智恵子抄 (新潮文庫)

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著者 : 高村光太郎
  • 新潮社 (2003年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101196022

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智恵子抄 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 私の1番好きな本です。
    高村光太郎が妻・智恵子を思って書いた詩集。
    出会ってから亡くなってしまっても。
    有名な詩ですが「あどけない話」が好き。
     智恵子は東京に空が無いといふ、
     ほんとの空が見たいといふ。

    智恵子のように純粋になりたい。。。

  • チープなラブソングが交差点に吹きだまるこのご時世。恋なんて愛なんてそんなもんだと思ってましたが、どうやらそうでもないらしい。この詩が教えてくれました。誰かを愛したくなる詩です。

  • 彫刻家である高村光太郎の妻智恵子への深い愛とやがて精神が蝕まれる智恵子への深い哀愁の念が全編にわたり貫かれている美しき魂の遍歴。悲しき現実と智恵子の妻として人しての美しさがひしひしと伝わってくる。人を愛することがここまで稲妻のように強い思いの楔を人に打ち込むのか。

  • 妻への深い愛情を感じた。人はこんなにも愛し合うことができるものなんだなあ。

  • 著者の死んだ妻智恵子について描かれた詩集です。著者の妻に対する愛とやさしさを感じると共に、死んでもなお夫に愛される幸せを感じました。

    九州大学
    ニックネーム:川島太一郎

  • たまにこれを読まないと心が曇るのですよ

  • 智恵子さんへの愛の詩集です。切抜絵を拝見しながらページを進めるとよいです。 ぱぴい

  • 写真の前に挿した桜の花かげに
    すずしく光るレモンを今日も置かう
    「レモン哀歌」

    元素智恵子は今でもなほ
    わたくしの肉に居てわたくしに笑ふ。
    「元素智恵子」

    高村光太郎の愛情溢れる詩の数々。智恵子の臨終の瞬間を描いた「レモン哀歌」も素敵ですが、死別してから十年以上経ってから書かれた「元素智恵子」はすごいです。光太郎の永遠に変わらぬ愛に心打たれるとともに、あまりの気持ちの強さにちょっと引きもしました。なんだかお話しみたいです…

    その壮絶さに反して、語る調子はあくまで冷静かつ美しく、精神力のある人だなと感心しながら読んで居ただけに、草野心平の回想は刺さりました。
    「ね、君、僕はどうすればいいの、智恵子が死んだらどうすればいいの?」
    とは…悲痛というよりない。

    ところで、Wikipediaによれば智恵子の命日はレモン忌と呼ばれるそう。梶井基次郎も檸檬忌なんですが、漢字かカタカナかで区別するんでしょうか。
    それに梶井基次郎もそうでしたが、やはりレモンはそっと置くもののようですね。そのまま食べることは少ないですが、不思議な魅力のある果物です。

  • 高校時代に購入。
    模試で「レモン哀歌」に衝撃的に出会い、試験中にも関わらず涙が止まらず、試験にならなかったという…

  • 詩は高村光太郎詩集で読んだものが多かったけど、「智恵子の半生」(高村光太郎)と、「悲しみは光と化す」(草野心平)を読んで衝撃を受けた。特に光太郎さんが草野さんのところに急に来て「智恵子が死んだら僕はどうすればいいの?」って手を握りながら言った話は壮絶。

  • 特に後ろの方の短めなのがよかった~~~!!!

  • いい詩がたくさんあり、心打たれた

  • 智恵子抄は高村光太郎の作品の中でも淡々と描かれているものが多い。
    自然の描写の多さや美しさを全面に表したもの、それこそが高村光太郎から智恵子への愛であり、智恵子へのすべての感情なのではないか。
    一見するだけではわからないような、深みのある言葉の連なりから高村光太郎の本当の気持ちを推測することはとても面白いと思う。
    詩だからこそ美しい言葉を重ね、その中にたくさんの感情を詰めることが出来るということを体現しているような本だ。

  • 小学生の頃読みました。
    母に「山のあなたの空遠く」は智恵子抄だと言われ、読んでみたのですが、全くの嘘でした(笑)安達太良山と間違えたのか…?

    でも、それでレモン哀歌に出会いました。
    哀しく明るい詩たち。

  • 『智恵子抄』は、文字通り細君の高村智恵子に対する愛情を高らかに謳ふ一冊。智恵子の死までに書き溜めた詩や散文を一堂に集めたものであります。
    智恵子は、光太郎と結婚後、現在でいふ統合失調症を患ひ、療養するも好転の兆しを見せることなく、息を引き取るのでした。最愛の人を亡くした光太郎も、しばらくは何も手に着かず、病人同様だつたらしい。本書所収「智恵子の半生」にも、その時の心境が実に正直に綴られてゐます。時には恥かしくなるほどに。

    本音を言ひますと、中学生時に教科書で読んだ時は、それほど心に届かなかつたのでした。当然ですな。恋愛といふものを知らぬ餓鬼が読んでも、精精表面上の意味をなぞるくらゐのもの。
    しかしかういふものは、わたくしのやうな莫迦でも、夫れなりの経験を積めば十二分に鑑賞できるのであります。事実、大人になつて再読した際には、涙なしには読めなかつたことを白状しておきませう。

    本来なら、こんな詩集は邪道かも知れません。いはば惚気話を読者に読ませる訳ですからな。しかし、死後60年を経ても衰へぬ人気を鑑みれば、光太郎智恵子の二人だけの狭い世界の作品ではないといふことでせう。読者は、「光太郎は俺のことだ!」と自らに重ね合はせ、慰め、心を満たしてゐるのではありますまいか。

    あへて「若い人」にではなく、人生経験をある程度積んだ人に、もう一度読み直してはどうでせうかと、お薦めするものであります。わたくしのやうに、涙するかもしれません。

    http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-623.html

  • 一人の女性に対して詩という形でその愛情を表現すること自体はありふれている。しかし、生涯を通して、一人の女性にその愛情を傾注し、表現し続けることは確かに稀有である。正直、自分の愚鈍な感受性と、乏しい想像力では詩の世界観は全く理解出来なかった。ただ、高村光太郎という一人の人間の、智恵子という女性に対する愛情の大きさが計り知れないものであったことは伝わってくる。しかし、その深さまでは見極められない。精神病の悪化に沿って変遷していく作風は、一人の人間のドラマを見ているようで面白かった。しかもそのドラマが、近しい第三者のレンズを通したものであることがより面白くしている。

  • 単純明快な「愛してる」「好き」を連呼するJ-POPやドラマ、英語的でシンプルな"love"の語感に慣れた私には、そんな言葉をひとつも使わずにいっぱいに愛を表現する詩の集まりが新鮮で、それでいてしっくり来る気がする。

  • 初めて読んだ時には、うわわわわ!!!ってなった。
    でもその後、智恵子のお見舞いに全然行かなかった話を違う本で読んだりしたら、なんだかまた違う印象に…。

  • こころを病む妻への純粋な愛にこころを打たれます。

  • 詩で感動したのははじめて

  • 大好きな一冊

    愛にうっとりする

  • めっちゃ好きやんひゅーひゅー!ってなる。

  • 高校生くらいの頃かなあ。

  • 最近の読書は音読でしますが、この本を読み始めてしばらく、これはごくプライベートな恋文を読み上げているような悪趣味な気がして、途中から黙読に切り替えました。その言葉ひとつひとつの意味を想像すると艶めかしい程激しい恋情。時系列に並べられた詩は結婚後も老いても、まるで恋人同士のよう。ましてや発病後も変わることはないようでした。愛のために生きる、その為の動作全て詩人が言葉にすると神聖なものになります。本来はそうなのだと、誰もがわかっていてもこんな風に言葉にできるのは詩人だけですね。

  • 純粋で壮絶な愛情表現。背景にあれこれ思いを巡らせてしまうけど、ここは潔く美しいと思う感情に身を任せたい。美しいと感じることに罪悪感はきっといらない。
    以前に読んだときは、その重さに圧倒され。。歳を重ねて少し変わったかな。5年ぶりに智恵子抄を読んで。

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智恵子抄 (新潮文庫)の作品紹介

附録: 悲しみは光と化す (草野心平著 147-163p)

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