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- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101169125
感想・レビュー・書評
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知的な文学論議。
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10/14 読了。
巻末の読書案内が親切! -
読みながら、また一人、文豪、かつ優れた批評家がこの世を去ったという実感を否めなかった。
丸谷才一の小説なりエッセイなりは、その旧仮名遣いが拭いがたい違和感となって、少し手に取るのをためらってきたのだけれど、でも手に取った作品はどれも当たりだった。でもやっぱり旧仮名遣いには抵抗がある。
そんな中、本書はインタビューとのことで仮名遣いも現代で、気軽に手に取れた。で読んだら、洋の東西を問わずその博覧強記。インタビュアーのころころ変わる話題転換にも柔軟に応じながら、文学のあらゆるジャンルについて自在に語り出していく。すごい、という他ない。