ロートレック荘事件 (新潮文庫)

著者 : 筒井康隆

• 新潮社 (1995年1月30日発売)

感想・レビュー・書評

[いしかわさんの感想 · 2023年3月15日]

解答編で作者注で何ページの何行目が伏線だったよ！って逐一入ってるのが本当に興ざめだった。
言われなくても読み返せばわかるのに読み返す気どころかその先読む気が失せた。

[しすいさんの感想 · 2023年4月24日]

重樹の運動能力についてもうちょい描写してくれてたらフェアかなと感じた。

[M<Θ￥Θ>Mさんの感想 · 2022年6月15日]

アート小説の一冊と言っても過言ではないかもしれない。叙述トリックなるものの初歩に当たるのか？
誰がしゃべってる話か、判然としない点で煙撒き殺法全開だ！といったところ。

[おのっちさんの感想 · 2012年9月30日]

この作品はいわゆる叙述トリックを扱っている。
叙述トリックは種明かしをするまで読者をだまし切れるかが命だと思っているので、仕掛けだした時点で違和感を抱かれてしまうこの作品はお世辞にもうまいとは言えない。
数多くのミステリーを読んできた人にとっては想定内の結末であり、感心するのは初心者だけだろう。
また叙述トリックを仕掛けた箇所をいちいち指摘するのは自慢のようでもあったし、だらだら書くよりも余韻を残して終わるべきだったろう。

[名無しさんの感想 · 2020年10月16日]

早い段階で意図的な違和感に気づきトリックがなんとなく分かったがなかなか秀逸。ただミステリー慣れしていると驚きはないかもしれない。
トリックの解説がとても詳しく書かれていてよく練られたプロットだと思ったのだが、正直解説が長すぎて蛇足に思えた。
古臭さがあるので初めはとっつきにくいかもしれないが、あまりミステリーを読んでいない人にこそ楽しめる作品なのではないだろうか

[ナオさんの感想 · 2016年1月9日]

ロー卜レック荘と呼ばれた別荘に集まった男女。避暑を楽しむつもりだったが、一人の女性が殺害され、次々に美女が殺されていく。内部の犯行なのか、それとも外部？動機は？



なんというか、完全に騙された。だけど、騙されたー！ってかんじではなく、え？は？となって、犯人が分かったところで、興醒めにも似た騙された感でいっぱいになった。
確かに、ちゃんと読めばそう書いてある。だけど、納得出来ないというか…
期待してただけ、ちょっと残念だった。


2016.1.9　読了

[marissa916さんの感想 · 2014年9月21日]

叙述トリックで有名だけど、冒頭で気づいてしまった…殺害の方法や動機も雑に感じました。あえて人物描写を薄くしているんだろうけど、登場人物の誰にも共感しなかったので残念。。

[tamasan7さんの感想 · 2014年7月29日]

気づいてしまった。

[マサトさんの感想 · 2012年11月25日]

某サイトで名作と評価されていたので、図書館で借りてきて読了。

これは、自分にはまったく合わない。
そもそも会話文が、誰の発言か分かりにくい。明らかに叙述トリックが仕掛けられているのが感じられる文章。
トリックも現代の感覚からすれば、おざなりな感が否めない。
叙述トリックとしても、ラストの衝撃度は我孫子武丸の「殺戮にいたる病」に遠く及ばない。

本のカバーに、「この作品は二度楽しめます」と書かれているが、いちいち会話の主を確認するために読み返すほどの内容ではない。

[抹茶さんの感想 · 2012年10月14日]

推理は苦手なので純粋に文章を楽しんでいますが、
いかんせん古典的でわかったあとも「それで？」という
感覚でした。
ミステリーといえば？ということで挙がっていた作品なだけに
残念でした。

著者プロフィール

小説家

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」