愛の年代記 (新潮文庫)

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著者 : 塩野七生
  • 新潮社 (1978年3月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101181011

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愛の年代記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 中世末期からルネサンス期のイタリアを中心に、愛に生きた女性たちの物語。
    現代のように自由恋愛が当たり前でない社会にとって、愛することは簡単に命がけの行為になり得た。
    若い愛人を行李に閉じ込めて道連れにしようとしたり、男装して逃避行したり、高貴な貴婦人が羞恥プレイにはまったり。
    そんな愛憎を見て、感情的に嫌悪し、憐れみを持って理解するけれど、明日には私もそんな一員になり得るかもしれない。なんてね。

  • 背景はイタリア 愛憎物語
    暗い 重い 深い しかし、面白い
    ”フィリッポ伯の復讐” が一番心象に残る
    最後の一文を読んだとき思わず悲鳴をあげてしまった
    この話は読み手の胆と場所を選ぶ 

  • 中世末期からルネサンスの時代に愛に生きていったイタリアの女性たちを描いた短編集。

    最初の『大公妃ビアンカ・カペッロの回顧録』から、『ジュリア・デリ・アルビツィの話』へのつながりが面白かった。主人公だったカペッロが次の話では悪役のように描かれていて、視点が変わるとここまで変わるのか、とこの時代のイタリアの恐ろしさを感じられた。
    他にも『エメラルド色の海』では海賊に惹かれる女性を描いたり、恋に踊らされる女性のみならず男性も描かれており多彩な物語を読めて面白かった。
    最後の『女法王ジョヴァンナ』も史実か伝説かわからないところが非常に興味をそそられた。塩野先生も書いていたが、現代の中でずっと男性社会を貫いている教皇庁においてこれが史実ならば本当に痛快な皮肉のであろう。『ダビンチコード』でも、実は教皇の座は女性になるはずだったということを描かれており、つながりが見え面白かった。

  • 時代背景や人種などの違いはあっても、人間というのはいつの世も変わらないものなのだなと実感しました。こういう人間味の感じられる話は大好きです。特に「エメラルド色の海」はロマンチックで夢もあってとても素敵でした。イタリアの地理や歴史をちゃんと勉強したくなりました。

  • 塩野夏生さんらしい短編集。史実や実際の古文書をベースにした創作のようだ。
    中世イタリアを舞台にした人間模様が、宝石のように輝き官能的に描かれている。一方、人間の嫉妬という感情は何百年も昔から変わらず、いろいろな人生を狂わせてきたのだなと思わされる。夢に出てきそうな恐ろしい話もあった。
    文章が丁寧で美しいので、読んでいてとても気持ちがいい。

  • 以前に読んでいたので、再読になります。著者の「レパントの海戦」を読んだ際に、参戦したウルグ・アリのエピソードが入っていると知りました。短編集ですが、どれも想像力豊か(?)に、ロマンチックに色々な愛の物語が語られてます。気に入ったのは、やはりウルグ・アリと貴婦人の秘かな恋物語。事実かどうかは別にして、とても惹かれました。

  • イタリア中世末期からルネサンスを舞台にした9編の故意の物語。結末は全部ハッピーエンド、という安いものではなく、あくまでその時代時代の世相・風習・民衆意識・世界観を忠実に反映したものになっている。
    どれもフィクションのはずなのに、どこか欧州の博物館などに大事にしまわれている資料に書かれているかのごとく、鮮明に迫ってくる物語でした。
    どれもその時代に降り立ったかのような、新鮮な風が吹いていました。

  • 「エメラルドの海」がよかった。

    唖然となるほど変わっている…原作はどうなのかとても気になります。

  • 歴史を追いながら、小説のように進むのでとても読みやすかった。

  • 2013/05/09完讀

    中世紀義大利的花系列故事。讀完之後好想去義大利。。。。。

    最後一個故事:女法王ジョバンナ這個故事最有趣。女教皇父母是英國人,渡海來德國,從小和父親靠教義問答表演餬口。父親死後,她進入女子修道院,被指派負責顧圖書館。雖然裡面只有67本書,但在九世紀紛亂的當時已經算相當了不起的珍藏,ジョバンナ便博覽群書。後來有一年輕僧侶來借書抄經,兩人滋生愛苗。後來經文抄完,但年輕僧侶又來到這裡找ジョバンナ。兩人私奔回僧侶的修道院。當時可以免費吃穿住和讀書的地方只有修道院,所以他們並沒有離開的想法。ジョバンナ穿上寬寬的僧服,加上當時那裡不留鬍子,都沒有被發現。七年後,兩人幽會被失眠的僧侶撞見,他們就逃到瑞士(作者說:瑞士從古早已前就已對有錢的外國人很友善。不禁莞爾。不過對沒錢的外國人,就是山民族一貫的封閉冷淡)、馬賽,坐船要去雅典。當時因為認為必須被祝福才能上天堂,而祝福的一事只有僧侶能做,所以船主也很歡迎他們上船。免費坐到希臘之後,來到雅典,受到東正教的衝擊,以及拜占庭富足的震撼,也在宴會上見識到拜占庭料理的豪奢(還有一些稀奇古怪的受難派高僧),更接觸了古希臘如蘇格拉底、亞裡斯多德的知識。ジョバンナ和男友住在一個小庵中,後來他博學的名聲為人所知,很多人來找她談論學問。她的男友都沒有任何進步,就只為了她而活。漸漸地她決定要脫離這個生活,拋下她男友,搭上免費的船前去羅馬。

    到了羅馬見到教宗(當時教宗還是中小企業,所以就像員工可以見到老闆一樣可以到他。只不過他是獨佔企業),大受賞識,因為她不但通拉丁文、希臘文,也通曉基督教與東正教的教義,和希臘哲學,被任命為大學教授。教宗過世後,由於繼任選不出來(大家都投給自己…),ジョバンナ被提名,在她學生的宣揚之下,加上她非當地人沒有私心與包袱,又有深厚的學問,就當選為教宗ジョバンナ八世。她治理羅馬兩年多,原則都沒有出太大問題。後來她和自己的男從僕發生關係(這裡寫著:男僕成為第一個摸過教皇乳房的人。這句話很有戲謔的味道),竟然就懷孕了。本來想說還可以用袍子蓋住,但在一次出遊場合給人民祝福之中,她因為分娩陣痛暈倒了。祭壇傳出嬰兒的哭聲主教們著叫「奇蹟!奇蹟」想要掩飾,把教皇送醫不治。

    羅馬教會矢口否認這段歷史,後來據說有檢查教皇是否為男性才能繼位的椅子,也曾有女教皇的雕像,後來就被拆除。聽起來有點超現實,但我寧可相信這是一個真正的故事,現實本就比戲劇更奇。雖然教皇的最後有點悽慘,但這麼戲劇性的句點,或許最適合她。

  • イタリア中世~ルネサンス期の愛の物語。"恋は、より多く愛した者が敗者になる"という言葉もあったが、愛とは本当に人を残酷なまでに狂わせる。美しく情熱的で、熱い思いが込み上げる作品。

  • 中世を舞台にした短編集

    一番面白いと思ったのは最後の話のジョバンナでしょうか。
    ローマ法王は歴代男性のみですが、女性の法王がいたという伝説?史実?があるそうです。カトリックでは当然女性法王の存在は消されているようですが。
    とても博識な女の子が修道女になり、女を捨てて修道士になり…果てはローマ法王に上り詰めます。ですがこの短編集が愛の〜と題されているので、これだけじゃつまらないですよね。やっぱり途中で恋心に目覚めちゃいます。
    結末ですが、法王は女であることを隠し、ある日突然出産します…この結末は○ンペストがよく似ていて、この章にヒントを得ているのではないかなと思いました。。

  • 古代ローマの本で有名な塩野七生さん。
    読んでみたかったので短編から手を出してみた。
    なかなか面白い。
    しかし壮絶な恋愛をして死んでいくよね、中世の女性たち。
    女はあまり賢くない方がいいという昔ながらのセリフを
    最後の話で改めてかみ締めました。

  • なんとなく購入。
    ローマ方法が女性だったという物語は
    おもしろかった。

  • 舞台、トップガールを観て、女法王ヨハンナの話が読みたくなり手にとった。15世紀頃の話なのに、女たちのありさまは現代でも違和感はない。
    ただ、男女の色恋がすぐに生き死につながり、その所業も凄惨を極めるのは、現代なんて目じゃないわ。

    時代や特異性に興味はもつけど、心には残らず。

  • 女って、すごいなーと思うわけです。

    女、おんな、オンナ、ヲンナ・・・

    古人は、こんなに簡単に人を殺していたんでしょうか。
    現代人は、死というものを恐れすぎなんでしょうか。

    死生観について、ちょっと考察してみたいなぁー。

  • 何百年も前の話なのに、リアリティがあった。
    人臭くて面白かった。みんな思惑があって、野心があって、愛されたいと思ったり、ねたんだり、裏の顔をもっていたり・・・人間って昔も現代も根本は変わらないのかもしれない。
    短編集なので話もコンパクトにまとめてあって読みやすかった。

  • 恋愛小説の短編集。

    女の人がしたたかなところが好き。

  • ドラマティック。

  • 「エメラルド色の海」がものすごくロマンに溢れた話だった。
    その他は基本的にドロドロ。週刊誌に載りそうな感じ。
    女教皇の伝説はちょっと調べてみたくなった。

  • 中世ヨーロッパの人の生活がリアルに感じられる本。一つ一つの短編が詳細で分かりやすく、主人公だけでない、人々の息づくのを感じます。

  • Hummmmmm.... Tambien como de uno antes.......

    Te deseo algo más, al menos un poco más, interesante, shiono!!!!!!

  • 個人的には、ある女性がエメラルドを貰う話が好きです

  • 中世イタリアより女たちの物語。

  • mixi紹介欄より

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