東洋ごろごろ膝栗毛 (新潮文庫 む 8-10)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101159201

作品紹介・あらすじ

まず、訪れたのは魅惑の台湾。温泉ではおばさんの大開脚に女性陣唖然、ガイドの爺さんの科白に男性陣悄然、占いをしてもらってみたら著者呆然。続いて巨大都市、北京。万里の長城、天安門、故宮等々、見るもの聞くもの古くてでかい。薬膳料理はアリの団子にサソリの唐揚げ、宮廷料理は象の鼻に熊の前足。何でも食べます。お腹ごろごろ、猫もごろごろ。絶好調文庫書き下ろしアジア紀行第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 2001.6読了。

  • 群ようこは面白い。彼女が仲間と一緒にアジアを旅した時のエピソードをまとめたエッセイ。ほんとに個性的な人がいるなあ……と思って、ただただ笑うにはほんといい本。

  • 本の題名がとても良い。流石は、群さんの旅行エッセイで、ただの読み易い旅日記では終わらず、彼女の独特の目線がとても面白い。どちらも行った事のあるところが舞台だったので、より楽しめた。アジア紀行エッセイの第1、2弾も読んでみたい。

  • 2012年2月12日読了。著者と友人・編集者たちアジアに不慣れな一行による、台湾・北京の旅行記録。歴史や建造物に興味がない人がアジアを旅行すると、結局安くて(現地では超高級店であっても)うまい食事を食べまくり、安い雑貨・お土産を買いまくり、酔っ払いまくる珍道中になってしまうよなあ・・・。台湾と北京は同じ中華圏であり、日本語を話す人が多く街中で出会う人の外国人への親切さは共通しているが、台湾に比べると北京の店員の無愛想さは衝撃的に感じられるよう・・・。その辺の露店でおやつや果物をサービスしてくれるおばちゃんと、国営店の店員の無愛想・なげやりさ加減の違いは同じ人種とは思えないほどだもんな。

  •  何年か前に一度読んでいて再読。
    勢いがあって面白い。今とは大違いな羽田空港のさびれーた感じもなつかしい。そうそうと読む。
    けど、自分がだんだんと本の中の群さんの年齢に近づいているせいか、あー、やってる。。。これはあまりにもオバサマでは。。と痛い気持ちが勝ってきてしまった。

     ラストの北京が面白かった。旅がはじめての人と一緒というのは旅を振り返るといろいろと面白いもの。
    それにしてもツルタさんって。。。「めがぱっちりして若い」らしいけど、スゲエ。きっと仕事はできるんだろうな。。。
    編集の仕事ってどんななんだか、だんだん混乱してきた。

  • 群さんのアジア珍道中第3弾。台湾、北京。

  • 自分が身近に接している国に不案内な人たちが行った旅行記は、面白くもあり、悲しくもあり。
    本のこちら側でイライラしたり、はらはらしたり。
    旅行記は人との出会いが描かれているものが楽しい。

  • 群さんをはじめ数人で行くアジアの旅。笑える・びっくり・あらら・・・いろんな要素がいっぱいの旅ものエッセイ。何度読んでも楽しめます。

  • 爆笑旅エッセイ☆このシリーズ3作は好きです。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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