来春まで お鳥見女房 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101194356

作品紹介・あらすじ

将軍の鷹狩りの下準備を担うお鳥見役の矢島家。あるじの伴之助と妻・珠世の周りには嬉しい知らせが続いていた。次女の初産、嫁の懐妊、幼い頃から親しくしてきた石塚家長女の結婚――。幾多の苦難と辛い別れを乗り越え、やっと訪れた穏やかな日々。だが「来る者は拒まず」が信条の珠世のもとには、またも次々と難題が降りかかり……。新しい命が絆を強める、大好評シリーズ第七弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第七弾。

    心温まる読後感が魅力の、“お鳥見”シリーズ。
    今回は、藤助の過去が明らかに・・。彼が珠世達の元に戻ってくることを祈りつつ、次巻が出るのを楽しみに待ちます。

  • 珠世さん、すっかりキャラ変??
    親切の押し売りに少しゲンナリ。

    うーん。。

    相手を心から大切に思う、優しさに溢れた言葉遣い、今その瞬間、自分がそこに立って同じ景色を眺めているような感覚を味わわせてくれる瑞々しい自然描写がこのシリーズの魅力だと思っていたのだけれど。

    物語を引き締める香辛料的な存在のはずの登美さんの出番が多すぎ。次左衛門殿の立ち位置もこれでは気の毒。

    それぞれの夫婦や子供たちの今後の行く末を楽しみにしていただけに残念。

  • 母を奪った償いに、自分のいちばん大切なものを贈ったのだ。

  • いきなり八巻でも関係わかって良かった。それにしても昔は仕事探すの大変そう(・・;)

  • お鳥見役小島家を支えるのは母珠世。来るもの拒まずで色々な苦難をも受け入れて前向きに生きている。そして息子娘も巣立ち古くからの知り合いたちにも変化が。読んでいて心温かくなるシリーズです。

  • 157

  • 毎度毎度、癒されます。

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著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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