- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101165615
感想・レビュー・書評
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★3.4
intro
中年女性教諭による、学校ジャック事件。
人質にとられた生徒は、一人また一人と犠牲になっていく。恐るべき戦闘能力、練られた計画、彼女の原動力とは。
問題児ばかり、というか問題児しかいないクラスを粛正していく担任教師。陰湿で悪質な行為、まさしく犯罪行為を行う生徒たちを容赦なく殺していく。
粛正が、始まる、のだが…少々設定がガバ気味か。そこは目を瞑っても、薄い人物設定が読むのを邪魔する。死んで当然、という生徒たちがバッタバッタと倒れていくのはスカッとなのか…?
種明かしも釈然としない点があったが、ただ勧善懲悪ではなく、「ゲーム」を絡め読み手を飽きさせない展開があったのは確か。
宮部みゆきは本書の選評にて、「この作品の底に流れる"無垢の被害者側からの報復は、どんな形をとったとしても許されるのではないか"という問いかけにはうなずけない」という。
犯罪を犯せば裁かれる。反則したら皆ごろし。何をもって正義なのか、考えてみてもいいのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブクログで、湊かなえさんの「告白」に似た本はないかと質問して教えてもらって読みました。
クソガキの悪を滅多切るのはよかったけどあまりに清々しくてスッキリ感が逆に少なかった。勧善懲悪ものなのに。「告白」のようにじわじわとクソガキを苦しめるものではないからかな。最後は驚いた。
そして…誰かヘリウム24の意味を教えて! -
「そして粛清の扉を」黒武洋
物凄い衝撃の作品でした‼️
また、1日で読んでしまった!
すごい勢いでページをめくり、止まりませんでした。(仕事行ってるんだけど・笑)
卒業式を翌日に控えた高校で、中年女性教諭が、生徒たちを人質にとり、立てこもる。彼女の周到に練られた計画とは…⁉︎
ホラーサスペンス大賞を受賞してるんですね。初読み作家さんでした。読んで良かった!
学校の中、ということで、貴志祐介の「悪の教典」をちょっと思い出しましたが、実は内容としては全然質が違うものです。
もちろん、小説なので、いくらなんでも…というくらい、酷い高校生が集団で固まっていたり…そういう部分はありますが、犯罪者、犯罪被害者、復讐の是非…etc. 様々な要素があり、苦しい気持ちも持ちつつ、色々考えさせられます。
小説としてのエンタメ性もすごくて、本当にビックリしながら読みました。
解説にあった、選考委員だった宮部みゆきさんと作者の言葉も胸に刺さります。
また他の作品も読んでみたいなぁと思いました。最近では1番衝撃の作品でした‼️ -
告白より前に読んでおくべきでした。隠された真相は良かったけど、いつの時代の生徒や先生?という感じでリアリティにかけてしまった。
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実写化不可能!
最後の最後までドキドキわくわくしながら一気に読みました! -
1
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再読、読みづらい漢字が邪魔だなぁ…
映像化アリの賞だったのに…
この作品じゃあ無理よの -
読みにくいんだけど引き込まれて最後までダレず、面白かった!!ツッコミどころはあったけどお見事!で、かなりスッキリしたー。