本を読む女 (新潮文庫)

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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101191126

感想・レビュー・書評

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  • 自らの意志で人生を選びたいなぁと漠然と思っているだけで、母親の言いなりになって、もしくは時代に翻弄されて、生きていかねばならないという女の話。林真理子さんの実の母がモデルらしいが、この内容をどう読めばよいのか僕にはわからなかった。

  • 作者の母がモデルだなんて・・・びっくりした。かなり面白かった。林真理子の小説が好きになったきっかけとなった。

  • まぁまぁおもしろかった。たくさん本を読む方にはその中の1冊としてお薦めするが、特にインパクトの強いストーリーというわけではないので「こういう時に読んで下さい!」と言えない。しかし、ストーリーの主人公は著者のお母さんがモデルだという事で興味深いものではあった。時代や人生の勉強にもなる。戦時に生きた1人の女性。平凡に生きようとする彼女に次々と降りかかってくる現実の厳しさには、私達の知らない日本の姿を垣間見る事が出来る。時代と情勢が違い過ぎるので、そのまま当時と現代と比較するわけにはいかないが、好きな本に投げかける主人公万亀の人生観や結婚観には私達にも訴えかけてくるものが十分にある。チャプターごとのタイトルがすべて、当時の万亀に何らかの形で影響を与えた著書のタイトルがそのまま用いられているところがオシャレ☆

  • 林真理子ファンとして、最もオススメの本。エッセイの面白さとは一味違った林真理子の小説の醍醐味を!林さんのお母様がモデルの主人公がいきいきと描かれている傑作!!

  • 時代の波に翻弄されるも自分人生を生き抜いた少女、万亀。同じ本を読む女として憧れる女性。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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