紳士同盟 (新潮文庫)

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著者 : 小林信彦
  • 新潮社 (1983年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101158051

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紳士同盟 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • いつも登場する、(母から奪い取った)
    「東西ミステリーベスト100(1986年版)」の
    日本篇では第45位。

    順位はともかく、これはコン・ゲーム小説で、
    コン・ゲームってなに?と言えば
    映画「スティング」がコン・ゲーム映画…とくれば、
    読まない訳にはいかないな、と読んだのじゃが。

    私の好きな映画ベスト5に「スティング」は入るのでね。

    ストーリーはテレビディレクターの寺尾がある事をきっかけに
    仕事をクビになり、奥さんからも別居を言い渡される。

    頼って行った先の芸能事務所の友達も看板スターに逃げられ、
    借金を抱えて困っていた。

    二人は放送作家希望の女性、中本を事務員として雇い入れ、
    変装タレント清水を売り出そうと画策するが、
    清水にも大変な額の借金があり、さらに寺尾も大事な退職金をだまし取られ…

    そんな中、中本が自分の祖父が詐欺の元締めである、と打ち明ける。
    4人は2億円を手にするため、
    老人のもとへ行き、コン・ゲーム道に入門することとなる…

    と言う事なのですが、結果をお話しますとですね、
    私には別に面白くもなんともない小説だった。

    結局、詐欺は詐欺だし、
    手口も特にエレガントともウィットにとんでるとも、
    洒落てるとも思わなかった。

    また登場人物の男性もどの人もなんだかモサモサしていて、
    応援したくなる人がいなくてね。

    中本さんも、別に…。

    実在の芸能人の名前やテレビ局がそのまま出てきたりするから、
    当時の業界に詳しい人がみると面白かったのかな。

    とりあえず、私にむけた本では無かったみたい。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/4862162.html)
    日本推理作家協会賞候補(34回/1981年)<

  • 4 コンゲーム小説。もう少していねいに書いてほしい所。

  • 読んで損はしません。

  • 大学入学後数年の間に買うだけ買って読まずに放っておいた文庫本のうちの二冊。両方とも古本だが、『紳士同盟』の方、今はなき江古田青柳書店の店主の手癖による値段が残っている。竹島書店、いいお店だったなぁ。

    今更こうした本にコメントを記すといるのもちょっと恥ずかしい。

    「コン・ゲーム」という言葉が小説の中に頻出する。このシリーズが話題になったにもかかわらず日本語として定着しなかった。「コンフィデンス・ゲーム」、「信用詐欺」のことなのだが、カモられた人がカモられたと気付かれないようカモる、という詐欺哲学を有する長島老人の下に集まった男達がノルマ目指して知の限りを尽くして仕掛ける罠の数々。ちょっとムリありかな、とは解っていても読ませる読ませる。いやぁ、今日まで読まずにいたのがもったいない。

    そういや、本作、薬師丸ひろ子主演で映画になったな、と思いキネマ旬報のデータ・ベースで検索してみたら、原作とは名ばかりの似ても似つかない物語になっていた。当方未見だがあらすじ読んだ限りは映画で展開されたストーリーちょっといただけない。

    もう一つ。アメリカ人の映画コレクターから金を巻き上げるエピソードで、黒澤、溝口、小津に続く世界的評価を得た映画作家として宇田道典という名が挙げられる(多分、創作だと思うけど)が、その宇田の代表作のタイトル、なんと『最後の侍』。トム・クルーズ、この小説読んだんじゃないでしょうな?


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