萩原朔太郎詩集 (新潮文庫)

著者 :
制作 : 河上 徹太郎 
  • 新潮社
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101197012

感想・レビュー・書評

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  • 詩は難しい
    それは萩原氏本人も言っていることだが、その時々の感情をその人の匂いをもたせて文章の中に落とし込んでいくからだ
    非常に抽象的で難解な芸術
    これは一種のシュールレアリスムなのだろう
    だからこそ、ボヤけた映像の中に美しさをハッキリと見出すこともできるのだろうけど

    抽象的ではあるが、受け取り方は読み手によって千差万別
    はたまた、読み手の中でもその時々で意味が変わっていくから面白い
    詩は生きている

  • 「山に登る」「見知らぬ犬」が、いま読んでもよい詩と思う。群馬のお客様とのお取引をきっかけに、群馬の方のメンタルを知りたくて再読。過去に自分が何を考えていたか思い出すとともに、今の自分を奮い立たせてくれる。時間の流れを感じることができた。

  • やけに収録されてる詩が少ないなと思ったら、裏表紙みて理解。これ、それぞれの詩集から代表的なのを抜いてきた、選り抜き集って事なのですね。これを入門編として気に入ったら、それぞれのちゃんとした作品集を読みましょう、と。

    初期の作品たちはどれも脳内でイメージが浮かぶ、視覚的な所が好きですね。しかもちょっと不思議な風景になりそうな、色味は蒼色~黒色 って感じの。

  • 「月に吠える」目当て

  • 「死なない蛸」が大好き。

  • どうしてこんなにおどろおどろしく、それでいて清潔に美しいのか。

著者プロフィール

萩原朔太郎
1886(明治19)年11月1日群馬県前橋市生まれ。父は開業医。旧制前橋中学時代より短歌で活躍。旧制第五、第六高等学校いずれも中退。上京し慶応大学予科に入学するが半年で退学。マンドリン、ギターを愛好し音楽家を志ざす。挫折し前橋に帰郷した1913年、北原白秋主宰の詩歌誌『朱欒』で詩壇デビュー。同誌の新進詩人・室生犀星と生涯にわたる親交を結ぶ。山村暮鳥を加え人魚詩社を結成、機関誌『卓上噴水』を発行。1916年、犀星と詩誌『感情』を創刊。1917年第1詩集『月に吠える』を刊行し、詩壇における地位を確立する。1925年上京し、東京に定住。詩作のみならずアフォリズム、詩論、古典詩歌論、エッセイ、文明評論、小説など多方面で活躍し、詩人批評家の先駆者となった。1942年5月11日没。

「2022年 『詩人はすべて宿命である』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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