婚約のあとで (新潮文庫)

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著者 : 阿川佐和子
  • 新潮社 (2010年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101184548

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婚約のあとで (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 阿川さんの本はこれで3冊目かな。

    華やかでお嬢様育ちの波。姉とは対照的に物静かで芯の強い碧。
    売れっ子デザイナーの真理。専業主婦の優美。真理の秘書で、バツイチの凩。5歳で失明した宙。ぷくぷく体型の花。

    それぞれに個性豊かな7人の女たちがリンクしながら見せる人間模様。優等生に見えて案外わがままだったり、ちゃんと短所もあるところが皆憎めない。巻き込まれた当事者だったら「勘弁してよ、もう!」って怒るかもしれませんが。

    文太は気の毒だけど、この手の男性はそれも含めて碧みたいな女性を選ぶものだよねぇ。

  • 久々に小説を読んだら楽しかった。
    波ちゃんがキレイでお嬢様で仕事にも燃えてて、結構完璧な感じなんだけど、無神経さとか、女性にありがちなちょっとしたやらしさとかめんどくささを持ってるのがリアリティがあって入り込めた。
    ちょうど私も29歳、婚約は一応したけど結婚未定っていう冒頭の波ちゃんと同じ状況でびっくり。私もそのうち結婚やめるかもとか言うくらいの強さが欲しい。色々焦ってたけど、花さんも30代後半で流産経験済み子ども無しだし、登場人物が現代の風潮を反映してか晩婚なので私も焦らなくていいかもという気にさせられる。
    優美さんの浮気に対する反応とか、まさに私が言いそうな台詞すぎて面白かった。登場人物みんながあるある!な感じ。でも父親の友達と不倫はナイ。芸能人とかでは最近確かにあるけど・・・・
    波ちゃんと碧ちゃんの姉妹関係はうちにはない感じだなぁ。世の中の姉妹はあんな感じなんだろうか。

    阿川さんと福岡伸一氏の本で言及されていて読みたいリストに加えてたけど、今読んでよかった。ブクログは読みたいリストとしても便利だなぁ。

    小説たのしいな。もっと読もう。

  • 阿川佐和子がインタビュアーではなくて作家だと知ったのはyom yomでだったよな、最初の号かな?
    上手くてびっくりしたのだった。
    これも安心して買って読んで、安心して読み終える。

    あの頃、阿川佐和子が結婚するなんて思ってなかったなぁ。

  • 晴れて婚約したのに結婚をためらい始めた波。秘密の恋に大胆に身を任せてゆく碧。男性との関係を仕事のステップアップにつなげる真理。三世帯同居の中の専業主婦、優美。障害があるゆえに自立を求めて結婚に踏み切れない宙・・・・。姉妹、友人、仕事仲間としてリンクする七人。恋愛、結婚、仕事、家庭をめぐって揺れる彼女たちのそれぞれの心情と選択

  • 婚約のあとで心が揺れ動く波。そして波と関係する女たちの色々な事情。面白く飽きずに読めたけど、波自身に人間としての魅力を感じなかった。仕事も恋愛もそこそこで、落ち着くとこに落ち着いたなという感じ。後でわたしはこれで良かったの?と思いあぐねるタイプ?かな。

  • この人の作品初めて読みました

    なんかとってもお嬢様というか、
    いいとこの家の話って感じ
    上流社会を垣間見た気がします

    結局問題は解決していないように思うけど、
    実際みんなが幸せになるなんて難しい
    凩さんが幸せならそれでいいや

  • 女性が主人公の連作短編で、様々な立場の女性が登場しますが、特別に胸に残るような話はないかな。
    最初と最後の主人公である波さんの妹、碧さんが2話目の主人公で、その後、彼女がとんでもない行動に出て、その辺から面白くなってきて、最後、何かどんでん返しがあるのかと、気になって読み進めました。
    ☆は3に近い感じだけど、日常の些細なエピソードが阿川さんらしくて愉しかったので4つにしました。

  • 阿川佐和子さんの語り方が好きです。

    個人的には宙(そら)ちゃんの話が素敵だったかな。

    波のバリバリできるOLな姿も好きでした。見習いたい。

    阿川佐和子ワールドでした。

  • それぞれ立場も年齢も違う7人の女性の恋愛、人生を描いた短編集。どろどろしてしまいそうな展開もサラッと読めてしまうあたりは作者の個性をうかがわせる。仕事、家庭、結婚などをめぐり女性は揺れるが、いろんな選択があり幸せの形も人それぞれ。いわゆる普通に盛大な結婚式を挙げ、子供ができて…ということだけが幸せではないという語り口は、読んでいて気持ちいい。

  • 三年ぶりくらいに再読。
    七人の女性を描いた連作集です。
    阿川さんの文章は読みやすくてサクサク進めます。

    解説より。
    「人生は選択の連続。たとえ結婚したって、その後も何かを手にとり、何かを捨てていく行為はつづいていく。どの決断が正しい、なんて誰にも言えない。」

  • 2014.9.12再読

    2010.11.1読了。★4ツ
    女性が描く、女性の苦悩。
    とてもリアルで、共感。
    波のお父さんの言葉。
    「まちがったと気づいたら、来た道を引き返して、選び直せばいい」
    何か、沁みた。

  • さまざまなポジションの女性の恋愛模様が連作スタイルで描かれています。結婚ってなんだろうと考えさせられました。一番平凡かもしれないけど、花を応援したいなと思いました。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“文壇レシピ”で登場。
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/recipe/recipe12.php


    阿川佐和子さんの「婚約のあとで」に登場するビーフシチューを再現。
    鷹野のおばちゃまがつくる絶品のシチューをどうぞ召し上がれ。

    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • それぞれの登場人物の短所が明確に描かれていて、それが人間くささ・現実感を際立たせていると思います。花さんみたいに、大目に見ることのできるおおらかさがほしい。

  • 読みやすいけど、たぶん私は作者と合わないかも、と思った。

  • わりといい女の連作短編集。

    途中から阿川さんだってこと忘れてました。

  • おもしろい。
    「波」を中心に、登場人物が次々に重なりあって展開されるストーリー。
    女って怖いなって思うけど、読みおわると、女であることを楽しみたいと思える。
    さくさく読めました。

  • 登場人物が皆中流階級以上で、著者の世代がもろ反映されている。
    経済が悪化の一途を辿る現在から考えると、共感が難しいと感じる人もいるかもしれない。
    こちら80年代生まれとしては、暗算思考的な平和ボケしたところに懐かしさを覚えた。

    たまたまなのか、「最後の恋」の中の「海辺食堂の姉妹」でもそうだったように、こちらの作品でも性格の正反対の姉妹が登場する。

    明るく、社交的で周囲から愛される気質の姉。
    人見知り、引っ込み思案だけど、魔性の魅力のある妹。

    「阿川佐和子」という人間が知りたくて手にとってみた一冊だけど、TVで垣間見るボケと鋭い視点をたくみに使い分ける筆者からは想像できない位、随分と大人しい作品だなぁという印象。
    普通の人達が主役のありがちな恋愛を綴った内容。

    ただ、ユーモアがあり、明るいという点では筆者の特徴がよく出ている気がした。

  • 婚約した女性の家族&
    仕事の知り合いをを中心に
    話が進んでいく。
    ミジンコを観察する妹の失踪など
    さまざまなハプニングがあり、
    サクサク読める

  • テレビでよく見かける、阿川佐和子さんの作品。
    興味を持って、初めて読んだ。
    「波」を中心に関わる7人の女性が、恋愛、結婚、仕事に悩みながらも、自分で道を選択し、ちゃんと生きていこうとする前向きな物語。
    特に、第7章の「花」の性格の描写は軽やかで、面白かった。

  • 阿川さんを初めて手に取る。テレビで垣間見るボケといての、散弾銃みたいな鋭い視点に期待するが。

    文中にフランソワーズサガンが引用された瞬間に、やってしまった感が流れ出す。。。


    主人公は波である。婚約した後に関わる人々が、オムニバス形式で物語られます。ここの当たりは、サガンだと風景で終わってしまう登場人物だが、面白い試みと感じた。

    しかし、イマイチ波の人生に大きく風を吹かせた様には思えず、各章が単独の物語で終わってしまう。

    最後は波の結婚式でオールスターズとして登場人物が再登場するが。。。上手い事まとめたケド。。。決して巧でない。。。強引過ぎる前向き読了じゃない?

    やっぱり最後までサガンを拭い去れない読了感。小説としての創造性やプロット面より、作者の爽やかなまでの作風としてのプライドが勝利している。


    やはり少しズレた自己中な優実の義母の様な存在感が、全体に欲しかったです。

  • 阿川さんらしく、ほのぼのとして、スカッとした読後感。
    登場人物が、それぞれ現実的で魅力的。
    ふふふ、と笑えるところあり、しんみりと共感するところあり。

  • 2011.2.27購入、2011.3.11読破。

  • 中々面白い。
    1冊の本で様々な女性の恋愛に対する考え方が語られているのでどれかしら自分が共感できるものがあるはず。
    もう少し大人になったらまた感じ方も違うのかもしれない。
    ちょっと砕けた文体なのが読みやすい。

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