灼恋 (新潮文庫)

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著者 : 諸田玲子
  • 新潮社 (2008年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (521ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101194271

灼恋 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評



  • 綱吉のお手つきで綱吉の子を産みながら、柳沢吉保の側室となる女性、染子の話。
    染子、容姿と聡明さで男を惑わせていく。のに、賢くない。おバカさんなのか、君は…!でも綱吉とのしがらみを断つための咄嵯の行動はあっぱれ。女の情念?むぅ。 柳沢吉保はあんまりいいイメージなかったけど、六義園がそんな場所だったとはね。

  • 将軍綱吉とその側近保明との三角関係に翻弄される女性染子。生き方を制限されながらも、その中で意志を持って生きた女性の生涯。
    予想以上に面白かった!

  • 朝廷の威光を取り戻す一助となるため、京都から江戸の綱豊のもとへ嫁ぐ近衛煕子の侍女として送り込まれた染子。やがて大奥に入り将軍綱吉に愛され、その子を身ごもるが…。
    ドラマ「大奥」の印象があまりにも強すぎて、あちらを知ってから読むと「あらら?話が違うぞ」と思ってしまう。人物造詣(特に柳沢吉保)も展開も。しかしあれはあれ、これはこれで割り切って読めば染子と吉保、綱吉の奇異な関係に引き込まれる。にしても、もうちょっとかしこくなれよ!と染子に切り込みたくなるのは、無粋な読み方だろうか…。

  • 「吾輩は猫である」を読んだ直後だったので、読みやすい読みやすい(笑)

    よしながふみさんの男女逆転の「大奥」を読んでいるのですが、綱吉バックグラウンドを同じように組み立ててあったので、想像しやすかったです。

  • 柳沢吉保(保明)の側室・飯塚染子が徳川綱吉の愛妾であったという俗説を元にした小説。
    零落した公家の姫で京の文化や教養を愛した染子は、朝廷の権威を取り戻そうとする公家達の意向を受けて江戸に下る。母代わりとも言える常磐井(右衛門佐)の要請で大奥へ上がると、将軍綱吉の寵を受け懐妊。綱吉の母・桂昌院の一派から危害を加えられることを避けるため、大奥を去ることとなる。
    綱吉の忠臣・柳沢保明の屋敷へ身を寄せた染子はやがて保明への激しい想いを胸に秘めるが、身体は綱吉に愛され将軍の胤を懐妊し続ける。将軍家との断ち切れない絆に苦しみもがく染子が、恋の焔から自由になるために選んだ道とは。

  • 綱吉に対する印象がだいぶかわりました。いや、、これは完全にフィクションなんですけども。
    歴史や政治は男の作り上げたもの。その中であえぐように生きる女たち。たとえ全てを牛耳っているのが女だとしても、その人はどこまでも不幸に見える。
    読みふけったものの、…つらい。

  • 「明治天皇」を読んでいる途中に、さすがに長くて厭きてきたので久々の時代小説に逃避。

    将軍綱吉に見初められた染子、側近柳沢吉保との三つ巴の恋愛小説。

    ずいぶん前に見たNHK大河ドラマ「元禄繚乱」を思い出し、
    染子は鈴木保奈美、柳沢吉保は村上弘明、吉保の妻は篠原涼子をついつい頭に浮かべて読んでしまいました。

    諸田さんの時代小説はどれもおもしろいですね、
    また機会があれば読んでみたい作家さんです。

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