影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)

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著者 : 隆慶一郎
  • 新潮社 (1993年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (639ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101174150

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影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 何度読み直しても色褪せず飽きない良作。

  • 著者の名前とこの本の噂は、発表当時から聞いていた。
    面白いとは聞いていたが、文句なしに面白い。

    先の展開がまったく読めない。
    こういう本は久しぶりだ。

  •  関ケ原合戦で家康は暗殺された。跡を継ぐのは影武者。
     荒唐無稽とも思える題材を見事に料理し、手に汗握る権謀術数の限り、血沸き肉踊る忍び合戦など歴史小説の醍醐味を存分に味わわせてくれる。
     特に、「お梶の方」「おふう」等女性陣も素敵な描かれ方をしている。また、所々にある文献引用が、フィクションなのに、さも史実であるかのように見せるのも巧み。
     中・下巻が楽しみ。

  • 正直、家康の正史をまともに読んだことが無いんで、入り口間違えちゃった感はありつつ。でも、家康を影武者扱いしていること以外、概ね史実に則った物語ぽいし、そういう設定にすることで良い具合に緊張感も生まれているから、楽しく読み進めることが出来ます。考え始めたらキリがないけど、写真も無くて本人確認の仕様もない時代、入れ替わりなんて結構出来ちゃいそうですよね。いかにバレないようにするかとか、戦略とは違ったところで知恵をめぐらさないといけなかったり、そういう面白さもあって、ここからの展開も興味深いです。

  • 歴史小説はめったに読まないし、戦国武将についても義務教育で習った程度の知識しか持ち合わせていない私でも十分に楽しめました。

    戦乱の世をたくましく生き抜く男達の志や忠誠、友情がとにかく熱い!男が男に惚れ抜くってこういうことか!と感嘆しました。
    主人公勢と相対する徳川秀忠や柳生宗矩の小物っぷりが読んでいて痛快です。魅力的な悪役ですね。

    見開きいっぱいに文字がびっしりと詰まっていて、ページ数も多く上中下巻1冊ごとのボリュームが多いですが物語の展開がテンポ良く進むので全く苦になりません。
    これは再読必死の徹夜本ですね。通勤電車でちょっとずつ読み進めるのは大変なので、今度読む時はじっくり腰を据えて読みたいです。

  • 何度目かの再読。

    何度読んでも爽快感、熱い読後感を得られる安定本。
    どのキャラクターにも魅力がある。
    何度も凹まされる秀忠&柳生コンビも例外でない。

    この作者の描く女性像はまさに理想中の理想。

  • これって勿論フィクションですよね? もしかして本当に影武者だったのかも… と思わせるほどのリアルさです。 面白いのだけれど、なかなか進まないページ。人名、地名、歴史検証など、漢字や字数が多いです。それでも読ませてしまうとは、評判通りの面白さ。人物も魅力的でワクワクします。影武者家康と秀忠の闘い、続きが楽しみです。

  • 関ヶ原の闘いの序盤、徳川家康が武田の忍びに暗殺される。家康に代わり采配を揮った影武者・世良田二郎三郎は闘いに勝利を収めるが…

    家康は影武者だったという奇抜な発想を上手く史実の中で生かしながら、数奇な運命に翻弄されつつ逞しく生きる世良田二郎三郎が非常に魅力的に映る。武田忍、柳生、風魔忍の闘いも面白い。

  • 徳川家康は、関ヶ原合戦の開始直前に暗殺されていた、という奇想天外な設定。家康の影武者、世良田二郎三郎が、家康の代役として見事合戦を制し、その後の徳川幕府の礎を築いたが、その裏では秀忠と二郎三郎の暗闘が繰り広げられていた。秀忠は小心かつ陰湿な人物として、謀臣本多正信が思慮深い忠義者としてそれぞれ描かれている。史実とうまく符号しているところもリアル。

  • 関ケ原の合戦を前にして、まさかの事件が・・・
    完全なる架空の話ではなく、丹念に史書にあたった結果の物語。
    ついつい、読み進めるペースが速くなってしまった。

  • 歴史の考証についての記載も多々あり、これが本当の歴史なのではないかと感じられる
    真実は藪の中という感じではあるし、明らかにならないからこそロマンがあるという事もあるので、そこはそれで良い訳だが、とにかく面白い作品

  • 自由平和な世を願い、15年間を家康として颯爽と生き抜いた影武者の苦闘を描く渾身の時代長編。(上・中・下巻)

    ***

    ものすごく面白かった!

    歴史には詳しくないけど、漠然と徳川家康ってあまり好きじゃなかったんだけど、徳川家康が好きになった。
    徳川家康というよりも、二郎三郎が好きになったんだろうけど・・・(笑)

  • 好きです!
    強くて賢い男は♪
    学歴じゃないって!!

  • 山岡荘八の徳川家康とセットで読むとなお最高です。お勧め。

  • 前半は時代考証等が多く、なかなか読み進めなかったが、後半は一気に加速!

    読みごたえが凄い!
    中巻が楽しみ!

  • 読んでから原哲夫先生の漫画の原作になった本かと気付く。もちろん面白く、原作が読めて嬉しい気持ちも。
    読了。レビューは最終巻で。

  • 物語は関ヶ原の戦いの真っ最中から始まり、関ヶ原の戦いの主役とも言える「徳川家康」が、石田三成の第一の家臣である、島左近が放った忍者により暗殺されてしまうところから始まります。

    大坂夏の陣が終わってから死亡したとされる家康がそれ以前に死んでいたのでは、という仮説が多くある中で、この本では、関ヶ原の戦いの最中に死んだという設定になっています。

    家康が殺された後、それまで影武者であった、この本の主人公である「世良田次郎三郎元信」が活躍するというストーリーです。

    秀忠は関ヶ原の戦いに遅れてきたというイメージしかありませんでしたが、この本では、秀忠もいい味を出しています。こういう歴史小説も楽しいですね。また、歴史では関ヶ原の戦いで死亡したことになっている、島左近が生きているのも面白い設定です。

    また、この本は小説の形をとりながら、当時の歴史の解説を随所にしてくれている点が嬉しいです。長年、関ヶ原の戦後に、なぜ豊臣家の領地が65万石にまで減ってしまったか(p310)が分かり嬉しかったです。

    以下は気になったポイントです。

    ・年齢の差があると、つまり老人の男性から見ると、同じ悪女が「可愛い悪女」に変わる。女性が変わるではなく、そうした性のすべてを見抜いた老人の目には、それが可愛く見える(p107)

    ・関ヶ原に進撃を開始する以前の手紙は93通、9月1日から岐阜赤坂に到着するまでは34通、関ヶ原から大阪城到着は16通、さらにこの時期の手紙は感情を押し殺した形式的なもの(p117)

    ・無縁寺とは、現代風にいえば一種の治外法権、どんな大罪を犯した者も俗世間との縁を切られ、世間の法や復讐を免れることができる(p121)

    ・中世から関ヶ原の戦いのころまで、農民の国主・大名に対する最も有力な抵抗手段は、逃散(土地を捨てる)であった(p127)

    ・長嶋の戦い(第一戦)は織田軍団の惨敗、このとき氏家卜全は死亡、柴田勝家も手傷を負った。信長の怒りは恐怖に変わり、一向一揆は根絶やしにするしかないと考えるようになった(p169)

    ・もし家康が関ヶ原合戦に生き延びていたら、あるいは二代将軍秀忠は存在しなかったかもしれない。秀忠に対する家康の失望と怒りは容易にわかる(p231)

    ・イエズス会の宣教師による貿易は、日本人男女の奴隷の売買も入っていて、日本の植民地化を狙っていたといわれても仕方ない部分がある(p258)

    ・家康は、左右大臣や関白では天皇を中心とする貴族政権に権力はもてても、武家階級を統率する権限を持たないことを知っていた。征夷大将軍として武家の棟梁となり、天皇から政権を委任される形をとるのが一番よい(p268)

    ・西軍に属した武将は88人が改易(領地没収)で総額は416万石、5人の厳封分を合わせると、632万石で全国の34%に相当する(p307)

    ・移動となった武将のあとには徳川一門や譜代大名が引き継いでいる、68家でこれに1万石以下の旗本を入れると260万石超、直轄地は250から400万石(p308)

    ・豊臣家は膨大な領地を所有していたが、代官を派遣せずに、各地の大名に預けて領民支配と年貢徴収を行っていた。その大名が潰されると、豊臣家の土地がなくなった。そのため200万石と言われた領地は65万石となった(p310)

    ・東洋航路は長い間、スペインとポルトガルに独占されていた。スペインの無敵艦隊が制圧していたので。オランダとイギリスが東洋に乗り出せるのは、1588年に勝利してから。それでもまだ戦争は続いていた(p356)

    ・1600年ころのユリウス暦は、現在のグレゴリオ暦と比較して10日遅い(p357)

    ・オランダは、シベリア北海岸を伝って東洋の海上に出る航路(... 続きを読む

  • <上>1999.3.18〜4.6 読了
    <中>1999.4.6〜19 読了
    <下>1999.4.19〜5.5 読了

  • 無念…
    最後まで読み切れなかった…
    決して面白くないわけではなく、これを読むための予備知識が私には残念ながら足りなかったということだろう。
    だが、いつか再挑戦したい作品。
    2015/04

  • やっと読めた。いいねえ。

  • 高校生のときくらいに読みました。徳川家康が関ヶ原で暗殺されていた、という仮説にもとづくストーリーです。暗殺された本物の家康にかわって、影武者が関ヶ原の戦いを勝利に導き、その後も本物顔負けの立ち回りをしていくという上巻です。中巻に続きます。感想は下巻に書きます。

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