剣客商売庖丁ごよみ (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101157504

感想・レビュー・書評

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  • 原作を読みたくなるし、お料理を食べたくなるし、作りたくなる。

  • 著者の愛した山の上ホテルの料理人が再現する料理の数々。書名のとおり剣客商売に出てくる料理の数々は、巻末の料理帖を見ると改めて驚かされる。手間を惜しまず、食材も小説に忠実に作られた料理は、なかなかに真似のできるものではないと感じた。『みをつくし献立帖』以上にハードルが高い。2013年に山の上ホテルの火災の報を聞いた時にはびっくりしたが、現在でも本館で営業しており安心した。

  • お手洗い入口の本棚においてます。あとは、お料理棚に。つまり二冊あります。何度となく眺めたいから。いり卵、茄子の丸煮、豆茶飯、菜飯、浅蜊、根深汁…当たり前の日常の食事、もちろんここから。

  • 言わずとしれた名作「剣客商売」シリーズに出て来る料理を紹介する本。
    この本は作品中の料理を解説しているだけで無く「剣客商売」と言う本と池波正太郎への愛をものすごく感じる。

  • 写真でごはん二杯はいけます(作れよ…)。

  • うまそう…ジュルリ…
    ってな気分になるには☆5つ分の価値があります。
    剣客商売っていう小説の中に出てきた料理の数々を実際にレシピ付で紹介。

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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