俗物図鑑 (新潮文庫)

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著者 : 筒井康隆
  • 新潮社 (1976年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (627ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101171029

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俗物図鑑 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。
    http://harajukubookcafe.com/archives/888

    ゲスト松尾スズキさんの人生を変えた一冊。

    「人生を変えたな〜なんていう本はなかなかないんですけど(笑)無理やりひねり出しました。すごくブラックユーモアに溢れてて、中学生の時に読んだんですけど、すごく頭に残っていて、僕はもともと漫画少年で赤塚不二夫先生のマンガが好きだったのでブラックなギャグとかシュールなギャグとかナンセンスなギャグに態勢がついてたんですね、筒井さんはそれをもっと文学的に昇華させているというか、それで夢中になっちゃったんですよね。この本でキャラへのこだわりがすごく頭に残っていますね。」(松尾スズキさん)


    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://harajukubookcafe.com/
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  •  ドタバタでグロテスクで、読んでいる最中何度か吐き気がした…けど面白かった!エリート意識や選民意識が強くいっぱしの批判を口にする評論家、体面ばかり気にする警察、センセーショナルであればそれでいいメディアと、それを何の考えもなしに面白がるだけの大衆など、あらゆる方面に向けて皮肉がききまくっていて痛快。ブラックユーモアに顔をしかめたり笑ったりしながらも、自分が作中に描かれている大衆とどこが違うのか、もしかすると一緒じゃないだろうかと考えてしまう。

  • いやぁスゴイ。始めはそれなりにまともな人から、嫌悪感を伴う人になり、しまいには犯罪者が集まって梁山泊か。度量が広すぎる。ラストは連合赤軍事件のパロディか。多分事件直後だったと思うのでよく書けたと思う。寛容な時代だったのかな。本作品より5年後くらいに刊行された、井上ひさしの某小説に質感が似ていると思った。(こちらもスゴイ)

  • 前半面白いんだけどだんだんお腹いっぱいになる。

  • あほー!
    パプリカのスマートな筒井さんは全く出てこず、
    日本以外全部沈没のばかばかしい筒井さんのみ。
    いろんな俗物がみれておもしろいです。

  • 色んな評論家が居すぎて凄いなと。
    痰壺評論家と皮膚病評論家はキツかった…あと、反吐評論家も…。

    2013.07/13 読了。

  • 見た目の厚さの割に一気に読めます。読中はゲラゲラ笑いました。(痰壺評論家はかなりきつかったですが‥笑)俗物万歳!作者の奇才に天晴れ!

  • 様々な状況に重ね合わせて読んでしまった。

  • あまりのばかばかしさに、思わず引き込まれて読んでしまった自分は俗物なのだろう。笑ったけど、さすがにブラックすぎて気分悪いところもあり、読んでてこんなに気分がアップダウンするのは初めてかも。よくこんな小説世に出したなと思う。半分は賛辞のつもりですが。

  • この上なくブラックでナンセンス。この悪趣味を痛快に笑い飛ばせるか、それとも嫌気が差すかは読む者の俗物性による。
    加速度的に混沌さとバカバカしさを増していく話の端々に、現代にもザクリと刺さる批判性があり、はっとさせられる。
    まぎれもなく傑作なのだけど、「好きな小説」欄に書くのはちょっとためらってしまうタイプの作品。

  • 個人的に、『国家反逆』カテゴリーに含めている作品(ほかには井上ひさし「吉里吉里人」、小松左京「日本アパッチ族」、大江健三郎「同時代ゲーム」)。

  • うひゃあ、という場面があったような。短編と覚えていたけれど長編だったのか。

  • 「評論家天国と地獄」
    聖人なんてめったにいない。
    高尚なんてほとんどない。
    高邁なんて基本的にない。
    嗚呼、なんて低俗なんだ。
    人間ってやつは。

  • しょーもなさすぎて感動すら覚える。
    満足度7+

  • 85031

    27 内容の濃さは並みの小説の数倍。細部の精密さが成功。徹底した人間風刺。

  • 筒井康孝2作目
    僕が生まれる前の作品とかしかもまだ生きているし
    もっと若い人なのか勝手に思っていた
    でも、おかしいよな
    だって星新一とか小松左京とかと同世代なんだもんな
    若いわけがない

    内容はというと
    接待専門のような課長が、社長の情婦と関係をもった所から話が始まる
    なんだかんだと家を追い出された主人公はその情婦と暮らすことになる
    で、その情婦の兄が出版社を立ち上げるということで、「接待論」とかいう本を出すことになり
    これが意外と売れて、そしたら何か変わったことを評論できる人はほかにも居ないかと思ってゲロ評論家などを見つけてきたらこれが大当たり
    情婦を住んでいる梁山泊という名前のマンションに声をかけた評論家を住まわせて評論家事務所「梁山泊プロ」としてテレビに出すことに
    そこからテレビやら何やらで大活躍?するんだけど
    反社会的というか異常としか思えない評論をする人ばかりなものだから問題になって最後はドタバタ劇の末、女性陣と息子を残して全員自衛隊に殺されるという

    うーん、説明していて訳わからなくなってきた
    この人はナンセンスを描く人らしいんだけど
    ナンセンスというのは、意味があることを知りぬいてないと書けないわけで
    知っているからこそナンセンスという形の皮肉めいた表現ができるわけで
    そう考えてみると当時の社会がどんなものか僕はあまり知らないけれど
    こういう風刺をされる世の中っていうのはどうなんだ実際
    ていうかこの人の発想力と展開の飛び具合は本当にすごいな
    うん、ダメ人間ばかりが出てくるというのも好きだ

    違うのも読もう

  • 10代後半の頃に読んだ本。読み直してみた。昔読んだときほどワクワクとはしなかった。

  • 想像を絶するマニアックな人たちが多数出演するコメディ小説。読後には自分のマニア性を妄想せずにはいられなくなるはず!!だって「人間万事、色と欲」ですから……。ちなみに、わたしの「色と欲」は……、長くなるのでやめておきます。



    (琉球大学 大学院生)

  • みんな気が狂っています。
    が、狂いたいように狂っている人は幸せそうです。

    笑える話ですが、読んだ後悲しくなりました。

  • 「生理」「痰」「火事」「万引き」など、汚物や一風変わった物に対する
    常軌を逸したこだわりを持つエキスパートが集まる話。

    あらゆる病気に罹っても平気な爺の話は凄まじかった。
    読んでてひきつけを起こしそうになったほどの描写。
    筒井先生は一線を越えてしまった狂気の人を書くのが
    本当に上手くていらっしゃる…。

    ラストは神風を彷彿とさせそうな勢いと潔さと滅茶苦茶ぶり。
    面白かった!!

  • おもしろいというか物凄いというか気持悪いというか……
    とにかくドタバタ!
    下品なんだけど勢いがあって読みやすい本でした

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4101171025
    ── 筒井 康隆《俗物図鑑 19711030-19720819 週刊新潮 19721205 新潮社》
    http://q.hatena.ne.jp/1239834940#a9112 

    (20100304)

  • うーむ、面白い。気持ち悪い。よしよし、げーしなさいげー。
    という感じの小説。筒井先生の本領発揮といいますか。先生の著作には凡作も存在するわけですが、これは読んで損しません。

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