- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101171333
感想・レビュー・書評
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ん?
何か変?
何か登場人物の話す内容。
え?誰なん?
って、違和感アリアリで、読んでいくと見事に騙される^^;
古典的なミステリーのパターンやねんけど…
良くある感じなんやけど…
やっぱり、やられてしまった(^^;;
叙述トリックで、結構有名な作品って分かってんのに、何かなぁ〜
もう少し、じっくり読めば何とかならんかぁ〜って、いつも思うんやけど、あかんな…
これは、もう一回読んで、楽しむもんなんかもしれん。
筒井さんらしく、タブー破りもありで、楽しめました。
いつ読めるか分からんけど、今度は、じっくり読む!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロートレック荘の惨劇。
叙述トリック。16章「嘘だ」の後,隠された人物名が判明。犯行動機も意外。犯人は道化を演じてきたが,失いたくない存在がいた。本命1人抹殺で目的達成できたはず。無慈悲な結末。 -
178ページ、混乱してしまいました。
何度も何度もめくり直して、読み返してようやく、理解が追いついてきました。
普段ミステリー慣れしていないのもあると思いますが、圧倒されてしまいました。
もう一度、最初のページに戻って、理解したうえでじっくりと味わおうと思います。
ミステリーの魅力に気付くことのできた一冊でした。
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何か気になるなぁと思いながら読み進め、最終章でその何かがなるほどそういうことだったのか!と分かってスッキリ。
すぐにもう一度読み直したくなった。
お話の内容としては悲しくなった。 -
あちゃー。
単純な推理小説だと思い、途中もう完璧に推理できた!と思ったが、そうきたか!!
と驚かされた。
思わず最初から読み返したくなるような心境(^_^;)
この手の「小説ならではのトリック」は読後ちょっと狡いじゃん!と思ってしまう(^_^;) -
「だ、騙されたーーー!!!」と読み終わって心の中で絶叫してしまいました。いえ、いい意味で、です。そして、誰かに「いいからとにかく読んでみて!」て、言いたくなりました。
もうちょっと説明するなら、うまく言えませんが、何というか、綿密に選び抜いた言葉でしか成り立たない、一歩選び間違ったら破綻して三流に陥ってしまうある意味難しい物を、うまくきっちり作りきったなあ、と脱帽する、これぞ、小説でしかできない醍醐味、という作品でした。
ラストの細かすぎる作者註てんこ盛りによるタネあかしと、ロートレックの作品群もすごく好きです。
…この散りばめられた作品群は、暗喩的な意味は勿論あるだろうけど、読み手の注意を無意識に核心からそらすための作用も担ってるよなあ…多分。
読み終わってから気がつくことが多すぎて、また一から読み直して確かめなきゃ、という気になります。 -
是非は二分するやろうけど好き。
ロートレックの絵画が屋敷にムーランルージュのような享楽味を与えてて素敵。 -
一人称『おれ』の語りの部分がどうも不自然で読みにくかったのですが結末まで読んで納得しました。
何となくこの人かな?と思っていた人物が犯人でしたが文章に振り回された感じです。
自分は愛される価値が無いと信じてしまうのは悲しいこと。 -
読了後にすぐ読み返しました。それで納得!ボーッと読んだら二度読み必須です。
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鮮やかなアートのような作品でした。頭の中で思い描いていた光景がガラガラと崩れていくような快感があります。
え?あれ?という感じで二度読みすることになるかと。
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巻末背表紙に推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘うと書かれている(文庫版)
ある意味、トリックについて、確かに面白いものだったが、特殊性が多すぎて(1つや二つじゃないんだ。)疲れてしまう印象だ。
実は、出会いは中学生の頃、古本屋で単行本が安く売られており、とにかく読書が好きで(当時はさほどミステリーに傾倒はしていないが、もう少しすると江戸川乱歩、横溝正史に出会う)適当に買ったのがきっかけだ。
当時、全く読みきれず(美術的な部分から苦手意識があった)離れていたが、少し大人になった頃、評判のミステリーだと知り、たまたま立ち寄った本屋で文庫版があり購入。読了。当然、衝撃的だったし、こういう事か。と腹落ちするミステリーだ。
少なからず好みの部分があるのは事実であり。
あと語りについては「そして誰もいなくなった」の種明かし方法、解決方法といずれも大好きで、どうしてもこの部分を超える作品は見つからないなあ。