私説博物誌 (新潮文庫 つ 4-10)

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  • / ISBN・EAN: 9784101171104

感想・レビュー・書評

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  • 独身時代の蔵書。引っ越しに紛れた、あるいは親に処分されたのか見当たらなかったので最近買いなおした。

    現存・古代・空想のさまざまな生物を毒と愛のある口調で紹介したエッセイ集。

    女性目線だと「なんだとぉ~!」という発言もあるけど、面白いのでまあいいかとなってしまう。
    新聞掲載だったらしいけど、今だと炎上するかも。

  • 【感想】
     正座して読む。単行本は昭和51年(1976年)5月、毎日新聞社より刊行。
     この本を分類するなら、「博物学」か「動物学」か「随筆」か、悩ましい。

    【書誌情報】
    書名:私説博物誌
    著者:筒井康隆(1934-)
    解説:日高敏隆
    カバー装画:辰巳四郎
    イラスト:大竹雄介
    出版社:新潮社
    シリーズ:新潮文庫 つ 4-10
    出版日:1980.05.01
    ISBN・EAN: 9784101171104
    NDC:914.6

    【目次】
    目次 [003-005]
    タイトル 007

    イボイノシシ 009
    コモリガエル 015
    アズマヤツクリ 022
    ワニ 028
    ヤドリギ 034
    アシカ 040
    グンカンドリ 047
    ミズグモ 053
    フウセンウナギ 059
    シリコニイ 065
    フタゴムシ 071
    ハンミョウ 077
    ユーカリ 083
    イナゴ 089
    グァナコ 095
    ボネリア 101
    センザンコウ 107
    キュウケツコウモリ 113
    モア 119
    トリフィド 125
    リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ 131
    クズリ 137
    トビケラ 143
    キュウカンチョウ 149
    ボウリュウ 155
    シャカイハタオリドリ 161
    ナマケモノ 167
    タッノオトシゴ 173
    アホウドリ 179
    スイセン 185
    デンキウナギ 192
    リンゴマイマイ 198
    イソードン 204
    ホオジロザメ 210
    ホウセンカ 216
    アカウアカリ 222
    カメレオン 228
    ワライカワセミ 234
    ツバイ 240
    マツタケ 246
    スカンク 252
    イスカ 258
    コバンザメ 264
    ジョウチュウ 270
    テングノムギメシ 276
    ミチバシリ 282
    スキアシガエル 288
    タランチュラ 294
    カッパ 300
    ヒト 306

    解説にならない解説 日高敏隆(昭和五十五年四月) [312-314]

  • なんか、やすたかくんがパパの仕事場(動物園)へ行くと、オットセイがお散歩してゐるので、とかのほっこり話とか、「トンデモ本の評論」「アニメーション、おかあさんといっしょやみんなのうたなどの子供向け番組に関するうんちく」など当時筒井大先生の恐らく独壇場であったと思はれるナニ、あと先生独自のバカ話が入っててけっこうおもしろい。
     本著内ではなんかあほな話で紹介される「恐竜=鳥類説」は21世紀になって支持されるやうになり(一応21世紀の説ではティラノサウルスは「ピーヒョロロロロ」とかの癇高い声で鳴く可能性は否定されてるが)、えすえふの架空生物として紹介されてゐる「超音波で鳴く蛙」は支那に実在してるといふのを知る。筒井先生は偉大かもしれない。

  • 【僕なりのdictionary】

    筒井康隆の本が読みたかったのだけど、不用意に不快なツイートを見て、ふんふん、僕は読んでやらねーよって、思って中学生の時のバイブルを読み直してみた。

    シャカイハタオリドリはご存知だろうか?本当にいるのか。いないのか。僕にとって。大切なことは、目に映るすべてだとしても。うまく生きていきたいと想ったら、ね。

  • 筒井康隆のユーモアがほどよく効いていてどこから読んでも楽しめる。こういう本を手元に置いておきたいものである。この本をくれた友人にありがとう。

  • 面白く読んだ記憶がある。また読みたいなぁ。

著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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