さよなら、スナフキン (新潮文庫)

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著者 : 山崎マキコ
  • 新潮社 (2006年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101179421

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さよなら、スナフキン (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • タイトルがすてき。でもいくらなんでも不器用すぎると思う。。。

    自己否定が強すぎると、肯定してくれるというだけで利用されていることにも気づかないでただ搾取されてしまう、という悲しい現実。

  • ダメだったなぁ。
    ほんと、エグいんだよ、たぶんみんなが持ってて、絶対見せたくない所を書いてて、読んでて痛いの
    なんでこの作家さんは、こんなに自分をさらけ出せるんだろー

  • あとがきによると、
    読者は主人公にいらいらするとか。

    何かやんなきゃって思うけど
    何もできない、ゆえに自信がない。
    居場所を求めて、
    他人のために頑張っちゃう。

    私はこんな主人公が、
    人間らしくて好きだなぁ。

  • 主人公の気持ちが痛々しい。切ない。主人公→シャチョウの思いは刷り込みみたいなもんではないか。傷ついて身体も疲労して、でも身体で体当たりで学んでいく主人公、ずれてるよ!と思いながらも応援。等身大の姿があっぱれ。いさぎよい。話の展開とかは好きだけど、ちょっとバタバタ感もあり。

  • 正直で不器用でマイナス思考な女の子が主人公。
    「きょうも一日、布団のなかで過ごしてしまった。」
    「悩みながら、なにもしない。わたしにはよくあるパターンである。」
    思わず自分と重ね合わせてしまった。
    角田光代さんの解説にあるよう、作者は何かのアクションによって主人公を成長させるという書き手にとって楽な道を選ばなかった。輝かしい未来が鼻先まで来ているのにちっとも動こうとしない主人公と戦いながら、小説を書いたのではないか。
    作者である山崎マキコさんの力量に驚かされる。

    「シャチョーと呼ばずに日比野さんと呼んだ。わたしの精一杯の抵抗の言葉がそれだった。」
    この一節は1番せつないと思った。

  • 山崎マキコさんの「さよなら、スナフキン」、2006.5(文庫)発行です。先日、「恋愛音痴」という2003.10発行のエッセイを読んでいましたら、主役の大瀬崎亜紀が著者ご本人であることがよくわかりましたw。純情で不器用な女性の物語です。

  • さよなら・・・スナフキン・・・か・・・。

  • ぐじゅぐじゅな主人公が必死でふにゃふにゃくらいに脱皮しようともがく様が、とてもリアルで、それでいて思慮深くて、空回る感じが切なくて、よい。

  • 大学中退して別の学校に入り直した主人公。自分の居場所を見つけられずいたが、アルバイト先の編集プロダクションの社長に魅入られて居場所を見つけようとする話。最初は社長のために頑張りたいとバイト以上の仕事をして成果も納めるが、結局は社長のワンマンについていけず、卒業していく。

    なんだかやるせないよくわからない話だった。。

  • 大好きな人、環境から離れることの勇気を、たたえたい。

  • 特別な才能もなく、自信もなく、引き篭り気味の主人公。自分自身の悶々とした気持ちと常に向き合いながら、自分を変えようとする主人公の話。

    チャンスがそこら辺に転がっているのに、自身が無いからそれをゲットしない。常にマイナス思考で結局引篭って何もしない。読んでて一向に成長しない主人公に若干苛々。
    が、共感する所は多々あった。自分の居場所の為だったり、プライドではなく人に必要とされる為に仕事をする。なんだか、普段何となく思っていたことを言葉にしてもらった感じ。

    あるものを、あるがままに、受け入れる勇気を

    ただ一方的に守られたり、愛されたりすることなんてことこの世の中にない

  • 何の取り柄もなく無気力な大学生が、なにか1つ大学時代をかけて一生懸命に頑張る姿が描かれていた。誰か自分を必要としている人のために全力投球しようとする気持ちには共感できた。大瀬崎の不器用さには苛々したところもあるが、少しずつ成長している姿を読むと、応援したくなる!元気を貰えた。

  • 消化不良!
    主人公のキャラが良いのに、全体的に中途半端な感じ。
    社長がただの嫌みな人で終わってしまったのが残念。

  • 浪人して入った大学も受験しなおした大学にも馴染めず、働こうとバイトで入った会社で社長と出会う。彼の奴隷のように時には持ち上げられ、利用され、それでも彼をわかってあげられるのは自分だけだと信奉してしまう大瀬崎亜紀。ボロボロに傷つきながらも一生懸命な彼女が痛くて、読むのが怖くなってしまうお話。

    作者の実体験が色濃く出てて、それプラス周囲で転がっていそうな話なので本当に心に重い。それでも文体に救われるものの、毎回(といっても1~2年に一回彼女の作品を読み返すとき)なんか怖いもの見たさと痛みを覚悟して読む本。

  • 大瀬崎亜紀という大学生の女性が主人公。
    この主人公は自分を必要としてくれる存在を求めて、居場所がほしくてひたすらに頑張る。うつむきながら。
    胸が苦しくなるようでした。わたしも誰かに必要とされたいから。主人公は少し成功する、けれどそれでめでたし!ではなくて逆にどうしようーと考えこんでベッドでゴロゴロしてしまうような人で。

    最後はわたしがスナフキンになればいいんだ、と自分を受け入れていくかんじがじんわりいい。




    この子がお腹をすかせたらどうしようと胸を痛めて欲しいのだ。きみは心配されるに値する、かけがえのない人間だよと告げてほしいのだ。冷たくしているのはそぶりだけで、心のなかではとてもわたしを愛している―――そんな存在と出会いたいのだ。

  • これまた図書館でタイトルに惹かれて借りた本。
    スナフキンの生き方がちょいちょい出てて、あらーと思った。

    編集プロダクションでバイトしてのめり込みになっていく生き方と、大学生なら絶対あるよね、っていうやきもきした気持ちとかが描いてあって、共感できることが沢山あった。
    主人公のぶきっちょな感じというか、ほんと考えることが誰しも経験したことありそうで。あるよねそういうとき、って感じでした。

    シャチョーみたいな人は沢山いるんだろうな。自分で自分も、守らなきゃいけないような人。ちょっとかわいそうだなと思った。

    すらすら読める本だねえ

  • 決して美人じゃない、大学も二つ目、トシでいえば三浪も同然のオンナ・大瀬崎亜紀。
    いつだって一生懸命で、妥協がないのはいいけれど、ちょっぴりおばかで自信もない。
    そんな彼女が恋をした。バイト先の編集部プロダクションでシャチョーに見込まれちゃったのだ。
    必要とされたい一心で、ひたすら仕事に励む大瀬崎亜紀。でも、その先は?

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    最初数行読んで、なんか文体があんま好きじゃないかなぁとか思ったんだけど、読んでくうちに、気にならなくなった。
    話自体も先に進むにつれて意外に面白くて、意外に重かった。
    タイトルとか、雰囲気とか、うえにかいた、文庫裏のあらすじとか見る限り軽い感じなのかも思ったら、そうでもない。
    あんまり期待してなかっただけに面白かった。

    大瀬崎が、ほんとにイライラするんだけど、でも憎めないし、最期の解説読んで、すごい納得してしまった。
    この子は色々考えて、ダメそうでもとりあえずやってみるし、それで失敗してうじうじしてみたりするけど…こういうこ友達にいたら、絶対見捨てるけど…
    彼女は自分に関わった人に、物に、仕事に凄く誠実だよね…

    スナフキンはタイトルにだすほど関係なくね?って思ったけど笑

    私はシャチョーのキャラがなかなか好きだったので楽しんで読めた。

  •  あんまり期待しないで読み始めたのだけど、とってもおもしろく読み終えた。

     女子大学生が主人公で、アルバイトをして、ちょっとうまくいって、でも悩んで、最後の何かを克服する話。そう書いてしまえばそれだけのことである。実は一つのラブストーリーなのかもしれない。

     何がよかったのかというと、主人公のコンプレックスが実にリアルで、心を打つのである。そうだなって思う。何をするにしても失敗する自分だけがリアルに想像できる自分、とにかく誰かに褒めてほしくて、ただがんばってしまう自分、僕自身の中にも確実にいて、でもできれば意識したくない自分の姿が描かれている。

     いろんな人に読んでほしいなって思う小説だった。
    2005/4/2

  • 大学3年か4年のとき、就活しながら読んだ。
    思い当たるところがあるような、でも大瀬崎ほどは頑張ってないような、苦しいなかに、ちょっとしたやる気となんとなくの元気をもらった。

  • どうしたものか。。。

  • 女子大生がIT系の企業で仕事を見つけた。
    悪戦苦闘しながらも成長する様子が応援したくなります。

  • 決して美人じゃない、大学も二つ目、トシでいえば三浪も同然のオンナ・大瀬崎亜紀。いつだって一生懸命で、妥協がないのはいいけれど、ちょっぴりおバカで自信もない。そんな彼女が恋をした。バイト先の編集プロダクションでシャチョーに見込まれちゃったのだ。必要とされたい一心で、ひたすら仕事に励む大瀬崎亜紀。でも、その先は?人一倍純情で不器用な女子学生の仕事と恋の奮闘記。

  • ためらいもイエスを読み、
    主人公は20代の不器用な女の子らしいし
    きっと同じテイストの小説だろうと思って開いてみたところ…

    え、えぐい!!

    主人公がどんどんかわいくなっていく「ためらいも〜」に対し、かわいかった主人公がどんどん違和感を感じていた世界にも「慣れて」いき、
    最後は救いがある、みたいな終わりなんだろうけど
    私にはどこが救いなんだよっていう感じで
    最終的には何も残らなかったみたいなところがとにかく暗い。

    大瀬崎の大瀬崎たる部分は誰にでもあるし、それはたいていの場合そこから目をそらしてしまうことが多い部分で
    それがむき出しで、リアルで、嫌だなって思っちゃった。

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さよなら、スナフキン (新潮文庫)の作品紹介

決して美人じゃない、大学も二つ目、トシでいえば三浪も同然のオンナ・大瀬崎亜紀。いつだって一生懸命で、妥協がないのはいいけれど、ちょっぴりおバカで自信もない。そんな彼女が恋をした。バイト先の編集プロダクションでシャチョーに見込まれちゃったのだ。必要とされたい一心で、ひたすら仕事に励む大瀬崎亜紀。でも、その先は?人一倍純情で不器用な女子学生の仕事と恋の奮闘記。

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