私の美の世界 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101174044

感想・レビュー・書評

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  • 読み進めてみたものの、エッセイながら結構読み応えがありなかなか進まない。
    最初の章で離脱。よって星評価はつけず。
    いつか読むに相応しい、ピッタリくるタイミングがくるのだろう。

  • 「甘い蜜の部屋」と並行して読むことが望ましい。

    本作と全く関係ないのだが、ベルバラのマリーアントワネットを思い出した。
    10代の頃から確固たる地位の元、気高く高貴であり続ける。その結果がアントワネットであり、モイラであり、おそらく森茉莉にもその節があると考えられる。(でなければあのエッセイは書けないと思うのです)

    そんな方が物書きをしてらすのだから面白い。

    私が知っているお店や食べ物が出てくると、嬉しくなる。

  • 20191022 読了
    ☆3.8で四捨五入☆4つ

    覚書
    ・貧乏サラヴァン
    ・夢を買う話
    ・あなたのイノサン、あなたの悪魔
    ・反ヒュウマニズム礼讃
    ・ほんものの贅沢

    室生犀星 三島由紀夫 イケダマスオ 与謝野晶子
    漱石という偉い人 好きと嫌い 許せぬもの 
    贅沢貧乏と貧乏贅沢 混沌

    茉莉様のお若い頃のお仏蘭西贔屓が面白く読めた。
    各エッセイにより賛否両論ありだけど、
    この茉莉様的フレーズは誰も真似できないだろう。
    独自独特な美学。魔法使いになれた人。

  • すっごいお洒落なお婆ちゃん(ここ重要)なんだろうな。着飾っているのではなく、心根が。
    読んだ限りでは、そんな気がする。

  • ぱらぱらめくる段には、落ち着いた家具の雑誌みたいで、たいそう心が落ち着く。でも、おそらくIQの高いお嬢さまの感性には、通常はつきあいきれない。

  • 確かに独特の世界観はあるな。欧州びいき、アメリカ嫌いが露骨すぎで楽しい。

  • 森茉莉のエッセイがとてもすきで、この本ももう何度めか
    で読んだ。貧乏サヴァランをはじめ、森茉莉独自の美意識
    のこだわりのオンパレード。文章の古めかしさと相まって
    たまらない魅力。プラス、面白さもあるのだから凄い本。
    森茉莉が文章を書くのに努力したとは(性質上)思われない
    のだけど、しみじみ文章がすばらしい。

  • 読むのに時間かけすぎてもう前半の内容覚えてない。(笑)
    途中で中だるみしてなかなか文章に集中できなくなったけどそれより前は面白いと思って読んでた気がするのでそのうちまた読み返す予定。
    現代ではなかなかお目にかかれない優雅なお姫さんだなあと思った。
    美輪明宏っぽい世界。
    綺麗で素敵だけど、鴎外より漱石が好きな私にとっては、ちょっと貴族趣味すぎて坐り心地が悪い感じかな。

  • 森茉莉のエッセイ集。
    読んだことのある文章がところどころ混じっていたのは、文庫の方はけっこう再編集されているのだろうか、それとも何か別のところで読んだのを勘違いしているのだろうか……。

  • 森茉莉さまのようなおばあちゃんに私はなりたい。

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著者プロフィール

1903~87年、東京生まれ。森鴎外の長女。1957年、父への憧憬を繊細な文体で描いた『父の帽子』で日本エッセイストクラブ賞受賞。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)等。

「2018年 『ほろ酔い天国 ごきげん文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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