黒船秘恋 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101194295

感想・レビュー・書評

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  • なんか似たような話を読んだことある気がする、けど読了リストにないしなぁと訝しながらも最後まで読んでしまった…「紅の袖」の改題だってよー。先に言ってよぉ。が、最後まで読めて満足。このドキドキ感、やっぱりこの作家さんならではだわ。この手の主人公書かせたら抜群にいいね。みお、もいい味だしてたわ。

  • なぜか色っぽい。

    とっても面白かったです。

    ありがとうございます。

    (H25.5 図)

  • ちょっと暗いなぁ。頭の中に浮かぶイメージがだいたいグレーな感じ。みおの嫌な感じがもっと出てもよかったかなぁ?時々出かけて何してたかの内容がわかるともうちょっとハラハラしたかも。

  • 黒船来航で騒然とする江戸。迎撃用の御台場が作られ、沙代の夫杢右衛門はその守備にあたるため下屋敷に詰めていた。やがて夫を追って沙代も江戸へ出るが、下女に雇い入れたみおと、幼馴染で杢右衛門の親友である彦三郎とに家と沙代の心の中はかき回されることに…。
    主人である沙代に対しても慇懃無礼な態度のみおと、たじたじの沙代とにイライラしつつも、そのみおの謎めいた行動に引きつけられた。ただし真相は意外に他愛ないというかそんなことか、と私などはやや拍子抜けしてしまった。
    むしろラスト近くで露になる杢右衛門の正体が粋な感じで痛快だった。

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著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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