- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101187129
感想・レビュー・書評
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すべてが終わったあとにようやく物事は語りだされる。
何故なら物語には始まりと終わりがあるからで、
終わらなければ語られない。
ゆえにここでは死者の物語しかない。
生者はまだ語るための終わりを迎えていないのだと。
そうして、無限カノンはここに来て豊かなどん詰まりを迎える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
無限カノン3部作の最終刊。
うーん、いままでの1,2部作が好き過ぎた分、語り口が変わってしまったのに馴染めず。内容も起伏に乏しい。ラストも暗示的すぎてここまで読み進めた分に相当するカタルシスが感じられなかったかなー。 -
本の舞台にここまでマッチする場所ってあるのか(ないだろう、みたいな。)
ほんとに。ほんとにエトロフじゃないといけなかったんだろうなぁ。
住んでるのか死んでるのか、いや繰り返しているのか、それこそ無限ループ。
私は一生都会に生きたい。
そして3部作通して。
遺伝てこえー。 -
無限カノン3だけど、これだけ別モノとしても読めるな。エトロフはまさにグレーのイメージそこに、細い細ーい希望がある、のかな?何があってここに来たか、とかこのさきどうなる とか は付け足しか?
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「無限カノン」シリーズの第三作にて完結編。もはや悟りの境地。