新源氏物語(上) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101175140

感想・レビュー・書評

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  • 角川ソフィア文庫ビギナーズクラシックス、瀬戸内寂聴訳を経ての本書。これは紫式部の「源氏物語」ではなく、田辺聖子の「新源氏物語」であって、田辺聖子が解釈し想像を広げていったものである。他の方の訳、或いは原文を読んだらまたおもしろいだろう。寂聴源氏の方が余白、行間があり、自分の想像力も使って読めたのでおもしろかった。

  • 2015.09.24

  • 非常に読みやすい。須磨の話で父桐壺院の姿が現れるシーンが好き。

  • 日本語って美しいなと改めて感じた。

  • 「源氏物語」に出てくる女の人で誰が好き?
    っていう話を誰かとしたい。

  • 光源氏の若い頃の話。なぜか中巻を先に読んでしまったので、源氏、若いなあと思いながら読み進む。

  • 「窯変」にどっぷりハマっていたためか最初は物足りなく感じたのですが、読み進めるうちに登場人物に対する田辺さんのやさしい眼差しと語り口に魅力を感じるようになりました。全体的に登場人物がみんなやさしい印象というかいい人に見えます。あの源氏でさえも!(失礼)窯変と、同じ源氏物語でこんなに違うのかと驚きです。やわらかい文章でとても読みやすいので、入門書としても最適かと思います。全体的に健やかで、ほのぼのしてる気がします。中〜下+宇治の恋も楽しみ。

  • 学生時代、文学作品や、こういった有名作品を読むことに抵抗あった頃
    この本と出会ってとても、感動したことを覚えています。
    源氏物語を読むならこの一冊をオススメします。

  • 「源氏物語」田辺聖子訳で読むと読みやすい。
    光源氏が生き生きと書かれており、スッキリと読める。
    また、紫の上・明石のかた・葵の上・朧月夜の尚侍の君・花散里・末摘花、
    そして藤壷の宮・六條御息所など女の素直さ・怨念・心もとなさ・
    恨めしさ・恥じらい・こころの深さなど読んでいて引き込まれていく。
     人生に一度は辛く苦しい目にあうことも必要、それに耐えてこその人生であろう。
    (中)(下)が楽しみ。

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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