旅のラゴス (新潮文庫)

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著者 : 筒井康隆
  • 新潮社 (1994年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101171319

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旅のラゴス (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「人生は旅だ」とはよく聞くたとえだが、この本はラゴスという一生を旅に費やした男の物語だ。

    220ページにも満たない物語だが、娯楽小説にありがちな野暮で無駄な表現の一切を省き、凝縮された男の人生が詰められている。

    理知的な男の一人称で進むこの物語は、文章が少し硬く読み進め難いと感じる人もいるかもしれないが、未開拓の架空の星で知識を得て行くラゴスとともに旅を続けると、今暮らすこの社会がどのような過程で出来上がっていったのかが朧げに分かる。

    変わった設定のSFでもあり、一生を賭したボーイミーツガールものでもある。ラストの終わり方には胸を締め付けられるだろう。

  • なんて不思議な世界観なのだろう。いまだかつて、こんなにも先が読めない作品があっただろうか。 知識を求め、旅するラゴス。その目的は純粋であり、穏やかだ。 だからこそ、旅の先々で出会った人達は、ラゴスに惹かれ、 幸せを分けてもらった気持ちになる。物語の中では勿論幾分の悲しみや別れ、理不尽な出来事もあるのだが、そのラゴスの、まるで静かな波のような穏やかな語り口が、読んだ後に爽やかな後味を残してくれる。 最後のフェードアウトの仕方も、この小説の「旅」という主題を表すようで、一貫性のある美しい物語だと感じた。

  • むむむむむ
    初の筒井康隆さん
    一生の間にこんなたくさんの経験ができるものなのか。小さくまとまってんじゃねーよっていういつかの先生の言葉を思い出した。
    国王になって、結婚もして、15年間を過ごして、
    それでもそこも旅の途中。帰りたいと思う場所があって、でも帰ってからも居心地の良さは得られても心の満足は得られてず。
    最後まで進み続けなければ、本当の満足を知ることはできないってことか。夢追って叶えても、それで終わりじゃない。家庭を築いて、子ども育て、しわしわになっても、それで終わりじゃない。認知症の人が家にいるのに帰りたいっていう気持ちが分かった気がした。いつかもっと良くなる、幸せで心地好かった頃に戻れるなんて幻想。あるのは今だけ。

  • 男性人気NO1と広告がうたっていたので購入。隣に女性NO1の湊かなえ「母性」があったけれど。
    やっぱり映画も本も世の中的に男性ウケする作品の方が好み。さっぱり感がいいのかなあ。

    ●途中から一人称が「おれ」から「わたし」に変わるのが妙に違和感あったのはなぜ?

    ●マークトウェイン『不思議な少年』に似ている。書中にラゴスの「サタン」説がちらっと出てきたが、まさにその通り。サタンに違いない、と思って読んでしまった。

    ●読み始めは、「これは何時代?昔の話?」って思ったが徐々に「これは、未来の話...?」と思うように。時代は繰り返すっていうしね。

  •  素晴らしい1冊だった。主人公ラゴスと共に時空を旅する感覚が持てるか否か、己の感性と想像力、気持ちの若さが試される作品かもしれない。

     20年くらい前(初出は30年前?)の作品だとか。当時(90年代)、作者の筒井康隆といえば、訴訟だ和解だ断筆宣言だと本業以外の部分でクローズUpされていた。自分が学生の頃も既にSF御三家と呼ばれていた影もなく、ナンセンス、前衛的といわれる作風で、なにか奇人変人を扱ったエッセイを1,2冊読んで「ダメだ、こりゃ」と他の作品は読まなかった。なので筒井作品はほとんど”お初”状態だったが、大当たり。

     筋立ては単純。高度な文明を失った人類が特殊能力を獲得し始めた世界で旅をする男(ラゴス)の物語。人の成長と文明が再び興っていく様子を重ね合わせて描くおとぎ話。そう、普遍的なお伽話だな、これは。いつ読んでも、誰が読んでも、どの国の言語に翻訳されてもいい作品だ。
     単純なのは筋だけでなく文章も要らぬ説明がほとんどなく極めて簡潔。そりゃお伽話だもの。昔話を語って聞かせるようなもので、桃太郎の出だしを年代、地方、地名、おじいさんおばあさんの身なり、持ち物などを説明せず、山と川、それぞれの役割を言うだけでスッとストーリーに入っていける、そんなイメージ。この自然な導入部分や物語の展開を感覚的に受け入れられないと、ラゴスと旅することはできないね。

     とにかく素敵なのは、人生そのものが旅であると再認識できること。未知への憧れと知の探究がその目的であることだろうか。旅先で文献を漁り、過去から学び未来を構築していく様はワクワクさせられる。学んでいく順番も歴史が最初。歴史が全ての学問の前提になるなど示唆に富んでいるではないか(そして小説が”麻薬である”と主人公がなかなか手を伸ばさないところも逆説的に小説の素晴らしさを表現していてニクイ。この作品そのものが麻薬性のある小説だ)。
     失われた文明の遺産(書物)から知識を学んでいくラゴス。それを世に放つときの思索も、ひょっとしたら現在の我々への警鐘を含んでいるのかもしれない

    「現在のこの世界に、電気という科学を持ち込んでもいいのだろうか。科学史をずっと先まで読んだ限りでは、最先端の科学技術が一般庶民の生活感情と遊離するほどまでに進んだ社会は、必ずなんらかの形で不幸に見舞われているのだ。」

     原子力・・・? ふと、そんな深読みもしてしまう。

     とにかく、好きな時に好きなところへ行って、好きなだけ時間を過ごす。憧れの生き方を体現しているところがいいのだ。
    「人間はただその一生のうち、自分に最も適していて最もやりたいと思うことに可能な限りの時間を充てさえすればそれでいい筈だ」
     そう”人生は短く、やるべきことは多い”(笑) 生き急がなきゃ!

     「顎(あぎと)」の章でラゴスは愛馬スカシウマと空を飛ぶ。念じれば空も飛べる。それが今は心だけの飛翔でもいい。久しぶりに空想の世界を漂うことの心地好さを味わえたひと時だった。

  • 北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。
    「BOOKデータベース」より

    時間が経つのは早いね、てこと.あれから○年経った、とか簡単に書きすぎだよー
    まぁ、まさしく人生は旅、という内容.
    もう少し感想らしきものを書きたいけど、なんというか、かすかな違和感を覚える.
    形になったら追記する.

    追記:
    やっぱりあれから○年経った、と今の時代に沿っているような沿っていないような内容がイマイチだったのだろうな.
    小説って細かな描写とか(細かな描写が書かれていないとは言わないけど)心境の変化とかが書かれていることを期待して読んでいるけど、それが期待したほどではないのかなと思う.
    情報量が多い現代にあってクローズアップされる人々の経歴は○年××、○年△△・・・とすっとばしてすばらしさが語られるけど、そこに至るまでにはいろいろあるわけで、小説に求めるのはそこにあるいろいろなわけで.それをニュース的にすっとばして語られていることに違和感を覚えたのかも.それを「旅」というのであれば、成功してるよ.でも、私はそれを旅と思えない、というところにギャップがあるんだな.
    まぁでも、これはコレだな.流れる感は感じるし、理解できない心境というのがあるんだな、ということが分かったという点で読んでよかった、と言えるのかもしれない.
    自分が小説に期待しているものが期せずして、再確認された.

  • 主人公がどうにも好きになれなかった。読み進めるのを億劫に感じながらも、旅の目的だけが気になって最後まで頑張ったが、ラストで「え?これだけ?」と拍子抜け。
    三人の女性と夫婦になり、うち二人とは子供まで作り、兄嫁とも恋仲(?)になりながら、かつて出会った少女のことをいつまでも忘れない。奴隷にされ奴隷商人と打ち解けたかと思えば、その奴隷商人が死刑になっても何の感慨もない。女に出会うと感想は「色気があるかないか」で、だいたい惚れられる。男たちからは何かにつけ一目おかれ出世する。しばらくするとそこを去ってまた別の土地へ。
    やたらと常識人ぶって謙虚なことを言うわりに地位も女も手にしては飽きたら捨てる。なぜこの男がこんなにもてるのかさっぱりわけがわからないし、何を考えているのかもわからない。何かにつけて「自分は何でも知ってます、無知な皆さんに教えてあげましょう」といわんばかりの態度で偉そうだし、こんなやつ絶対嫌われるだろ、と思うんだけど他の登場人物からは好かれているのはラゴスの口数が少ないからなんだろうか。
    ハーレム設定のラノベを読んだような気分。男の人は好きだろうな、と思った。

  • 筒井康隆を読むのは映画「時をかける少女(※原田知世バージョン)」が流行った頃に原作読んで以来かも(年がバレる)。本作は最近リバイバル的に話題になっていたようで本屋で平積みされていたのでふと気になって。

    筒井康隆なのだからSFだろうと思っていると、そうでもない。設定自体は、漂着した宇宙船に乗ってやってきた祖先、微弱なESP能力を持った人々の存在などSF的と言えなくもないけれど、時代も国籍も不明な架空の世界はどちらかというとRPG的なファンタジー世界でもあり、かといって剣や魔法が氾濫しているわけでもない(龍は出てきたけどね)

    主人公ラゴスが旅をする過程で出会った人々や出来事が淡々と語られ、育ちの良さがうかがわれる知的で理性的なラゴスのキャラクターも比較的淡々としているため、結構特異な出来事が起こっているにも関わらず、あまり感情をゆすぶられることなくこちらも淡々と読み進められるのが非常に心地よかった。過不足ない作者の文体も気持ちいい。

    どの章もそれぞれ面白かったけれど、個人的に全体から強く感じたのは「知識」を持つことの、大切さと同時に怖さ。それは使い方次第、使う者次第の武器であり、つまり両刃の剣というやつ。ラゴスはその「知識」のおかげで、奴隷待遇から脱出できたり、王様にまで担ぎ上げられてしまったりするけれど、必ずしも万事円満にゆくわけではない。都市が富裕になれば弊害も起こるし貧富の差も生じる。便利な道具は戦争で効率よく人を殺すためにさらに発展する。知恵というのはまさに、エデンの園の禁断の果実なのだなあと。

    飄々と旅を続けるラゴスの魅力はスナフキンにも通じるものがあるかも(笑)あんな風に生きられたらなと、できないからこそ憧れる。

  •  旅の小説が読みたくて、長距離電車の中で読了。一言でいえば旅に生きた男の一生。男のロマンがつまった作品。ファンタジーだし、SFでもある。一生を通しての女性との出会いもいちいち感泣する。
     舞台は現実とはかけ離れているけれど、とても人間味があって憧憬してしまう。人は何のため生まれ…なんて至極当たり前の悩みもこの作品を読むと、別に意味なんてなくて、ただ生きる事が楽しくて生きたいな、となんだかしんみりもしてしまった。

  • ずっと気になっていた本。行ったこともない場所なのに、常に情景が浮かぶような不思議な感覚で読みました。普段だったら、苦手なジャンルなはずなのに最初から最後までわくわくしながら読めた。また時間が経ったら読み返したい。

  • 『The books』オススメ本、その一。

    人間が超能力や転移能力を獲得した世界で、ラゴスの旅が続いてゆく。
    馬と心を交わせずに、村人から軽蔑される所から始まるのだけれど、どんな窮地に立たされても彼の持つ一定した冷ややかさが崩れることはない。

    知恵を身に付け、ただ旅を目的とするラゴスは恐ろしくモテる。そして、可愛い女性には、ほんの少しだけ優しげになるラゴス。なんともまあ、な展開である。

    一つの村が街になり、王国になり、文明が開けていく壮大な物語は、ラゴスの老年に向けて語られてゆく。
    面白い所で留めるのではなく、この文量でしっかりと描き切る所に作品の凄みを感じた。

  • 人類が文明と引き換えに超能力を手にしたというSFもので、優しい雰囲気の本。短い本なのに、一人の男ラゴスが生きた人生を自分が体験したような気になれる。

  • 感じられるのは広大な大地と悠久の時間。嫁、異文化、あの日の美少女、超能力、幼馴染、女王。モテモテね。

  • 主人公ラゴスの半生を描いた作品。 二度も奴隷の身に落とされ、愛するものを置いてゆきながらも一生をかけて旅するラゴス。ラゴスの人生を追体験することであたかも自分が経験したかのような気分になれた。旅の目的地よりも旅をすること自体が大切なんだと感じた。
    ずっと手元に置いておきたいそんな作品でした。

  • 人生の大方を旅に費やした人を描いたSF作品。結局デーデに会えたのかが気になる。

  • 男の浪漫だなぁ。氷の女王様に会えるのかどうかまで書かないところにくい。筒井康隆さんらしくはないけど、ラゴスに憧れる読者はたくさんいそうだし、ラゴスに恋をする読者もたくさんいそうだ。ラゴスはたくさんの女の人にモテていたけど、本当に好きなのはデーデ1人だったんだろうなぁきっと。あーあ。読みながら失恋しました。

  • 何だろう、この清々しい読後感。

    ある異世界における、ひとりの若者の成長物語。一言でまとめてしまえば、「旅のラゴス」はそういう物語です。
    そんな物語の大枠だけに着目すれば、オールディス「地球の長い午後」やクラーク「都市と星」と同列に並べられるべき作品なのかもしれません。が、これらの作品と明らかに違う点は、本作の主人公であるラゴスにとっての最大の武器(であると同時に弱点でもあるもの)が、「無知」でも「若さ」でもなく、実学に根ざした「知恵」であり「知識」であるということです。

    生まれ故郷ではかなりの知的上流階級であったと推測されるラゴスは、産業革命以前の段階に留まっていると思われるこの世界(読み進むにつれて、この世界が人類の科学者集団を載せた宇宙船が不時着した惑星であること、ラゴスをはじめとする登場人物達は宇宙船搭乗者の末裔であることが明らかになってきます)を遍歴しながら、様々な困難に遭遇します。その時、彼は問題を解決するために持ち前の知識と好奇心を最大限に活用するのですが、それと同時に周囲の人々や環境にも多大な影響を及ぼしていくのです。
    この物語は、ラゴスの成長物語であるとともに、この世界そのものの成長物語でもあります。明るい話ばかりではありません。むしろ、しこりが残る後味の悪い話の方が多いかもしれません。それでも、ラゴスは後を振り返らずに思慮深く旅を続けていきます。それが「生きる」ということだから。

    僅か200ページちょっとの、中編と言っても差し支えの無い薄い本です。でも、一冊読み終えると、ラゴスと一緒に旅をした気分になれます。物語の充実度というのは、ページ数に必ずしも比例するものではないんですね。
    いやー、こんな作品も書けるんだなぁ筒井御大。いろんな意味で印象に残る一編でした。

  • 実は著者の本を初めてちゃんと読みました。郷愁溢れるSF。世界観が、どことなくFFシリーズとかみたいな感じがしました。面白かったです。

  • 旅人を主人公とした物語。
    世界が滅亡した数千年後の話ではあるが、数百年前のようなムードの世界観で、プラスアルファで超能力やSFチックなエピソードがあるという、一風変わったストーリー。

    読んでてほのぼのとするというか、ゆったりと話を読み進めることができた。
    出てくる登場人物や特殊能力(顔の変身、壁抜け、集団転移、テレパシー)、ケモノ達(巨大な鳥とヘビ、スカシウマ、赤い蝶)、国や環境も等の物語の構成が非常に凝っていて、文章も非常に読みやすく、ストーリーそのものが楽しかった。

    ただ、あまりストーリーの進行に強弱がなく、主人公も非常に落ち着いていて拍動がないところが、読んでて少し(非常に少ないが)物足りなく感じたかな。

    かと思いきや、終わり際は「どうなるんだ?」と思ったところで、途中で完結してしまうというストーリー。

    ああ、本当に面白かった!!

  • 久しぶりの筒井康隆作品。ラゴスが北から南へ、また北へ旅する短編の形で旅先での出来事やラゴスの旅の目的なんかが語られている。集団転移や浮遊などやっぱりSF的要素も満載で、ぐいぐい読み進めました。奴隷になったり王様になって一夫多妻になったり、特徴がなさそうなのに人を惹きつけるキャラクターで、自分のカリスマ性に困ったりしつつ楽しんでるのが可笑しかった。ラストは氷の女王に逢えたのか気になります…
    ひとり旅に出たくなりました。

  • 生涯旅人として過ごすラゴスの物語。
    いくつになっても安住の地を求めず旅人としての人生を全うするラゴスに惹かれるものがあった。
    自分も出来うるならばラゴスの様な人生を歩んで見たいなぁと思った。
    なんだか旅にはロマンがあるよなぁ。

  • よくわからなかったです。色んなサイトで「読むべき本!」と紹介されていますし、期待は大きかったのですがね。個人的に合わないのかもしれません。表紙を見て旅欲はすすられました。またいつかリベンジしたいです。

  • 人生で一番たくさん読み返した本
    パウロ・コエーリョのアルケミストにも通じる冒険譚(ドラクエにも似ている)
    何度読んでもいつ読んでも旅する人間に憧れてしまう

  • 特殊能力や一度滅亡した先祖の知識の発掘など興味をそそる要素を配しながらも人生を旅に委ねた主人公の奇想天外なストーリーが面白い。ゆく先々で安住出来そうな環境を得ながらもそれを捨て挑む信念に、ことなかれ主義に傾く自分の姿勢を考えさせられる。原始的な文化が高等な学問を得たときの危うさは現代における危機を模しているであろう。
    後一章はありそうなところでラスト。主人公とデーデがもう少し若い頃に再開出来たのであれば広がりをみせたろうに。

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