イエスタディ・ワンス・モア Yesterday Once More(新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101158266

作品紹介・あらすじ

その冬、ぼくは30年前の東京に迷いこんでしまった。隈田川沿いの古い鉄筋アパートの部屋で淡いまどろみから目覚めたとき、窓の外の高速道路は消え、柱のカレンダーには1959と記されていた。おずおずと一歩を踏みだすぼくの前に、次々と現われる見知らぬTOKYO、どこかなつかしい街と人びと…。過去と現在の衝突が生む不思議な時空を旅する青年の。

感想・レビュー・書評

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  • ある冬の日、ぼくは30年前の東京に迷いこんでしまった。隈田川沿いの古い鉄筋アパートの部屋で淡いまどろみから目覚めたとき、窓の外の高速道路は消え、柱のカレンダーには1959と記されていた。おずおずと一歩を踏みだすぼくの前に、次々と現われる見知らぬ街となった東京。

    1997/08/25
    久しぶりにラブコメにハマる。
    小林信彦さんを連続で読んでる。
    ドロドロしてなくて、後味が良かった!
    私も頑張ろーという気持ちに。

  • 「地下鉄(メトロ)にのって」を思わせるタイムトラベルもの。1950年代の古き良き東京を舞台に黎明期の活力あるTV業界を扱う。一方で、主人公の出生の秘密を兼ねて推理していく。タイムパトロールの登場で、一気に幕引きかと思ったら、続編「ミート・ザ・ビートルズ」も楽しみ。

  • 小林信彦さんを知るきっかけになった1冊
    本屋さんで見かけた文庫にいつものように惹かれて手にした1冊
    すごく好きな小説で、購入依頼、一番見えやすい、自分の本棚の中に収納しています。

    桐島夏夫は19歳、ある日目が覚めると突然30年前の1959年の東京にタイムスリップしてしまいます。
    時代は数十年さかのぼり、父親や叔母はまだ若い時代

    その時代で生きていかなければならないわけですから、夏夫は脚本家やDJとして生計を立てながら徐々に
    活躍の場を広げていきます。

    時代背景が、オリンピックの少し前、建設ラッシュや活気のある東京ということもあり、描写が、その時代に居なかった私も勝手な想像を膨らませながら、読んでいました。

    もちろん、主人公は恋をしたりいろいろなことを経験していきます。

    レビューを書きながら、この本を読んでいた当時19歳の自分をふと思い出します。

  • タイムスリップの物語。軽快なタッチで過去の親、おばに会う話など軽く読める

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    その冬、ぼくは30年前の東京に迷いこんでしまった。隈田川沿いの古い鉄筋アパートの部屋で淡いまどろみから目覚めたとき、窓の外の高速道路は消え、柱のカレンダーには1959と記されていた。おずおずと一歩を踏みだすぼくの前に、次々と現われる見知らぬTOKYO、どこかなつかしい街と人びと…。過去と現在の衝突が生む不思議な時空を旅する青年の〈愛と冒険のファンタジー〉。

  • 1959年へのタイムスリップ。
    未来と過去との因果関係が、うまくはまっている。
    過去に留まろうと決めるのは、1960年代に起こる出来事を見たいから。「あの頃」がびっしりと詰まっていて、なつかしい。
    歴史的な出来事に遭遇できるのかどうか・・続編もぜひ読みたい。

  • ここれもNO IMAGE・・・
    画像提供しましょうかぁあああ?

  • タイムトリップ

  • 全然期待してなかったら意外にも良かった。30年前にタイムスリップって話はありふれてるが当時の東京の風刺がよかった。普段は厳しいオバサンが昔は・・・みたいなストーリーもgood。

  • SWH内で一気読み。タイムトラベル物には食傷ぎみ。

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著者プロフィール

小林信彦 昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文科卒業。翻訳雑誌編集長から作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨新人賞受賞。平成18(2006)年、「うらなり」で第54回菊池寛賞受賞。

「2019年 『大統領の密使/大統領の晩餐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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