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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
日本最初の女医、荻野吟子の生涯。苦難を乗り越え、女医と社会活動家として確固たる地位を一旦は築いた。明治という時代の風潮に抗するパイオニアである反面、ひたすらにその頑固一徹さが、時代に翻弄されたといってもよい。果たして、本人にとって満足な一生だったのだろうか。11.12.10
渡辺淳一さんの本は生々しいエロスがというイメージが強かったのだが、この作品でイメージが変わった。日本で初の女医さんのお話。男尊女卑が強い時代に医学を学ぶということがどれだけ大変だったかということをまざまざと突き付けられた。主人公の葛藤しながらも突き進む姿に同じ女として勇気を貰えた。やっぱり女はどの時代でも強いね。
日本初の女医、荻野吟子さんの生涯。
明治初期に、今では想像できないくらいの苦労をかさね、高い志と折れない心を持って、ついに女医として開業した吟子。
その姿は、自分には到底できないものであり、時代の先駆者とはこういう人かと、偉人伝を読むような感じだった。
それだけに、後半彼女が選んだ道とその末路は、残念な気がしてならない。
結婚して、結局は「女」であることに甘んじてしまったような、燃え尽きてしまったような。
彼女がそれで満足してたなら、いいが…
初婚相手にうつされた膿淋がはじまりだった。
男医者に恥部を見せる屈辱が忘れられず、女は医者を志す。
荻野ぎん、のちの荻野吟子という日本人女性初の医者が誕生するまでと、それからを描いた長編。
家族の反対を押しきり
師匠のプロポーズを断り
男性だけの学校で執拗な嫌がらせを受けたり
彼女が挫折する要因はその人生の中で幾度も幾度もあった。
しかし、彼女は医者になる。
「男から受ける側の女である性」と立ち向かいながら、彼女は女である私たちに励ましをくれる。
記録。
こりゃ面白いでー。
日本で初めて医師免許を取った女の人の生涯。
勉強家で逆風にも負けず念願果たしたのに、だめんずに引っ掛かって晩年も苦労したりと凄い人生!
日本初の女医、荻野吟子の一生。前半の、数々の苦難を超えて医師になり、言論界で活躍するまでの苦闘を読むと、後半の流転が更に哀しく感じられる。夫との結婚とキリスト者としての道を選んだのは本人とは言え、もっと別の道でより多くの人の役に立てただろうと思うのは、後年の無関係な人間の勝手な思いだろうか。
いずれにしても、前半の数々の苦難を超えて医師になるまでの努力と意志にはとても勇気付られる。
日本で初の女医『荻野吟子』の伝記。
高校生の頃、読書感想文にと手にした本。
時代背景と共に
女性の立場、生き方、全てに衝撃を受けました。
大人の女性に是非とも読んで頂きたい一冊。
日本初の女医、荻野吟子。
女性が学問をする、ましてや医師になるなど狂気の沙汰といわれた時代、彼女に待ち受けていた数々の障害とは。
励まされるというよりは、私に発破をかけ、学ぶことへの感謝の気持ちも思い起こさせてくれた本。
内容(「BOOK」データベースより)
学問好きの娘は家門の恥という風潮の根強かった明治初期、遠くけわしい医学の道を志す一人の女性がいた―日本最初の女医、荻野吟子。夫からうつされた業病を異性に診察される屈辱に耐えかねた彼女は、同じ苦しみにあえぐ女性を救うべく、さまざまの偏見と障害を乗りこえて医師の資格を得、社会運動にも参画した。血と汗にまみれ、必死に生きるその波瀾の生涯を克明に追う長編。
渡辺氏の作品といえば正直、オッサン向けって感じがしてイマイチとっつきにくかったりしたのですが、この「花埋み」はむしろ10代〜30代女性が読むといいかもしれない作品と思います。 これは明治の初期、医学の道を志し日本最初の女医となった荻野吟子の生涯を描いた作品です。 夫に性病をうつされ屈辱的な気持ちで治療を受けざるを得なかった吟子。それもそのはず、当時は男性の医者しかいなかったのだから。 ... 続きを読む »
著者の代表作だと、私は思う。これが唯一の作品でもよかったぐらい。荻野吟子という名前とその生涯を、これで初めて知った。「明治の女」の代表の一人として、もっと誰もが知っていいのに、とも思う。これを著した当の本人が、後年、まさか失楽園して愛ルケまで流れて行ってしまうとは……。どこで禁断の実を食べてしまったんだろう。それにしても7〜80年代の文庫の紙の傷み方といったら酷い。私が死ぬまでには文字さえ読めなくなるのだろうな、それはそれでいいかも、な。
日本で初めて女医になった荻野吟子の一代記。
「女」が全然認められていなかった時代、そして男しか医者になっていない時代に医者をめざすというところがすごい。女が医者になってもいい、という発想ができない時代なんだもの。
女の強さ、というより荻野吟子の強さを感じる小説。ぐぐぐぐうっと勉強にのめりこんでるあたりが読んでておもしろかった。
日本初の女医の生涯ってことで読んでみたけど、やっぱ、女で医者を目指すとなると、それも日本初となると、並ならぬ根性と偏りがあるみたい。すげー、美しいばかりじゃない、これが人の一生というものかも。
日本人初の女性医師、荻野吟子の物語。月並みですが、何でも初めての何かになる人は大変ですね。この人の場合はまず制度から変えていく必要があり、そのために色んな人の助けを得ながら医学の道を歩んでいきます。人に相談できるのも、相談できる関係になれるのも一種の才能ですね。頭がいいだけではこうはいきません。女性は男性に隷属するものであった時代に、男女の壁と戦った人。医師というより女闘士のようなイメージが残りました。自分はここまで頑張っただろうかと後ろめたい気持ちにさせられます。

2010/12/05完讀
萩野ぎん,生在北埼玉俵瀬,是當地豪農之女。出嫁之後沒多久不幸被丈夫傳染性病,於是回娘家休養,最後雙方離婚。
18歲的ぎん每天躲在家裡養病,讀書過日,失去對未來的方...





