MOTHER: TheOriginalStory (新潮文庫 く 16-1)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101166117

感想・レビュー・書評

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  • 実在のRPGゲームの話です。
    三人組がギーグと言う悪者に立ち向かい町を救う話なんですが、それぞれの感情があって、恋愛要素もあり、面白いです。
    感動的なシーンもいくつかあります。
    悪が悪になってしまった経緯や原因、そこには複雑な事情があり、悲しい事実もあったりします。
    思い出に残る作品です。

  • 15年以上振りに再読しました。これはゲームのノベライズというだけでなく、ジュブナイルの名作として読み継がれるべき名作でしょう。
    冒険を乗り越えて成長していき、男の子と女の子が少年と少女になる描写がいいです。各キャラクターへの味付けも素敵で、特にケンのガサツで短気なんだけどシャイで不器用な優しさを持つ姿が愛らしいです。
    少女視点で描かれている為、辛辣な部分も出てくるのですが、くどくなくサラリと書かれているので読後感も爽やかです。

  • 大学時代の読了本。

    原作のゲームをしたことはないのだけれど、この小説はお気に入りだ。

    敵キャラも、あんまり憎めないキャラクターなので、好きだった。

  • FCゲーム「MOTHER」の小説版だけど、
    どっちかって言えば大人向けかもしれない。

    童話ライクなゆったりな語り口とは裏腹に、
    割とシビアだったり重い描写とかもあったり。

    やんちゃでちょっとワガママな主人公のケンが、
    旅の中で成長してオトコマエになっているラストが好き。

    読んだあと、満足のため息がもれる本。

  • アナ視点がよかった。ケンアナにめざめさせてくれた本。でもアナの扱いが少々ひどかったような気がする。

著者プロフィール

1959年、岩手県盛岡市生まれ。上智大学在学中に作家デビュー。フィクション、ノンフィクションを問わずさまざまなジャンルの作品を手がけ、ゲームやコミックのノベライズなどもおこなう。おもな著作に「プリンセス・ストーリーズ」シリーズ(角川つばさ文庫)、『丘の家のミッキー』(集英社)など多数。公式サイト「久美蔵」http://kumikura.jp/

「2019年 『プリンセス・ストーリーズ 赤ずきんと狼王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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