ふむふむ: おしえて、お仕事! (新潮文庫)

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著者 : 三浦しをん
  • 新潮社 (2015年4月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101167633

ふむふむ: おしえて、お仕事! (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 三浦しをんさんが15職種16人の女性に直撃インタビュー!

    ゆるゆるとお話されているようで、どの方のお話も仕事への情熱と愛に溢れていて、何より自分の仕事に誇りを持っていらっしゃった。みなさんパワフルで行動的!
    そして「好き」の原動力たるや!

    しをんさんいわく、社会と個人が絶妙に混ざり合った「仕事」をする人にはそれぞれ物語がある、とのこと。
    ふむふむ。
    仕事に対する想いの度合いによって、その物語のおもしろさや輝きは変わってくるのかもしれません。
    私は自分の仕事についてみなさんのように語ることができるだろうか。
    どうして今の仕事をしたいと思ったのか、初心に帰ろうと少し気の引き締まる思いです。

    しをんさんのおもしろおかしいインタビューのおかげで、想像のつきにくいお仕事もわかりやすく楽しく読めました。

  • 最近真面目に転職を考えていたのだけれど(まだ辞表は書いていない)履歴書や職務経歴書を作る過程でおのずと自分の半生を振り返るはめになり、結果、とっちらかった自分の職歴を見直して、私今まで何やってきたんだろう、私の人生って一体・・・とネガティブモードに突入。ちょっとポジティブな気持ちを持ちなおさなきゃ!と思っていたら、しをんさんのお仕事インタビュー本が出ていたので早速購入。お仕事頑張ってる人のインタビューを読んで自分もやる気を出すのだ!と思っていたのだけれど、こういうインタビュー受ける立場になってる時点でこの人たちは選ばれた人間なんだし、私の人生とは雲泥の差・・・と、なんか逆にちょっと凹みました・・・(ダメじゃん)

    そんな私事はさておき、読み物としてはとても面白かったです。知らないお仕事を知る面白さもあり、あとやはり漫画家アシスタントとかフィギュアの企画とかっていうオタクごとになると、インタビュアーのしをんさんが俄然いきいきしてくるところもわかりやすい(笑)フィギュア企画の方の「オタクは卒業しないから購買者層は拡大していくのみ」という見方はすごい炯眼ですね。


    靴職人:中村民/ビール職人:真野由利香/染織家:清水(藤井)繭子/活版技師:大石薫/女流義太夫三味線:鶴澤寛也/漫画アシスタント:萩原優子/フラワーデザイナー:田中真紀代/コーディネーター:オカマイ/動物園飼育係:高橋誠子/大学研究員:中谷友紀/フィギュア企画開発:澤山みを/現場監督:亀田真加/ウェイトリフティング選手:松本萌波/お土産屋:小松安友子・コーカン智子/編集者:国田昌子
    表紙イラスト:えすとえむ

  • しをんさんにしては…。

    自分が興味ある職種ばかりじゃなかったのが大きいから、普通に面白くないわけではなく…

  • 積ん読チャレンジ(〜'17/06/11) 4/56
    ’16/05/26 了

    最も好きな作家である三浦しをん先生のインタビュー本。
    今まで小説は好んで読んできたが、インタビューの本を読むのは初めて。

    読んだ結果としてはとても面白かったの一言に尽きる。
    前の本が300ページほどを3週間もかかって読み終えたのに対して、こちらはわずか二日足らずで読破してしまった。

    女性インタビュアーによる、働く女性に対してのインタビュー本という珍しい形態。
    先進国の中で女性の社会進出が遅れている日本だが、この本でインタビューに答えている女性はいずれも魅力と輝きに満ちた人物であると言うことが本を通して伝わってきて、もっとパワフルな女性の社会進出が進めば良いのにと思った。

    僕は「仕事」と「自分」という人格に対してを一定の距離を置いているので、ここまで「好き」という気持ちを押し出して仕事をしている彼女らが新鮮に思えた。
    解説に寄稿している髙橋秀実氏の指摘で初めて気が付いたのだが、インタビューに答えている女性が皆「好き」を原動力に働いているというのは注目すべきポイントだと思った。
    「好き」が根っこにあるからこそ、彼女たちの言葉は紙面を突き抜けて読む者にメッセージを伝えられるのではないだろうか。

    この本を読んでいて一番共感したのは、「まえがきにかえて」に記された以下の箇所。
    「個人的には、安易な個性礼賛には同意しかねるのだが、「わざわざ礼賛などしなくても、ひとはみないいい意味で『変人』である」と改めて確信できた気がする。」
    「太陽が東から昇って西に沈むように、ひとはフツーに変人なんだ、ってことだ。」
    僕は常日頃から「人は誰しも変態で変人だ」という主張をしているので、大好きな作家さんと意見が一致して嬉しく思ったのだった。

  • インタビューする人が聞き上手で、インタビューされる人がおもしろくいきいきとしているからおもしろいのですが、女の人同士と言うのも大きいように感じる。わたしも直接ふむふむしたい。

  • 様々な職業の女性へのインタビュー集。
    伝統芸能からサブカル、アカデミックにスポーツまでまさに多種多様なお仕事。みなさん自分の仕事に誇りを持って働いていて、素敵だ。
    インタビュアーの三浦しをんさんの物欲に素直なところも、各人の仕事の素晴らしさが引き金になっているのかな、と思うと、ほっこりする。
    それにしても、ことさら声高に「女性が輝く社会」などと言わなくても、有名無名の女性が、ひっそりと、あるいは公然と自分を磨いて輝いてるんだなあ、と改めてちょっとした発見をした気分になった。

  • 2泊3日の研修帰りに、
    なんだかテンションがいい感じに明るくて
    ひゃほーという気持ちのまま何かを読みたくて、
    しをんさんを手に取った。

    帰りの新幹線の中、まだ半分だけど、
    ひゃほーという気持ちが継続中なので、あたり。

    お仕事に向き合っている女性は素敵だ。
    なんか逞しくて、いきいきとしていて、
    それでいて強く楽しそう。
    しをんさんがそうさせてるのかもしれないけど。

    ちょっと変で奔放な人がたくさん。
    もっと若い頃はずっとレールを外れるのが、
    怖かった。最近少しずつ、怖いものが減ってきた
    ような気もしてる。
    人生は色々。節目も時々。
    それはみんなおなじじゃない。
    この本の中のいろんな人のステップアップを見て、
    なんかわくわくした。
    いろんな曲がり角で色々考え、でも道は続いた先に
    今の仕事と生活がある。
    あと40年以上も生きるかもしれないことを長く
    感じてぞっとしたこともあったけど、
    今は30になるのも、おばさんになるのも
    おばあちゃんになるのも楽しみだ。

    私もなんだか巡り巡って図書館にいる。
    だけど、今の自分をみると巡り巡ったことが
    今の自分を少し力強くしている気がする。

    お仕事悩むこともあるけど、楽しい。
    困った人もいるけども、きっと何かのチャンスだ。
    研修としをんさんでやる気が出たところで、
    今日は金曜。月曜まで忘れないといいなー。

  • 特殊技能を活かして仕事をしている女性に話を聞いたインタビュー集。靴職人、ビール職人、染織家、動物園飼育係、フィギュア企画開発、現場監督等々、多彩な職業の女性達の話も勿論興味深かったが、インタビュアーの三浦さんの言葉がいちいち面白かった。機を織っているときは「鶴になってしまいますから、決して覗かないでください」という感じで集中なさるんですか?とか。文庫版あとがきに全員の近況も載せてあり、気配り満点。ラストにしっかり編集者を登場させたのもよかった。
    巻末で髙橋秀実氏が「私は男でよかった」というような解説をしていたが、本書の内容にそぐわない気がした。

    p64
    機を織っているときは、「鶴になってしまいますから、決して覗かないでください」という感じで集中なさるんですか?

    p225
    まずは、数あるおもちゃ会社のなかで、バンダイを志望した動機をお聞かせください(入社面接風)。

    p226
    おおっ、オタクでしたか!(←激しい食いつきを見せる三浦面接官)

    p264
    「前田建設工業株式会社」のHPです。「ファンタジー営業部」というコーナーは必見です!

    p338
    仕事が一段落したときは、自宅に買い置きしてある「ザ・プレミアム・モルツ」で乾杯。ま、「乾杯しても一人」(自由律俳句風)なんですがね。

    p350
    しかし、どこから手をつければ、このライフスタイルもとい自堕落暮らしに変化をもたらすことができるのか、皆目わからん。なんにも身に覚えがないのに、気づいたら妊娠していた、というような変化が起こらないかなあ。起こりません。

  • 様々な職業の女性にインタビューした本。
    大学生や転職を考えてる人にオススメしたい。
    私は三浦しをんさんのエッセイが好きでほとんど全て読んでいるので仕事を見つめ直す機会でもあり、今回読んでみた。
    興味のある分野は面白いし、それ以外もこんな仕事があるんだなーと思える。
    出てくる女性にもいろんな人がおり、考え方や人生、その職についた経緯も様々。共感できる女性がひとりはいるんじゃないだろうか。

  • 図書館で。
    色々なお仕事があるんだなぁ~とかやり始めたらやっぱり仕事は面白いよね、という感じ。自分が役に立っていると実感するのは嬉しいし、認められた方が人生が楽しくなるし。

    結構皆成り行きというか縁があってその職についたのかなぁというのが面白かったです。縁がないな、と思ったら違う場で活躍すればいい。選択肢があるというのは良い事ですね。

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あなたがなりたかった職業は何ですか。靴職人、お土産屋、動物園飼育係、フィギュア企画開発、漫画アシスタントにフラワーデザイナー。夢を叶え、技能と情熱をもって働く15職種16人の女性に、作家が直撃インタビュー。時に持ち前の妄想力を炸裂させ、時にキレキレの自己ツッコミを展開し、時に物欲の鬼と化しながら、聞き取った素晴らしき人生の物語。さあ皆でレッツ“ふむふむ”!

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