐら」に登場するフライパンいっぱいのカステラに憧れた。そして、文字で食欲が刺激されたのは、小学生の高学年で読んだ、池波正太郎の剣客商売が原点になる。

    これで虜になった食べ物はいかに多かったか。どぜうの柳川鍋、鴨鍋に芹、茄子や豆腐、葱のおいしさ。どの料理も鮮度の良い素材を用い、日本料理の基本を押さえていれば、さほど手数かからないものばかりであるが、それ故に素材の味がふっと頭の中に浮かんでくるのである。池波正太郎の食表現には、味わいや香り、色、料理をしている最中から食べる場の空気の質感まで想像できて、身震いしたものだ。それを、作り方まで載せた本が出ているのだから、もうたまらない。空豆を使った、豆茶飯くらいは、すぐにも出来そうだ。

    大人になった今、いまだ食べることが出来ずにいるのは、軍鶏鍋の一節で、忘れることの出来ない場面である。これは読み返してみても、食欲が大いにそそられる。

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     つぎは軍鶏である。
     これは、おはるが自慢の出汁を鍋に張り、ふつふつと煮えたぎったところへ、軍鶏と葱を入れては食べ、食べては入れる。
     醤油も味噌も使わぬのだが、
    「ああ・・・・・・」
     三冬が、何ともいえぬ声を発して、
    「私、このように、めずらしきものを、はじめて口にいたしました」
    (中略)
     すっかり食べ終えると、鍋に残った出汁を濾し、湯を加えてうすめたものを、細切りの大根を炊きこんだ飯にかけまわして食べるのである。
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  • 池波正太郎と、日本料理人さんの愛情の交歓。
    近藤さんの後書きにほろりと胸を打たれる。

    食べてみたいのはしかし、鮒飯のおいしそうなこと。
    あっという間にできそうなあじの干物もおいしそう~。
    敷居が高そうなのに鮮やかな手つきに、「やってみたい」と思わされる。
    でもきっと難しいんだよ~ あんなにきれいに開けない。努力あるのみ。

  • 小腹が空いてるときの池波作品は危険すぎる。

  • 剣客商売に登場するゴハンを料理人が作る内容。レシピというより、料理人の細かい仕事に敬服。面倒なので作ってみたいわけじゃないけど、食べてみたいものばかり

  • 「剣客商売」に登場する食事を料理人が再現し、写真と作り方が載ってる。本編がさらに味わえるなー。個人的には、剣客商売の年表(本来はどの話で何を食べているかを並べるための表だけど)が面白かった。秋山ファミリーはみんな、ほんとよく食べるね。

  • お手洗い入口の本棚においてます。あとは、お料理棚に。つまり二冊あります。何度となく眺めたいから。いり卵、茄子の丸煮、豆茶飯、菜飯、浅蜊、根深汁…当たり前の日常の食事、もちろんここから。

  • 言わずとしれた名作「剣客商売」シリーズに出て来る料理を紹介する本。
    この本は作品中の料理を解説しているだけで無く「剣客商売」と言う本と池波正太郎への愛をものすごく感じる。

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