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みんなの感想・レビュー・書評
女流作家になるという幸福はあったけど、他は離婚とか戦争とか麻薬中毒とか辛い事が多くて、波瀾万丈で浮き沈みの激しい人生より、平凡な人生の方がいいって思ってしまいました。
全部フィクションの話なら○○の時に××しておけばよかったのに…とか感想が言えるのですが、実在した人物の話だと事実として受け止めるしかないから辛いです。
えーと、眞杉静枝という女流作家が主人公です。 この人は実在したんですか? え、したって? あらそう。まったく存じ上げておりませんでしたわ。 時は作家がいまでゆう芸能人のごとく、もてはやされてる時代でした。 そんな時代に台湾に産まれ、見合をさせられ、結婚して 日本へいき その美貌で武者小路実篤の愛人になり 若い作家と同棲し 中山義秀と結婚し、離婚し…。 当時で... 続きを読む »
眞杉静枝・・・・女流作家、らしいんだけど誰?って感じ。 宇野千代、平林たい子、林芙美子・・同世代の作家で活躍してる人は何人かわかるけど、 彼女の名前は初めて知った。 それもそのはず、たいした作品を残してないのだもの。 今でいうスキャンダル女優みたいなもの? たいした仕事をしてるわけでもないのに、当時の人たちにはなぜか名前をよく知られている。 でも時が経てば、自然と忘れられていく有名人。... 続きを読む »
『胡桃の家』『幸福御礼』『みんなの秘密』につづき、この『女文士』は「衝撃を受けた林真理子作品」のひとつになりました。
「もっと幸せになりたい。もっと認められたい。もっともっと、愛されたい。男を、結婚を、名声を、執拗に求め続けた女、真杉静江。最初の結婚からは自ら逃げ出した。愛人・武者小路実篤はついに応えてくれなかった。若い恋人・中村地平は逃げ、夫となった中山義秀も最後には背を向けた。死の間際まで艶聞にまみれたスキャンダラスな女流作家。」背表紙より抜粋。
彼女の生きた時代のにおい、彼女自身のにおいが漂ってくるような作品。
台湾で育ち横暴な夫から逃れて大阪で新聞記者になり、武者小路実篤の愛人となって女流作家の仲間入り。若い恋人を経て中山義秀の妻となるが破綻。昭和初期の文壇の艶聞を一身に集めた眞杉静枝がヒロイン。書けないことの苦悩と認められないことの苛立ち、いつかは長編をものにする有名になるといいながら借金だらけの放蕩生活。編集者が著者に「女流作家なら眞杉静枝を書け・・」との言葉に奮起され描ききった女流作家の生涯は、著者の筆力を堪能できる。実篤と静枝の隠れ家にカメラマンが押し寄せる場面は、その当時も今と変わらぬ取材状景を思わせて失笑。当時の文壇の様子が垣間見える小説でもある。著者の醜聞好き好奇心は時代を超えて縦横無尽。
昭和初期の文壇の様子がイマイチ分かっていないので、どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのかが分からなかった。個人的には静枝のような女は好きではないが、戦争が彼女の人生を変えたとも言えるかもしれない。他人の目を気にしないで、信念にのっとって生きていけるのは幸せなのか、どうか。【2006年11月17日読了】
林さんのエッセイは面白いけど、小説は驚く!!面白くてゾッとするッ!!コレは学校の便覧で登場する文士の名前を探しながら読み2・・・。決して静枝に同情はせんけどもな(好かんタイプ)〜〜〜モヤ2・・・。気持ちが納まらんので、今年の読書感想文にしよう・・・。
決して共感は持てない、やりきれなさすら感じた。林さんが持つ独特の感性で書かれる誰でも持っているだろう一面を見た気がした。
文才も美貌も持った真杉静枝。ひたすら愛を求める姿には辟易する反面、プライドもなく愛に縋る姿にはどこか憎めない部分がある。自分もそうなのかもしれないな。もちろん、歴史小説として内容が濃く読み応えあり。






