イタリア遺聞 (新潮文庫)

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著者 : 塩野七生
  • 新潮社 (1994年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101181080

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イタリア遺聞 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 著者は マキャヴェッリ を研究しているので、もっと きつい文章を書く人だと思っていたが、ソフトなエッセイで 読みやすかった

    旅行者目線のエッセイと違い、生活者目線で 日常のイタリアを感じたまま書いた感じがする。旅行者のエッセイのような無謀や無知もなく、安心感、まったり感のある文章で まとまっている


    イタリアは 日常の方が 絵画や小説みたいで 絵になる

  • 本を書くのに集めた中で本編に使われなかったネタが多く載っている。

    1番面白かったのは、没落寸前のヴェネツィアと生まれたばかりのアメリカ合衆国間の手紙。
    なんと条約を結ぼうとしたのだ。驚いた。
    実現してたら面白かったのに。

    他にも後宮の話、ヴェネツィアのゴンドラはなぜ黒い?といったこぼれ話がたくさんある。
    ちょっととっつきやすい本。(個人的には)

  • 書いてることが、頭に入ってこなかった。
    知らない横文字が多すぎて理解できない…
    自分には早すぎたか。

  • その土地が舞台になっている本をもって行って読むことが最近わたしの旅に行く時のブームで、この本もイタリア旅行に持って行きました。
    今まで名前は知っていたけれど読んだことはなかった作家、塩野七生のエッセイ。

    エッセイはイタリアをテーマに、歴史や自身の暮らしなど幅広い内容を取り上げています。とても興味深かった。エッセイって下手すると「自分自慢」になると思うのだけど、嫌味が全くなくすっきりと読みやすく仕上がっています。「今年は塩野七生を読もう」と思わされた1冊でした。「ローマ人の物語」はハードルが高いので、とりあえず1冊で完結しているようなものを少しずつ・・・。

  • トルコの宝飾、法王との会話、ミサへ向かう友人の娼婦、羊飼いたちの話が面白かった。
    ギリシャ人の友人に「アキレスが好きという時点で地中海文明を理解してない」と言われた塩野さんが「だって美男じゃない」と答える素直さが可愛くて印象に残っている。

  • 短編で読みやすく、また知識欲をそそられました。
    エメさんと宝飾品の話が好きだな。

  • イタリア訪問時に読了

  • トリビアルな楽しみのつまった塩野七生さんのイタリアエッセイです。

    個人的に面白かったのが、活版印刷の発明と書体の変化の話と、
    生まれて間もないアメリカとヴェネツィア共和国の関係の話です。

    エッセイ調の文章で軽く楽しめますが、
    全体を通して情報はしっかりありますし、
    ヴェネツィアに旅行に行く予定のある方や教養を深めたい方はぜひ。

  • これから消えていくヴェネチア共和国と、でてきたばかりのアメリカ合衆国のすれ違うシーンがじわじわと熱かったです。

  • 塩野七生のエッセイを読んだのはこれが初めてでした。
    エッセイというだけあって他の作品よりもあっさり読めました。塩野作品をとっつきにくく思っている知り合いがいたら入門編として勧めるかも。
    法王に問われ、「中央公論」の意味を説明したくだりが面白かった。にやりと笑い合うお二方を横から眺めさせてもらった気がしました。

    ずっと以前に書かれたエッセイだとは承知しているけど、「塩野さん、教会の尖塔からの煙草のポイ捨てはやめてください」と言いたくなった。

  • 2012年8月27日読了。塩野七生のエッセイ集。「海の都の物語」「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」などを著作する過程でイタリアに住み取材した記憶や小説に書けなかったこぼれ話、特に思い入れの強い人物・場所や出来事に関するよもやま話。イタリアというかヴェネツィアに関する話が中心なのだが、佐々淳行による後書きいわく「大吟醸を作成した残り滓のように芳醇で、漬けても炙っても味わい深い」文章。「女流作家のエッセイ」というと、なんとなくステレオタイプな「オトコに物申す」「オトコにはオンナのことが分からない」的な生活臭漂う文章になりがちだが、この人からはそれがなく感じるのは、著者の言うとおり「書く対象への愛情」から来るのか、国際感覚から来るのか、取材の量から来るのか?どうなのだろうか。

  • 前回に引き続き、塩野氏のイタリア見聞録を読了した。
    塩野氏の書くイタリアは、ひとつひとつのお話しが、まるで景色が眼前に迫ってきているかのように鮮やかで、芳しく、立体的で、美しい。それでいて、時々ぷっと吹き出すような軽快さも備えており、ああー、この人はイタリアが本当に好きなのだなあとしみじみ思わされるものが、文章が節々に滲み出ている。
    ひとつのお話しを読む度に、キラキラしたドロップを舐めるような、そんな感覚で楽しめる、イタリアエッセイ集。
    深い知識と経験と、少しの好奇心。

  •  もう十五年以上も昔、夏休みにリュック一つでギリシャ一人旅をした。三週間かけてギリシャ国内だけをめぐる、学生ならではのおおらかな旅だったので、スパルタへも足を運ぶ機会を得たのだが。自分はスパルタ人だと名乗る将校が出てくる一篇で、その時のことを思い出した。スパルタへ向かう道のことや、辿り着いた時のこと。
     その一篇だけでなく、氏が自分が高所恐怖症を自覚した時の描写や、法王とすれ違った時のエピソード。もう、何もかもが上手い。まるで情景が目に浮かぶよう。本当に氏が楽しんで書いていたのが伝わってくる。
     ローマ人の物語は途中までしか読んでいないので、また是非最初から、今度は最後まで読み切りたいと思う。

  • 珍しくこんな本に手を出してみたんだけど、カタカナばっかりでチンプンカンプンである。死ぬまでには行ってみようと思うけど。

  • これほど頭がいいひとたちをわたしはしらない

  • ヴェネツィアに行ったときのことを思い出した。オスマン帝国のハレムの話が興味深かった。今度歴史絵巻三部作を読もうと思う。

  • イタリア大衆文化史に興味をもったがトルコのハレムはもっと気になった

  • イタリアを題材にしたエッセイ集…、と本書の概観を切り取るのは簡単だが、これほど芳醇な知識と感性が詰め込まれたものも、そうないのではないだろうか。

    著者の感性は、イタリアを中心に西欧諸国の今と昔に自由自在に飛び跳ね、ローマ法王とすれ違ったり娼婦と友達になったりしながら、ギリシア軍の将校にスパルタの男たちの痕跡を見、オデュッセウスの旅路を単なる朝帰りダメ亭主の言い訳に貶める説を吟味するのである。
    そして最後はレオナルド・ダ・ヴィンチへのラヴレター。

    構成においても「やられた!」と思う瞬間である。



    実は本書は再読。1995年5月23日に読み終えている。

  • 塩野さんの小説読んでみたいけど、ちょっと敷居が高そう・・・
    まずエッセイから読んでみようと思って読み始めた作品。

    ヴェネチアのゴンドラが黒一色のわけ、ハーレムの実態など、
    興味深い話が満載で、とっても勉強になった。

    1つ1つの話が短く、通勤時やちょっとした空き時間に読むのに最適じゃないかと思います。

  • 私の尊敬する人リストに塩野氏を追加。
    生の史料を読んで自分の解釈を加え、さらに一般向けの文章に落とし込める人って貴重なのではなかろうか。

  • メモ:ゴンドラの黒。スルタンのハーレム。ゲットーはヴェネツィア方言。オデュッッセイアは朝帰り夫の言い訳話。アルドの書物の文庫判とイタリックの発明。語学は必要に迫られることと慣れ。奴隷から皇后になったロシア女。スレイマン1世

  • 歴史、文化、宗教などなど幅広く、深く書かれてあって知識になる本だと思いました。
    読んでいて塩野七生さんの探究心が伝わってきます・

  • 塩野七生のエッセイ。オスマン・トルコ帝国のハレムの話。ハレムのフランス人女性。大帝スレイマンの寵妃、ハレムで唯一皇后になったロシア人女性。『オデュッセイア』に隠された真実。現代に生きるスパルタ人。

     2010年2月22日購入

     2010年8月20日読了

  •  塩野さんの視点、ってクールでカッコよくて、好きだ。とは言っても、最近はちょっと読まなくなってた。でも、このあいだ篠田真由美読んで、無性に読みたくなったのだ。イタリア繋がりなんでしょうか(笑)
     いつかは、ヴェネチアへ! 思いはつのるばかりである。

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