海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 5 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101181363

感想・レビュー・書評

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  • ヴェネチアの街が大好きだったので、読みましたが、あまり面白くなかったです。『ローマ人の物語』の最初を読んでいる時は、塩野さんは楽しげな文章を書くのがお上手だと思っていたのですが、同シリーズの後半、および他の数冊に関してはおもしろくなく、題材がいいのだという感想を残念ながら持ちました。ベネチア人も海の男なので、もう少し、冒険活劇の様に盛り上がりをもって書ける作品だと個人的には思うんですが。。。1つ感動する台詞がありました。ナポレオンに迫られて、立場の弱いベネチアの大使がそれでもはなった一言。「ヴェネチア市民である私は、ヴェネチア共和国元老院の命令にしか従いません」何よりも自由を尊ぶローマの最後の燃え残りの様だと思いました。

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