ローマ人の物語〈33〉迷走する帝国〈中〉 (新潮文庫 (し-12-83))
- 新潮社 (2008年8月28日発売)
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感想 : 62件
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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181837
感想・レビュー・書評
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瓦解の筋がよく分からんのですよ、ちょっと厳しい言葉で言えばダラダラした説明では。何か焦点が定まってないんですよね、少なくとも読み手からすると。
歴史家のように事実を整然と並べたうえで切り込んでいくわけでもなく、かと言って小説家ののように想像を巡らせてストーリーを紡ぐわけでもなく。
ローマの没落なんて結構面白そうな話と思うんですけどね、何でも落ち目の時には新興勢力との叩き合いが在る訳で、ローマも変わらんはずなんですけど、この作家の説明では没落への物語的転回という眼差しが感じられんのです。
ここまで来たので終わりまで何とかついていきたいのですが、遂にはっきり言いますがそんなに面白くなんですよねぇ。何でこのお方に多くのファンが付くのか、よく分からない、当方のとっての七不思議のひとつです。詳細をみるコメント0件をすべて表示