- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101175133
感想・レビュー・書評
-
1928年生まれの著者が、1981年頃に書かれた作品のようである。つまり、53歳位の著者が、76歳の女性を主人公にして書かれた作品である。
そのせいもあろうが、76歳の主人公である歌子さんは、若々しいかぎりだ。現実にはこれほど若々しい76歳はほとんどいないだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好き、お聖さん
物語も好きだけど、エッセイも!
随分、人情を教わった気がする、
昨年だったか、亡くなられさみしい思いをした。
カモかのおちゃんやら
なんだっけ
ヘビみたいなの、見つけたとか、探検隊!また読みたい
田辺源氏も、敬服です。
-
船場の実業家だった歌子さん(76歳)の生き様、心意気、人柄が素晴らしくオモロイ。
ええもう、高齢者見ても「お婆ちゃん」とか呼ばんと
「奥さん」て声掛けようと思います。
歌子さんオモロイけど、3人の息子達とその嫁達との掛け合いも他人事なんで笑える。ある意味正しい嫁姑のあり方だと思う。
アタシなら、結婚相手の母親がこの人やったら頭下げて破談にして走って逃げたけどな(笑)
-
歌子さんの話す言葉が面白く、ペース良く読めました。歌子さんに実際に助言とお叱りを受けているような本です。
-
2021/01/21-01/26
-
2017.05.05
-
姥ざかりとつく別の本を探してる時に寄り道。
おもしろ‼︎
プッとか吹き出して楽しんだ。
歌子さん、かっけー。
作者まだご存命にもびっくり\(^o^)/ -
自分の生き方に納得できていたら、これくらい痛快な老後をブレなく送れるのかなーっと思います。周囲は本当に対辺だろうなと思いますが笑
-
主人公の歌子さんは76歳。天満の小商人の娘で、船場の古い服地問屋に嫁入りし、終戦後腑抜けのようになってしまった舅姑、頼りない夫・慶太郎に代わって、番頭の前沢と2人で店を切り回してきた。夫が死んで17年が経ち、歌子さんは東神戸の海が見えるマンションで気ままな一人暮らしをしている。
にも関わらず、3人の息子とその嫁たち、「おばあちゃん」となれなれしいヒヨコおまわりなど、彼女の周囲の人たちは、歌子さんを何が何でも「としより」の範疇に押し込めないと気がすまないらしい。歌子さんは、わび、さび、枯淡は大嫌い。油絵や英会話などの習い事に日々いそしみ、気の合う仲間や、以前部屋にコソ泥に入った大学生の泰くんと、パーティを開いたり宝塚に観劇に出かけたりと、たくましく毎日を送る歌子さんの「姥ざかり」を、彼女の視点から描いている。
本当におもしろくて、元気になる作品。