- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101171319
感想・レビュー・書評
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面白い!爽快で旅に行きたくなる。ガダラの豚を読んだ時のワクワク感。
不思議な世界感でとっつきにくかったがその世界に入り込んでからはスラスラとワクワク読めた。特に書物を読み始めたあたりからが面白く、終わりも良い。壁を抜ける男。転移とかエンターテインメント性もある。とにかくワクワクした。
2016/11/19 18:26詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
筒井さんの長編らしからぬ、極めて常識的な価値観、かつ叙情的な世界観が印象的なSF連作でした。
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空間転移や壁抜け等の特殊な能力が存在する世界でラゴスが旅をする話。
旅先で喜びや悲しみを味わい、事件が起き、彼の性格で乗り越えていく。
やっとで幸せを手に入れてもそれを断ち切って旅で人生謳歌する。
各話面白いが、もっと各話の繋がりがあることを期待してしまった。 -
独特の世界観に少しびっくり。
モノ、時間、地位に執着しない生き方。
ラゴスらしいラスト。
ドネルが誰だったのか読みなおしたくなった(ヒントあるかな)
個人的にはスカシウマが気になるw -
現代ではない不思議な時代の不思議な世界、旅をするラゴスの日々を描いていて、さらっと読みやすかった。
深い意味を感じるような、でもゲームの世界のような、あまり自分が読まないジャンルの作品でしたが楽しめました。 -
この世の本で1番好き
文明が一度滅んだとか衰退しつつあるとかド好み
読み終わった時、わたしも同じように人生を一つ終えたみたいな充足感あった、一生読み返すと思う -
読み終わって不思議な小説だったなと感じました。
地球と同じような異世界で旅をするラゴスの数奇な人生が描かれています。
何が起きても受け入れ、失敗しても前に進み続ける姿勢と一度決めたことは何があってもやり抜き通す大切さを思い出させてくれました。
ページ数が多くないのでサクッと一冊読みたいなという人にお勧めできる本です。 -
今まで読んだ本の中で1番好きな本です。ラゴスは、なぜ旅を続けるのか?ラゴスの人生を読みながら、とても心打たれる作品。色々な人々と出会い、考え、感じ、何を思うのか。苦しみ葛藤の末に行き着くラストは、とても感動しました。
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淡々とラゴスの旅の記録をたどる物語でした。今ある文明のはるか後の未来を彷彿させ、SFの要素もあり、贅沢な作品でした。
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普段SFはほとんど読まないが、冒頭の転移からハマった。先が気になりスラスラ読むことができた。
ラゴスがやたらなんでもできて、冷静で、モテていてカッコイイ✨
最後まで旅を求め、最愛の人に向かうのがステキ。