ビッチマグネット (新潮文庫 ま 29-7)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101186375

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んだ中で1番くらい、
    時の進みが速い小説だった。

    喋りが達者なのがめちゃくちゃ特徴的。

    人に勧められた、自分では選ばない本。
    かなり新しい体験でした。

  • この作者、初めて読む。
    前半、香緒里と友徳の姉弟のじゃれた感じの会話や関係が延々と語られ、ふ~ん、何これ?という感じもしながら、確かにその日常のネジの緩さ加減が程良く醸し出された表現だわなぁとも思いつつ読み進む。
    しかし、中盤、塩中さんから友徳のトラブルのことを聞き、香緒里が壊れていく辺りから、それまでも出ていた倫理や道徳についての小難しい裏の裏の裏の裏を問うような自問が噴出して、残念、私には理解不能になっちゃった。
    何とか読み終えたけど、“男の子を操る自己中心少女から弟を救わなきゃ!!”という帯にも違和感あるし、ころころ変わる様相について行けず、物語にも惹かれるものがなかったです。

著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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